劇場公開日 2024年10月4日

「【”お前はどの種類のアメリカ人だ?”今作は、現代アメリカの政治的分断による起こり得る危機を激烈な戦闘シーンで描きつつ、本質的には、戦争カメラマン、ジャーナリストの在り方について描いた作品である。】」シビル・ウォー アメリカ最後の日 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”お前はどの種類のアメリカ人だ?”今作は、現代アメリカの政治的分断による起こり得る危機を激烈な戦闘シーンで描きつつ、本質的には、戦争カメラマン、ジャーナリストの在り方について描いた作品である。】

2024年10月4日
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鑑賞方法:映画館

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NOBU
大吉さんのコメント
2024年10月17日

戦場カメラマンの、人を救うよりもカメラを向けるか、カメラを向けるよりも人を助けるか、に川崎のぼるの漫画を思い出しました。

大吉
ibtさんのコメント
2024年10月17日

今晩は。
いつも通り素晴らしいレビューですね。
最近、何を観ても全く感情が湧かなくなってしまいました。つまり全て面白く感じないのです。歳なのか、病気の後遺症なのか。それでもNOBUさんのレビューを拝見し、そうか、そうだよな、なんて思ってる次第です。

ibt
トミーさんのコメント
2024年10月4日

共感&コメントありがとうございます。
Cloud→ナイスデイズ→プライベートライアンに続けて今作を観たのは、我ながら良かったと思いました。

トミー
トミーさんのコメント
2024年10月4日

自分は戦場カメラマンやジャーナリストも完全な正義ではないと感じました。どんどんイイ写真が撮れる様になっていくのも、人間性を喪ってマシーンの様になったからではないのでしょうか? 庇ってくれた人にも一瞥をくれるだけ・・怖かったです。

トミー
あんちゃんさんのコメント
2024年10月4日

共感ありがとうございます。同じ映画を観ながら解釈がかなり異なるものだとレビューを読ませてもらって感じました。ワシントンDCに入ってからのジェシーの撮影は確かに無謀でありパパラッチのようだ、という指摘はその通りと思います。ただ彼女は戦場カメラマンとして他の国で撮影をしているのではなく、そこは彼女の国アメリカなのです。いわば彼女はカメラを銃に持ち替えて戦っているのでしょう。そこがプロであるリーとの違いであってプロだからこそ最後の局面でリーは状況に恐怖を覚えるのです。これが戦場カメラマン、ジャーナリストの在り方について描かれた映画であるという解釈も私はとりません。それはいわば文明的なテーマであって今、この時に必然ではないから。やはりこの映画はアメリカの分断への恐怖、警鐘が最大のテーマでありカメラマンたちは目撃者として配されているだけなのではないでしょうか。議論のしがいがある作品ですね。

あんちゃん