劇場公開日 2024年10月4日

シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価

全687件中、241~260件目を表示

5.0残酷な世界で目覚める本能

2024年10月13日
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鑑賞方法:映画館

まさかシビルウォーがA24スタジオの作品だったとは
エンタメ系アクション映画だと思い込んでいたけど、最初にA24のクレジットが出てきて驚いた

常に日常に潜む隣り合わせの恐怖をえぐってくるA24が切り込んだアメリカが抱える不穏な未来

ただのアクション映画を越えた恐ろしい映画だった

このまま行けばアメリカにいつか訪れる可能性があるだろう恐ろしい未来
トランプが選挙に勝つため使った戦略が生み出した国の分断

ホワイトハウスが襲撃されたあの日
長い年月を費やし培われてきたアメリカの民主主義がいとも簡単に崩壊する様を眺めた人々が感じた危機感を見事な映画に昇華させたA24の手腕

お仕着せがましさや説教くささなど微塵も感じない、ただ純粋な恐怖

戦場カメラマンに憧れ、自分も戦場カメラマンになる夢を抱いた少女
そして戦場カメラマンとして日々を生き、精神が麻痺してしまったカメラマン達

戦いに随行する少女が成長して、むき出しの本能を研ぎ澄ましたカメラマンとして生まれ変わりゆく様を通して悪政がもたらす恐ろしさを痛感する

かれらの旅路に現れる様々な人々

混乱に乗じて己のルールで平気で人を殺す人達

平和という幻想に包まれて、すぐ隣で起きている悲惨な現実を見ないふりをして関わらず生きる人達

全てはフィクションだけど全て現実に潜んでいる

政治への無関心な日本に訪れる未来は?
そんな日本映画を観てみたい

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TRINITY

4.0ハードなシナリオ

2024年10月13日
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理念の先にもし分断が加速したら。
SFテイストな、僕らのちょい先に有るかも知れない物語なんだけど、少女の成長物語としての一面も描かれる。
未熟を乗り越え人としてアップデートするのが成長なんだけど、本作は報道と言う少し特殊な世界のルールな訳ですよ。
ラスト少女の目の前で大変な事が起き、普通なら取り乱し、とても耐えられないような事態に落ち入るんだけど彼女はラスト、静かに客観としてシャッター切るんだよね。
アレを非人道的、心の無い行為と捉えちゃう人も居るでしょうけどアレが報道なんだよな。
世界に事実を伝えると言う仕事は客観で在らねばならない、ただ現実のみを淡々と嘘無く伝え、主観とメッセージを乗せないのが正しい報道なんですよ。
世界に有る事実が応援協力すべき事なのか?否定すべき許せない事なのかの判断は見た側がすれば良い。
だってそこに伝える側の主観主張乗せるのは思想コントロールになっちゃうじゃん。
それはルール違反だよと僕達が戦争の歴史で学んだ事じゃん。
だから報道は時に個人を捨ててでも客観を獲得しなきゃいけないんだよな。
そこを主観と感情、思想で進んだのがそもそものこの戦争なんじゃん。
それを静かに決断、成長と描く少し残酷にもハードで強いシナリオだったな。

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永田製麺

3.5半端ない緊迫感

2024年10月13日
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こころ

4.0「PRESS」の意義と欺瞞

2024年10月13日
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すごい映画でした。

まず、状況がよく分からない。
内戦でアメリカが二分し、非正規軍がワシントンに攻め入ろうとしているって辺りから始まるんだけど、何のことで揉めてるのか、双方の言い分はどうなっているのかなど、詳細が説明されないから、観客としてどっちに肩入れして観ていくべきかの判断基準が示されない。

でも、例えばイスラム教国家の内戦を描いた映画を観る時「どちらに理があるか」なんて関係なく、純粋に人間同士が殺し合うことの不毛さを感じるのに、舞台が多少見知ったアメリカになると、起こっている地獄は同じなのに、日本人の我々でさえ「正義と悪」を探してしまう。

本作では、その辺りの背景が描かれない分、ちゃんとその地獄を感じられるつくりになっている。

特に私が強く感じたのは「報道」という立場について。
もちろん、命の危険を冒してこういう事実を伝えるという人々がいてこそ、我々は世界中で起きていることを知り、考えることができる。
それはわかるのだが、報道記者、カメラマンという存在があくまで「仕事」である以上、そこには会社や記者同士の、収益や栄誉に関する競争から逃れることはできない。
記者の目的である「伝える」という大前提から逸脱し、「スクープを独り占めしたい」「過激な写真を撮りたい」という欲望が一種性的なエクスタシーにも似た喜びに置き換わったとき、それは「報道」と呼べるのか。

建前上、「PRESS」は戦場でも中立の証人として攻撃の対象から除外される。

報道が、憲法でも保証された表現の自由のひとつの形態である一方で、大きな欺瞞と隣り合わせになっている怖さも感じずにはいられなかった。

エンドロールで、現像されるように徐々に現れる写真。
これの意味するのは「地獄」以外にない。

戦場に赴く中で、ジャーナリストという仕事に辟易としていくリーと、逆に取り込まれていくジェシーの対照的な姿も印象に残る。
(ジェシーも良かったね)

あと、あえて内戦を無視して通常の生活を続ける地域。ああいうものの存在を示すことで、グッとリアリティが増す。

いや、もちろんあの赤いサングラスのイカれ兵士のクダリも刺さったけど。
で、このジェシー・プレモンス恒例の「マット・デイモンと見間違える件」ってのもあるんだけど、調べたらキルスティン・ダンストのパートナーなのね。

とにかくずっとピリピリしてて、気が抜けない、ホラーみたいな映画でした。

【追伸】
朝イチの劇場はお客さんも数名という感じでしたが、映画ラスト、ホワイトハウスでの「あの」シーンで、(無音演出の中)ずっと携帯で誰かと話してた年寄りを、私は一生許さない。
絶対に許さない。

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キレンジャー

3.0中盤から徐々に恐ろしさにアクセルがかかってくる

2024年10月13日
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怖い

単純

興奮

序盤は登場人物やシーンの少なさからスケール感がなく退屈に感じ、あくびが出た。中盤から徐々に恐さからの緊張感にアクセルがかかっていった。
恐さとは価値観の違いからくる力こそが正義、共存不可の世界であり、それこそが戦争なのだと改めて考えさせられた。
ちなみに約7分の出演だった赤いサングラスの男が「憐れみの3章」に出演していたジェシー・プレモンスでキルスティン・ダンストの夫だと観終わってから知った。

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ron

5.0戦争は残虐

2024年10月13日
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悲しい

怖い

戦争映画という事のみで、あらすじも知らずにIMAXで鑑賞。
残酷なシーンが多く、目を覆いたくなる様な場面も多い。
戦争により?人間に対する命の大切さなどの感覚がめちゃくちゃになる。
見終わった後に、自分がとても幸せな世界で生きられてる事に感謝しかなかった。

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noricoco

4.5起こりうる未来

2024年10月13日
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悲しい

怖い

知的

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しゅんしゅん

4.0分断の末に起こり得る未来

2024年10月13日
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あるぱか

4.0思ってたのと違うけど面白かった

2024年10月13日
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怖い

なぜ内戦が起きたかとかそれによってどうアメリカが変化してくのかという映画かと思ってたけどそうでなかった。既に変わり果てた内戦中のアメリカになっていた。でも見応えは充分あった!

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グレート遠州

3.5スケールが大きい様で小さい・・・

2024年10月13日
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始まりが少し安っぽい感じだったのは置いといて
一部で実物の戦車やヘリが出てくるシーンは圧巻
お話としてはプレスの成長の物語ですが、プレスがこれ程のものとは!
これは映画の世界だけでなく現実でも同じであれば凄い!
戦士がプレスに敬意を払うのも分かる
でも、終わりはもう少しかっこよくして欲しかった

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シネパラ

4.0生温い映画ではないので注意。

2024年10月13日
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悲しい

怖い

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Rei

4.0思ったのと違った

2024年10月13日
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怖い

興奮

萌える

娯楽アクション映画かと思って観に行ったら、緊張感の強いられる映画でした。

準主役の女優は全く知らない方でしたが、今まだ上映しているエイリアンにも出ているというので、そちらも観に行くことにします。

2箇所で観てみた結果、
丸ピカのドルシネより、立川極音の方が迫力はありました。
場内で銃撃戦が起こっているみたいなの。

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純情アメジスト

3.5分断

2024年10月13日
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この作品の舞台のアメリカが、なぜそこまで分断してしまったのか。詳しい説明はないのでわからない。
だけど、分断を前提に作品は作られていて、なぜか違和感を感じながらも、観ることができてしまう…。そこに怖さを感じる。

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哲也

4.5分断された内戦の米国の中で描かれるジャーナリストの成長を描いたロードムービー

2024年10月13日
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怖い

興奮

知的

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モルチール

4.0緊張感

2024年10月13日
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アメリカで内戦が起きたら?
なんか政治的な話かと思ったが、そうではなかった。
でもすごく緊張感があっておもしろかった。

政治的な背景なしに、アメリカ人一人ひとりがどういう行動を取るかって話です。
日本が内戦になってもこうはならないだろうなぁ・・・

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かず

3.0日本人向けではない

2024年10月13日
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アメリカでは大ヒット!
吹替版があればよかったな
カメラ撮影が好きな私は結構楽しめたかな
楽しい作品ではないですよ…
綺麗に撮影されていると感じました

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883HT

4.0戦争の理不尽さを描いた良作

2024年10月13日
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平成モンド兄弟

4.5アベンジャーズは最後まで登場しなかったけど、続編から?

2024年10月13日
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楽しい

興奮

萌える

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himm

1.0アメリカが内戦状態になった理由が全く判らなかった

2024年10月13日
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悲しい

怖い

難しい

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mizuha

5.0見ごたえ満点の圧倒的な面白さ! 分断された巨大国家の終焉を描く、ド迫力のサスペンス・アクション巨編!!

2024年10月12日
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内戦中ずっとメディアに出てこない大統領のインタビューを敢行するため、戦場カメラマンやジャーナリストのグループが数々の戦場をくぐり抜けワシントンDCを目指して1,300kmを命懸けでドライブする大興奮のロードムービー

重厚で目が離せないストーリー展開とド迫力の映像・サウンドデザインに圧倒され、109分があっという間でした
ストーリーもいいけど、バトルシーンの描写が凄い、全編にわたって描かれる銃撃戦は腹の底まで響き渡る重低音と共に戦場の恐怖を描き、特にクライマックスのワシントンDCでの市街戦は圧巻、最高にエキサイティングでした

主人公の報道カメラマン・リーを演じるキルスティン・ダンストさんの終始苦悩に苛まれる表情が素晴らしく、描かれてはいないがリーのこれまで戦場で見てきた壮絶な経験を黙って表情と立ち振舞いで魅せているんであろう演技はみごとでした

そしてリーに憧れて行動を共にし同じく一流の報道カメラマンを目指し成長していくジェシーを演じるケイリー・スピーニーさんの演技も素晴らしく、しかもメチャクチャ綺麗なので目が離せません、今年『プリシラ(2023)』『エイリアン/ロムルス(2024)』そして本作と3連発で話題作の主役を務め、今ハリウッドで最も勢いのある若手女優さんですね
超美人で演技もできるだけでなくアクションもこなせる素晴らしい方で大ファンです

秩序ある国がひとたびバランスを崩すとここまで酷い状況になるのかと怖くなるストーリーライン
敵とみなすと徹底的に殺し合う人間の愚かさがえぐり出され、狂気に満ちた人間の醜悪な部分が露骨に描かれます、特にヤバい奴オーラ全開のジェシー・プレモンスさんが出てくるくだりは全身に力が入りっぱなしの緊張感でメチャクチャ怖かった、このシーンは早く終わって欲しかった

人間の醜くてとっても愚かな一面で締めくくるラストに妙に納得感を覚え忘れられない作品になりました

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Jett