かなさんどーのレビュー・感想・評価
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優しさに溢れたお話でした
主役はお母さん!
堀内敬子さんがステキすぎるー。
お顔もかわいいですが、お声が本当に癒される。
あの声で、「かなさんどー」を唄われたら、
そりゃあ、お父も惚れちゃいますね。
なのに、このお父はっ!って、
私も美花と同じように思ったけど、
夫婦の関係は、本人同士しか解らんよね。
だいぶ、昭和の夫婦像に感じましたが、
お母が良しとするなら、
それで幸せならば、良しなのよね。
お父のおみおくりも優しかったねー。
こんな優しい作品を撮るゴリは、
本当に心が優しい人なんですねぇ…。
笑いあり涙ありでテンポも良く、
観終わったあと、とても優しい気持ちになりました。
あと、Kジャージさん、結構ツボりました 笑
君に一番似合うテッポウユリの花です
2月26日(水)
「死に損なった男」で久し振りにインパルス板倉の名前をみたからではないが、ガレッジセール・ゴリの新作(前作「洗骨」は未見)「かなさんどー」をTOHOシネマズ日本橋で。
沖縄県伊江島、心臓の悪い母親・町子(堀内敬子)と酒癖の悪い父親・悟(浅野忠信)と母親思いの娘・美花(松田るか)。町子はおっとりしているが、美花はいささか気が短い。
心臓発作が起きた時に母親の助けを呼ぶ電話に父親が出なかったため亡くなった事で父親を恨み、縁を切って島を出た娘。悟は東京に行った娘美花宛に何通も手紙を書いたが、美花は開封もしない。
7年後に父親が認知証と病で余命幾ばくも無いとの連絡が入り、気が進まなかったがちょうど会社を辞めた美花は東京から島へ帰る。悟は認知証が進み周囲の人が誰かも解らなくなっていた。
悟を許せない美花だったが、町子との暮らしを思い出し、母の日記を見つける。そこに書かれていたのは悟との出逢いだった。美花はある行動に出る。
町子の悟に対する想い、美花の町子に対する思い、そして、町子の悟に対する想いを知った美花が悟に取った行動。演出にシャープさが欠けている部分はあるが、何故か泣かされてしまった。70ジジイは涙もろくてだめだな。50億には笑ったが。
悟が美花に出した手紙、開封してなくても全部取ってあった。開封して読むシーンがあっても良かったと思った。
「かなさんどー」沖縄の方言で愛おしいという意味だそうだ。
監督・脚本 照屋年之。ガレッジセール・ゴリの表記は何処にもない。ビートたけしも映画監督では最初から北野武の名義であった。
前作「洗骨」も話題になったが、見落としていた。「ごはん」みたいにどこかでやってないかな。
見終わったらちょっとだけやさしくなれる気がする作品
まさに笑い泣きです
50億😎
満島ひかり主演の短編映画 演じる女を何度も観てからTOHOシネマズ日比谷へ行きました。
実花役の松田るかさん、とても素晴らしい女優さん。クレーンに吊られなくて良かったですね。テッポウユリをバックのラストはもらい泣き。
琉球民謡居酒屋に直行したくなりました。
いきなり、真っ赤な口紅を塗るクチビルのアップ。すごかった。
ゴリエの厚い唇もいいですけど、格段にエロかった。
町子役の堀内敬子さん。現時点でお嫁さんにしたい女優ナンバー1❤️堀内さんの唇もきれいでした。台所でのセリフと涙。やられました。
お父さん知念悟役の浅野忠信さんは「おかえりモネ」での仮設住宅で酒浸りの漁師役を思い出していました。伊江島の尖った山の作り話😄
建設会社社長を慕う元社員小橋川役のKジャージさんはこの映画の大事なキーマンでしたね。
ちゅらさんのゴーヤーマンだったゴリさんが演じる女を長編化にするにあたって、たくさんの素敵な演出を散りばめてきて、素晴らしい出来栄えだったと思います。
同じE列のセンター寄り2つ隣に既に着席していた若い女性が、大きめの黒いリュックを背負ったままで最後まで鑑賞していたのが気になっていました。終わってからガン見したら、長方形の四角い箱が入っているようでした。たぶん彼女は沖縄出身で箱の中身は洗骨したおかあさんのお骨で、映画かなさんどーをおかあさんと一緒に観たいと思ったんでしょうね。そう思ったら、じ~んときて、たまりませんでした。
エンドロールでの浅野忠信さんと堀内敬子さんのセピア色の写真がとても素敵だったので、パンフレット買って帰りましたが、その写真は載っていなくて、ちょっとがっかりしました。
親の年齢になってようやくわかるこの気持ち
長年連れ添えば夫婦間には色々ある。
父親悟にも、女性がいることがほのめかされるが、飲みに行って泥酔してもきちんと帰宅したり、町子の持病に悪影響を与えてしまったかもしれないけど喜ばせようとしたり、夫婦間で当事者にだけ伝わる愛情表現が描かれている。
娘からしたらそれは理解出来ず、母親が我慢しているように感じたのかもしれないけど、それが母の遺した日記や父の健在な頃の行動などで少しずつ伝わってゆく。
美花(みいか)役の子は初めて見たけど、会話のテンポも沖縄の言葉もとてもしっくりと来ていて、存在感は抜群でした。
私は悟の世代なので、こうやって看取られて亡くなりたいな、とか夫婦っていいものだよな、という気持ちに浸りながら鑑賞した86分でした。
それにしても、パルコ配給で吉本が絡んでおきながら、広告宣伝にもっと力を入れられなかったのか。それだけが不満でした。
伏線回収が見事 ただ・・・
2025年劇場鑑賞63本目。
エンドロール後映像無し。
本日ご当地映画連続2作目。
さっきは石川県でしたが今度は沖縄です。ガレッジセールのゴリでおなじみの照屋年之監督作品ですが、そこはあまり意識しないで観ました。
最初、それこそ財産目当てのような派手な格好(でも古臭い。そこに意味があるのですが)をした若い奥さんが車椅子に乗った浅野忠信演じる社長のところに来て外を連れ回すのですが、奥さんはちょっと大げさなくらいはしゃいでいて、社長は何も言わずニコニコ笑っているだけで、正直エロ親父にしか見えないのですが、そこから急に場面が代わり、さっき奥さんと名乗っていた女性である松田るかが登場し、辻褄があわなくなります。
まぁこの松田るか演じる女性が口の悪いこと、そのうち冒頭の事を忘れるのですが、後からちゃんと答え合わせがあって、そこが泣き所になってはいます。
ちょっと学のなさそうなお父さんを演じたら浅野忠信の右に出る者はいないので、総じていい映画だったと思いますが、ほんと最後欲を言えば他にも大事な想い出なかったのかな、とある人物が不憫になりました。
心に沁みるシーンと笑えるシーンが絶妙なバランスで素敵‼️
沖縄の空気が全部許してくれる
上映後舞台挨拶付き上映を鑑賞しました。
観終えてからの照屋監督と松田るかさんのトークで理解が深まる、良い回でした。
ストーリー的には浅野忠信扮するお父ちゃんに対し、妻である堀内敬子さんの全面的な愛や娘の松田るかさんのわだかまりが溶けるのか?そんな疑問はありつつも家族を取り囲むのがみんな善き人であり、そこに沖縄(伊江島)の穏やかな時の流れ方が重なり、全部が全部共感できないけれど、ラストに向けてウルっとさせられる良作でした。
特に小橋川さんを演じたKジャージさん、地元のコメディアンさんだそうですが、こういう人沖縄ならいるよね!まさにそんな方で朴訥さとおとぼけを兼ね合わせ、良いアクセントになっていました(監督もこのキャスティングは賭けだったと話していました)
前作から6年、それでも映画を作りませんかと声を掛けてもらえる、才能を認めてくれる人がいるのも幸せだなぁと思いました。
家族だけでなく、周りとの関係に意固地になっている人がいたら観てほしい作品だと思いました。
なかさんぞー
いきなりだけど、何故冒頭にあれを持ってきたんだろ。
「どうやってここに繋がるか」という“惹き”と、「どうせこうなるんでしょ」という“引き”。
本作では後者の方が強い気がします。
終盤で「あの裏側でこんなことやってたのね」という狙いもあるかもだが、あまり効いてもないし。
そこからの水鉄砲や車椅子との譲り合いは笑うとこなの?
個人的にはギャグの8割はスベっていて、後半の作業着が閉まらないくだりなども無駄に長くて…
病気のことを忘れて(ンなことある?)のサプライズは、演出も半端でシリアスなのかギャグなのか判断に迷う。
松田るかのキレ芸はなかなか面白かったけど。
構成として回想がメインとなっていて、現在における主人公の葛藤などはあまり伝わらない。
しかも決別や遺骨を持ち去るシーンもないので、過去と今を繋ぐ流れも見えず。
日記の内容も“秘密”でも何でもなく、傍目にはお母さんずっと幸せそうだったのを美花が曲解してただけ。
しかも、好きな花を訊かれた日の日記に「今では本当に好きになった」と未来のことが書かれてる始末。
最後の歌唱シーンはちょっとウルッときたが、これは役者の力によるもの。
背景を黒くする古臭い演出や、ラストカットを静止画にして締めるところは逆に冷めてしまった。
美花さん無職のままだし。
大枠自体は悪くないのだと思うが、脚本はせめて誰か協力を入れた方がよかったのでは。
クスリと出来るところはあったし、『レディ加賀』しか知らなかった松田るかのギャップは楽しめました。
南国舞台なのにさぶい
安っぽい演出満載のお涙頂戴映画で残念でした。
それでもどこかしら泣けたりするのですが、この作品は全く響きませんでした。
ギャグも古臭くてつまらない…
主な客層の中高年にはよく刺さっていたようで、すすり泣く音、上映後にティッシュを取り出す音が多かったですし、ここでは高評価なので好みの問題です。
50億!(笑)
友人に誘われて観に行きました。舞台が沖縄で、堀内敬子と浅野忠信が出演している以外の予備知識はなく、期待値もゼロでしたが、冒頭の口紅シーンから目が釘付けになりました。現在と過去の出来事が物語にも重なり合い、「遺産目当ての50億円!」にも泣き笑いしました。そうです、この作品を観ていると、笑いながら泣いてしまいます。何度も笑い、何度も泣いてしまいました。主演の松田るかは初めて知りましたが、すばらしかったです。「美花は父を許したのか?」というインタビューに対する返答がパンフに書かれていましたが、深く理解して演じているのが納得できました。照屋年之監督(ゴリ)が「登場人物たちの体中に真っ赤な血を流してあげることが一番大変でした」と言ってましたが、まさにその部分が本作最大の魅力だと思いました。破天荒な父親・知念悟(浅野忠信)も愛すべきキャラだし、そんな夫を無償の愛で包む知念町子(堀内敬子)の愛らしさがあらゆるシーンに溢れていました。圧巻は琉球民謡「かなさんどー」を歌うシーン♪古謝美佐子さんが歌唱指導したとはいえ、松田るかさんも堀内敬子さんも夏川りみのように見えました!本当に素敵な映画でした。
父親に
財産狙い以外何がある? ・・・50億。
ゴリさんの撮る映画に今後も期待 Gori's future film projects are something to look forward to.
「洗骨」が凄かったので
楽しみにして観に行った。
最初、
松田るかさんのメイク前後の変わり方が凄すぎて、
しばらく、人物が一致しなかった。
(ライフネット生命のCMの人と気が付くのも時間がかかった)
主人公の両親がどのように出会い、
生きてきたのか、
それがベースになっている。
ストーリーとしては、
ありきたりかもしれないけれど、
主人公と父親、
主人公と母親のやり取りが
丁寧につづられているので、
物語の最後に向かって、
素直に気持ちが盛り上がっていく。
人の良いところだけでなく、
ダメなところも含めて、
受け入れ愛していく、
沖縄の人の懐の深さが、
物語を彩っている。
たぶん、女性と男性では
琴線に触れる部分が違うんだろうけど、
出会って、結婚して、
子供が出来て、暮らしていき、
やがて死んでいく、
人の営みを全肯定する作品なんだなぁ
と思いました。
親って、やはり
子供の前では
お互いがお互いを肯定することが
認め合うことが大事だよな
と改めて思いました。
この沖縄の家族を描くシリーズは、
今後もゴリさんの監督で観たいと思いました。
Since "Senkotsu" was so impressive, I was really looking forward to watching this one.
At first, Ruka Matsuda's transformation before and after makeup was so drastic that I couldn't match her with her character for a while. (It also took me some time to realize she was the actress from the Lifenet Insurance commercials.)
The movie is based on how the protagonist's parents met and lived their lives.
The storyline might be somewhat ordinary, but the interactions between the protagonist and his father, and between the protagonist and his mother, are portrayed with such care that my emotions naturally rose toward the end of the story.
Not only the good sides of people but also their flaws are embraced and loved, showcasing the depth and warmth of Okinawan people, which beautifully colors the narrative.
I imagine that the parts that resonate may differ between men and women, but this film portrays and fully embraces the journey of human life—meeting, getting married, having children, living together, and eventually passing away.
It made me realize once again how important it is, as parents, to affirm and acknowledge each other in front of their children.
I truly hope to see more of this series about Okinawan families, directed by Gori, in the future.
夫婦は二世
『ガレッジセール ゴリ』が『照屋年之』の名義で
監督と脚本を担当した〔洗骨(2018年)〕。
沖縄県に古くからある風習「洗骨」をモチーフに、
死と生の輪環、家族の絆を、
時としてユーモアに包んで描いた秀作だった。
そしてまた本作でも近似のテーマ、
夫婦とは
親子とは
家族とは、が
やはり沖縄の小島を舞台に紡がれる。
タイトルの「かなさんどー」は
沖縄の言葉で「愛している」の意と聞く。
また、同タイトルの琉球民謡もあるよう。
その二つの要素を作品内で効果的に組み合わせた
『照屋年之』の語り口の上手さに唸る。
母『町子(堀内敬子)』の死をきっかけに
父『悟(浅野忠信)』と絶縁状態になった『知念美花(松田るか)』。
が、『悟』の余命がいくばくもないとの連絡に、
七年ぶりに東京から故郷の伊江島に戻って来る。
とは言え、間接的にも母の死を早めた父を
『美花』は直ぐには許すことができない。
しかし、実家で過ごすうちに、
次第に過去の記憶がよみがえり、
彼女のわだかまりはほぐれて行く。
そして死期が迫った父に
母の思い出と共に最後の(そしておそらく最初の)親孝行をする。
『悟』は酒癖の良くない、
ただのお調子者にしか見えない。
経営していた会社も、今は人手に渡っている。
にもかかわらず、昔いた従業員は
何故かいまだに彼のことを慕っている。
心臓の病で薬療が欠かせない『町子』は
『悟』の不実を知りながら、
家の中では常に美しく装い、
夫を下にも置かぬ扱い。
自身の体の負い目だけではない、
秘めた想いがそこにはあるよう。
『悟』は『悟』で、
なんだかんだ言っても
妻にべた惚れ。
深夜まで呑んでいても
代行運転を使い、必ず帰宅し朝餉を摂るほど。
そうしたカタチの夫婦になった背景が
物語りの進行と共に解き明かされ、
鑑賞者は一つ一つの設定に頷く。
やや都合の良すぎる展開はあるものの、
互いを思いやる二人の心根に
つい熱いものがこみ上げる。
冒頭のシーンが終盤で繰り返されるのは、
同じ事柄でも理由を知ったり
見る角度が違うことで
実相が変わることの例示と思われ。
それはそのまま、娘が見ていた
両親の関係性にも当てはまる。
思わずくすりと笑ってしまう科白や
シチュエーションの創り方も
変わらず上手いと思わせる。
とは言え、前作に比べれば
観終わった時の印象はやや弱いよう。
松田るか頑張ってた
オープニングは「松田るか、もっと可愛いだろ」と思ったんだけど、堀内敬子に寄せてるんだね、それで可愛さ控えめ。
全編通じて可愛さ控えめだったね。可愛い女優じゃなくて、演技ができる女優に向けて頑張ってるのかな。
浅野忠信と堀内敬子に挟まれて、よく頑張ったなと思ったよ。
話は「母が死にそうなときに助けを求めた電話に出なかった父を娘は責めていたが、母と父の間には娘が知らない愛があり、娘は父を許す」ってことなの。
知らない愛ってなにさっていうと、母と父が出会ったときの恋愛なんだよね。
そりゃ、この夫婦に限った話ではなく、子供が知らない恋愛話を持ってるよ父と母は。
話が普遍的すぎて、ベタを超えてるぐらいベタなんだけど、だからこそ共感はするね。
それで、単純な話なんだけど、浅野忠信と堀内敬子がやったら、なんとかしちゃう。
あと台詞がうまいというか、間が良いんだよね。
ここはスゴイと思った。
Kジャージとのやり取りは、なんとなく笑えるしね。
そしたら脚本・監督はガレッジセールのゴリか。やっぱり間の取り方はスゴイね。
父母の恋愛話って、当然あるはずなんだけど、子供はそこに想像がまわらないんだよね。
なんせ産まれたときから、恋人の男女じゃなくて、お父さんお母さんと認識してるから。
でも、自分もかつての父母の年齢に近付くと、色んなことを思うよね。
あとお母さんの日記うすすぎるよ。
これが照屋年之監督の映画なんやな!
ガレッジセール・ゴリさんが映画を作っているくらいしか知らなかったので、観て感動した。
美花役の松田るかさんが良い。
町子役の堀内敬子さんが良い。
悟役の浅野忠信さんが良い(この俳優さんを照屋年之監督が出てもらえたことが最高の選択)。
子供は母親が父親と結婚して可哀想だったと思う。しかし、知らなかった処での母親の父親との繋がりが二人の愛情の深さを知り、そして父親の愛情の深さを伊江島に帰って来て初めて知る。
そして死に往く父親に最高の親孝行の見送り方をして「かなさんどー」の歌でエンディング。
間の笑いをとる吉本芸人たちの哀しくなっていく映画を、少しずつ笑わせて暗くならない話にしてくれて良い映画を見せてくれました。
ストーリーが進むにつれ、どんどんスクリーンが滲んで来ました。ハンカチでは足りないので、タオルを持って行きましょう。
照屋年之監督(あえて本名)の前作「洗骨」は、上映館と上映時間が合わなかったので劇場で観ることが出来ませんでした。本作は絶対に大きなスクリーンで堪能したかったので、上映が決まってから仕事のスケジュールを調整していました。
賭ケグルイ(2019年)に出演した頃は、浜辺美波や池田エライザが目立ちすぎて陰に隠れてしまった「松田るか/美花」が、変わりゆく周りの状況に上手く感情を乗せた名演技で光っています。やはり生まれ故郷が舞台になっている作品なのが彼女の感性を大きく刺激したのだと思います。
劇団四季で初舞台を踏み、ミュージカル畑で鍛えた表現力が生かされている「堀内 敬子/町子」の病弱でも明るい母親役もまさに適役でした。芝居の上手な人は数多いる中で、この人を抜擢した制作人の見る目には脱帽です。
そして何と言っても、SHOGUN 将軍に出演したことでもはや国際的俳優と言っても過言でない評価を得た「浅野 忠信/悟」が、夫婦と娘の家族愛を上手くまとめているのが必見です。病床にあって酸素吸入器を付けているのではっきりとした台詞は多くないのに、観ている人をグイグイと引き付ける力に、邦画界の未来が明るいものと確信しました。
追伸 今日は観ながらボロボロ泣いていましたが、明日も舞台挨拶があるので泣きに行って来ます。
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