劇場公開日 2005年6月18日

「観たと思い込んでいた」バットマン ビギンズ のぞみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0観たと思い込んでいた

2019年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

観たと思い込んでいたが、どうやら序盤のオカルト色?スピリチュアルな雰囲気に興ざめて途中で観るのをやめてしまっていたようだ。

結果、ダークナイトを十数回観ているにもかかわらず、これまでビギンズを一度も観ていなかったとは。

ライジングに見事に繋がる内容で、なぜ今まで観た気になっていたのかと恥ずかしくなる。

ノーラン監督の映画は、本当に言葉が美しい。
詩のような人生の格言のような節が随所で出てくる。

その中でも、

人は何故堕ちる?
這い上がるためだ

という言葉が全体のキーフレーズとなっていて、
響いた。

加えて、この言葉も印象的。

正義は秩序のため。
復讐は自己満足。

愛する人からのこの言葉で、ブルースは生まれ変わった。

サイエンス的要素
理にかなった展開
さすがノーラン監督。

マイケルケインとモーガンフリーマンも
圧巻の存在感。
いるだけで引き締まる。

ノーラン監督の作品は、お馴染みの俳優女優さんがたびたび登場するので、なんだか親しみと安定感がある。

ノーランバッドマン3作の中で、ダークナイトはやはり異色ではあるが、改めて3作まとめて一つの作品と思わせられる、素晴らしい一作目だった。

のぞみ