「ビルドゥングスロマン」教皇選挙 そうたんさんの映画レビュー(感想・評価)
ビルドゥングスロマン
これは、おじいちゃんたちのビルドゥングスロマンであり、サスペンス・スリラーであり、世界の縮図。
人は理想そのものではなく、理想を希求するものであること。罪のない人間はおらず、罪と向き合うことが重要であること。絶対的な確信が向かう先は不和と非寛容で、常に信じては疑い、また信じては疑い、理想を追い求め続けるものであり、それは確信とはまったく異なること。迷いとは人間本来のものであり、迷う中から真理を見出していくものであること。
そんなことを教えてくれる素晴らしい作品。
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