劇場公開日 2025年5月16日

「予想外のラスト」サブスタンス 小町さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5予想外のラスト

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

驚く

若さへの執着心の主人公くらいの事前情報だけで観たので、心の準備がなくインパクトが大きすぎました
ずっとテンポ良くスリリングな展開であっという間でした。
美と若さへの執着心、多分きれいな人ほどこれは強いと思います。
ある程度の年齢になってその執着心を手放せてきれいじゃなくなった自分を受け入れる事ができたら良いんでしょうけど。
若返りの薬じゃなくて若くてきれいな分身が出てくるんだからそりゃあの展開になるってもんです。
取り戻したかった自分を持っている分身、栄養でしかない自分。
メイクを何回も直してるシーン、出掛ける事ができないシーン、やめようとしても結局やめる事ができないシーン、執着心を捨てきれないエリザベスの辛さを一番表しているのかもと思いました。
アンチエイジングという言葉が溢れかえっていて、若くてきれいというだけで女性の価値が上がるように思えて、おばさんになった自分を受け入れられないのは生きにくい世の中です。
エリザベスもおばさんを受け入れられたら良かったのにね。
エリザベスを演じるデミ・ムーア、分身のスーを演じるマーガレット・クアリー、2人とも素晴らしかったと思います。
エリザベスの嫉妬心をさらに大きくさせるようなマーガレット・クアリーの完璧な美しさでした。
そんな展開だったのに、まさかのあのラスト。
あのグログロなホラーな展開は笑うところ?とか思いながら観ていました。
あんなになったのにピアスを着けたり髪を巻いたり痛々しすぎました。
エリザベスはあのラストで満足だったのかも。
冒頭のウォークオブフェイムがうまく使われていたし、サウンドもさらに緊張感増し増しにしてくれていたと思います。
楽しめたけどホラー耐性のない私はかなり気持ち悪く思えたし疲れました。

小町
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