「善と悪は自分の気分次第」バットマン ビギンズ parsifal3745さんの映画レビュー(感想・評価)
善と悪は自分の気分次第
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「ダークナイト」を視聴してからこちらに。バットマンがどうやって誕生したかを時間をかけて描いていたが・・・。父母が不運にも殺されて、犯罪を憎むようになりって辺りはいいが、チベットの高地で特訓受けて、戦う力身に着けて、最後悪人を殺せと言われて、彼ら一団と戦うところが安直すぎて。あんな爆発生じたら、彼の反逆のため多くの人が死んでいるよね。自分が直接手を下さなければいいの?極端な話、爆弾でも仕掛けておいて、それで殺すのはOKと言われているみたい。そこから、自分は違和感。
バットマンのアイテムを揃えようと、執事や科学者と協力してというパートは、面白い、恰好いいって部分だった。しかし、肝心の悪のボスや殺人鬼と戦うところは、なんかね。基本、チベットの悪をせん滅する同盟がゴッサムシティの市民もろとも殺そうとするのも、あまりにも雑で??それやったら、自分たちこそが悪でしょ。
バットマンが飛翔したり、すごいスピードで宙づりを使ったり、バットマンモービルを駆って、カーチェイスしたりに心躍る人たちが多いのはわかるが、善と悪の設定が中途半端でいい加減すぎるのが気に食わない。
アメリカの犯罪率が他国に比べて凄まじく、賄賂やら汚職が多く、権力者たちが腐っていて、自分たちの利益追求のため国民を食い物にして悪が蔓延っているのを隠すために、まるで市民たちが悪に染まったから市民を殺すって言われているみたい。本当に悪いのは誰?
バットマンって、もともと勧善懲悪でない、少しダークなヒーロー像なのに、自らの手では殺さないっていうのがそもそも中途半端。やっぱり自分にはバットマンは合わないみたいだ。
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