郷愁鉄路 台湾、こころの旅のレビュー・感想・評価
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私には全然ダメだった もっとドラマ的な要素の強いドキュメント的な映...
私には全然ダメだった
もっとドラマ的な要素の強いドキュメント的な映画だと思ってたら、
どちらかと言うと記録みたいな感じだつた
最近見た、中国の川を遡る映画がすごく良かったので、
多分そのノリを求めてしまった
これはよい映画だ。
台湾で「最も美しく寂しい鉄道」と呼ばれた南廻線が電化されるまでを中心に、5年間の歳月を要して取材されたシャオ・ジュイジュン監督によるドキュメンタリー映画。この映画を見ていて、古いものと新しいものが混在し、しかもそれぞれに輝いていた台湾の(シンジュー(新竹)のような)街並みを思い出していた。
「オーライ」など運航にも歴然と残る、元々、台湾に鉄道を敷設した日本の影響。この映画で出てくるDT650蒸気機関車はD51だろうし、CT270型はC57、DR2700型気動車だって東急車輛のステンレス車両に違いない。ただ、日本では、どちらかというと、失われてゆくものを惜しむ気持ち(ノスタルジア)が好まれ、廃線跡が人気を集める。SLの引退や、廃線が伝えられると、それを惜しむ人たちがたくさん押しかける光景を思い出す。この映画でも、似たような場面が出てくるし、鉄道ファン(おたく)も、たくさんいる。
しかし、台湾では、古いもの、そのものが愛されているのではないかと思った。台湾南部の地域を繋ぎ、1991年全通した南廻線は、普段の乗降客が必ずしも多くないのに、線路のつけかえをおこなってまで、2020年電化している。その時、古い線路の方が、電柱がなく景色が美しい、より景観が保存されているという人たちが、たくさん出てくる。失われ、変わってゆくものを惜しむ気持ちと、古いものに価値を見出すこと、僅かな違いだが。
この映画はドキュメンタリーなので、一つ一つのエピソードは、それほど目立たず、ホアン・ユーチン運転手の成長譚くらいか。政治闘争らしい妨害工作も出てきたが、深く追求されることはなかった。シャオ・ジュイジュン監督は、インタビューで「この映画の舞台は鉄道だが、テーマは人間だ」と述べている。古いものを担ってきた人間にこそ、思いを馳せているだろう。
郷愁感はわかないけれど…
利用した事もない列車だから郷愁感はないけれど海と山と列車の映像はただただ美しいし魅力的。電化で電柱のない景色はこんなに素晴らしいと改めて感じられる。心地良すぎる両隣のお客さんは爆睡してたよ…。
鉄道への情熱がほとばしる
台湾南部の海沿いや山の中を走る南廻線。SLやディーゼル列車が走っていたけれど、2020年に全線で電化された。その変化していく様子を鉄道に関わる人々の想いとともに記録したドキュメンタリー。
電車で台湾をぐるっと一周したいなと思っていた矢先にこちらの作品を知り、鑑賞しました。
作中でも語られていますが、もともとは列車メインで撮ろうとしたけれど人々のインタビューが方向性を変えさせたようです。(うろ覚えです)なので、職員達の話が多く出てきます。職員やその家族の話はとても叙情的で、名言が沢山飛び出してました。
いわゆる“撮り鉄”の方々も出てくるのですが、買ったパンフレットを読むと日本人がとても多かったようです。
ドキュメンタリー作品として内容の濃い人々の想いが沢山詰まった作品でした🚃
鉄道関係者の同窓会的なプライベートフィルムかな
世界の車窓やBSの鉄道ドキュメンタリーを期待するとかなり肩透かし(くらいました😅)
台湾鉄道の南回線の全線開業と電化に携わった鉄道員とその家族の回顧録が大半を占め、ドラマ的なトピックや風光明媚な画像もなければ、日本人に人気の猫駅、十分線、集集線も登場しませんから日本人には馴染みにくい作品です。よく放映権買ったなとも思ったが、私には分からない民族模様などがあったかもで、日本在住の方向けかな?
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