バットマン ビギンズのレビュー・感想・評価
全158件中、101~120件目を表示
Why do we fall? 伝説の始まり。ダークナイト三部作の第一章。
89年から97年まで続いてた「バットマン」の映画シリーズをクリストファー・ノーラン監督がリブートする形で2005年に始まった所謂ダークナイト三部作の第一章です。またバットマン?という印象を吹き飛ばす仕上がりでした。
やはり二作目の「ダークナイト」が素晴らしすぎて印象が薄くなってしまう「ビギンズ」ですが、これはこれで良いデキなのです。「何故ブルース・ウェインはバットマンとなるに至ったか?」を丁寧に作品にしています。これまでトリッキーなヴィラン(悪役)の方が注目されていたバットマンのシリーズなのですが、今作は完全にバットマンが主人公ですね。
今作のバットマンはちゃんとコウモリになる理由付けがあるんですよね。「悪人への恐怖を与える為のメタファーとしてコウモリになる」という。少しくどいぐらいに恐怖の描写としてコウモリが出てきます。昔の原作アメコミでは、たまたま窓から入っていたコウモリ見て、指をならして「よっしゃ、コレにしよっ♪」って決めた事とは大違い(笑)
バットマンことブルース・ウェインにクリスチャン・ベールを持ってきている所がまた憎いではないですか。89年のティム・バートン版では性格俳優マイケル・キートンで意外性を出していた所が、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニーといういかにもバットマンやってそうな俳優を経て、クリスチャン・ベールに至る。意外な配役でしたが見事にハマッてました。
映画版のオリジナルキャラクターのレイチェルを演じたケイティ・ホームズもキュートで良かったです。ブルースの事を案じている事が良く伝わってきました。良く見ると二作目でレイチェルを演じたマギー・ギレンホールに顔のパーツは似てなくもないのですが、圧倒的にケイティ・ホームズがかわいいのは何故でしょう?
ヴィランには演技派からアクション俳優に転向した変わり種のリーアム・ニーソン、今ではすっかりクリストファー・ノーラン組となったマイケル・ケイン、同じくノーラン組のキリアン・マーフィー、そして名優ポジのモーガン・フリーマンに好い人の役しかやらなくなったゲイリー・オールドマンと実は過去作に負けないぐらい出演者が豪華です。後、渡辺謙さんもいましたね。
何はともあれDCのリアル・アメコミ路線はこの作品から始まったと言っても過言ではない今作。続く名作「ダークナイト」を楽しむ為にも逃せない一本です。
履歴
2020/7/23 再観賞
バットマンに至るまで…
バットマンになるきっかけというか過程というか…忍者が出てきた時は少し何とも言えない気持ちになりました(笑)前半より後半の方が楽しんで見ることができました。
これが「バットマン」か
単なるアメコミではない
インセプションで好きになったクリストファー・ノーランの私にとって4作目となる今作。アメコミが苦手な私にとっても、かなり楽しめる作品だった。ストーリーも「
おぉ!」となるところもあり、演出もノーラン監督らしくとても良い。クリスチャン・ベール、ゲイリー・オールドマンの演技も見応えある。早くダークナイトを見なければ。
長い
人はなぜ落ちる?「這い上がるためだ」
ダークナイトを観ていない時点ではこれくらい
ダークナイトが物凄い高評価なので、正直「通過儀礼」として鑑賞。
2005年の作品とは思えないくらい高レベルの映像と、絶妙な場面の切り替えが楽しかったです。
影の同盟とのやりとりが、バトルと言い会話と言い、面白みに欠けていました。
続編に向けた大きな前フリ?
単体での評価はこれくらいです。
ダークナイトにつながる序章
ダークナイトが好きなので、その前作であるバットマンビギンズを観たが、これも面白かった!ダークナイトほどではないけど。このバットマンは正義の味方として描かれている訳でもなく、むしろ警察に追われる身となってしまう場面もあった。警察とのカーチェイスのシーンは身の周りの物を壊しまくってたりとお世辞にも正義の味方とは言えないような行動をとっている。このシーンだけ見ればバットマンはただの"イかれたコスプレ男"だと見られるだろう。バットマンはあくまで自分が正しいと思っている善行を行なっているだけで、反感を持つ者も当然いると思える。この辺の描写はかなりリアルに再現されていて、とても良かった!!そして、のちのダークナイトのジョーカーのセリフ「お前はおれと同類」だと言うセリフにより深みを感じた。緊迫したシーンはのめり込んでしまった…笑 さすがはクリストファーノーラン!!リアルに徹底した彼の作風は好き!!!
タイトルなし(ネタバレ)
初めてバットマンの始まりをしっかり見ました。
ヒーローモノはそんなに見てないですが、
これまでみたヒーローの単純に「強い、かっこいい、正義」といった感じはしませんでした。
バットマンに両親が盗人に殺されてしまう過去があったなんて知りませんでした。
だからこそ犯罪が憎い、両親を殺した犯罪者を作ってしまっている汚職警官、ギャングが許せないという思いでバットマンになったのかと思いました。
そーいった部分に単純なヒーローを感じさせない何かがあるのかな、、
名前だけでも教えて!
人の本性は、その人の行動に出る、、
ブルース??
⊂(`・ω・´)⊃バッ
かっこいいです笑
久しぶりに見たがやはりいい
始まり
ここからあらゆるビジョンが広がる
ビシッときめたクリスチャン・ベールを最初に目にした時、一瞬「リベリオン」のイメージが頭から離れなかった。いまにもガンカタを駆使しそうな…。それも徐々にブルース・ウェインと染まっていき、見事なバットマンの世界を創り上げているような…気がする。
とはいえ、強そうに見えた渡辺謙があっけなく退場したり、どう見てもノロノロしているタンブラーを無理にカーチェイスに巻き込んでいる不自然さや、思い出したように突然の悪役登場と、ツッコミどころがちょくちょく目立つ。
それでも、バットマンがバットマンになる過程がコンパクトに分かりやすくまとめられているため、1人の人間が大きな存在になっていくカタルシスのようなものを得ることが出来る。
そしてまた、すべてが始まるといっていいこの物語は、あらゆる映画を見るにあたって必ず見ておかなければならない作品といえる。
このゴッサム・シティから広がる世界は計り知れない、それを思うだけでも期待が膨らむし、人生の楽しみもまた増えるというもの。
ブルース・ウェインがバットマンへ転じる背景を描くストーリー。 ウェ...
リアリズムとエンターテイメント
ブルース・ウェインの幼少期と己への修行の旅からバットマンになる為の準備過程を見せる拘りが若干、蛇足に思えるクリストファー・ノーランによる演出描写が上映時間の半分は使われているようで、そこを掘り下げる作り手の気持ちは理解しながらも退屈さは否めなく。
それぞれが重要な役柄でありながらリーアム・ニーソンにゲイリー・オールドマン、マイケル・ケインとモーガン・フリーマンやルトガー・ハウアーと豪華脇役陣がキャラ渋滞に陥っている印象も!?
毒薬により街の人々が暴徒化して混乱する様はゾンビ映画のようで、マイクロ波放射器を使って水を気化させる目的と毒を街中に拡散させる企みの結末は有耶無耶に、毒を水道管に流しながら空気感染のみな安心感にも取れる展開など、意味不明な点がノーランの御都合主義的でもある不安の表れ??
リーアム・ニーソンまんまな姿にヴィランとしての説得力がない存在感で、スケアクロウの呆気ない始末とインパクトが足らない悪役陣。
アメコミをリアルな方向性へと舵を切りながら"バットマン"を"007"にしたい着地点に思われるクリストファー・ノーランの企みにも???
改めて・・・
全158件中、101~120件目を表示









