サユリのレビュー・感想・評価
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住田さんのキャラ造形が絶品
住田さんいいね。
「あ、話したことはないよ」「知っても神木くんの人生は変わらない!」「あ、キスとかじゃないよ」「やるじゃん」「あのとき私とヤりたいって言った?」と、名台詞連発。
スピンアウトで住田さん主人公の話しが観たい。
かなり話しが進まないと誰が主人公か分かんないんだよね。
最初は『弟は視えるの?』って感じで、弟なのかと思った。
そこからお父さん、おじいちゃんがやられてしまい、でも淡々と話は進んでくんだよね。
この辺は『住田さん、出てこないかな』と住田さん登場シーンだけを待ってたの。
弟、お姉ちゃん、お母さんがやられたところで婆ちゃんが覚醒するね。
ここからのベスト・キッド展開が面白い。
『ホラーなのに、そういう要素入れてくるんだ』っていう面白さ。
「元気ハツラツ……」も面白くていいね。
白石晃士監督作品なので霊媒師は役に立たず、最後はガチ勝負だね。
人外のものと戦う腹を決めてる婆ちゃんの行動もすごい。
住田さん助けるところは完全にラブストーリーだね。
はった伏線は綺麗に回収して、終わっていくのも良かった。
『白石監督、すげえ話書いたな』と思ったら、原作・押切蓮介なんだ。
住田さんのキャラも押切蓮介が作ったのかなと思って原作読んだら、全然違った。
ストーリーは一緒だけど、細かな部分は全部変えてる感じ。
ホラーを観ていたはずなのに、なんだか違うものを観ることになって、でもホラーであることは変わらず面白いね。
そして住田さんにまた会いたい。
アクションとコミカル要素が強く喜怒哀楽溢れる爽快な作品だった。
やりやがった笑
原作改変の是非
過去に死んだ人間よりも今を生きている人間の方が強いに決まっている。
本作は〈理不尽な死〉に抗うことで〈よく生きる〉とはどういうことか、一つの人生観を示してくれる異色のホラーである。
しかし、そのメッセージ性を強く前面に押し出そうとした結果であろう、原作の改変が、物語の根底を揺るがすモノになってしまったことは看過できない。
実際にメッセージ性は強化されたとは思うが、物語の最重要人物のバックボーンと、周囲の人間との関り合い方が原作とは大きくかけ離れており、終盤の展開に賛否両論が出ることは間違いない。
※筆者は圧倒的に否である。
本作は家族愛もかなり重要なキーワードの一つであると思うのだが、原作と映画との差異を許すことが出来るか否か、評価が分かれるところである。
ただ、前半の圧倒的ホラー感と後半のそれをぶち破っていく怒涛の展開自体は両作品とも変わらずなので、ただのエンタメ映画として観る分には悪くないとだけは言っておきたい。
現在、完全版が出ている原作は不朽の名作であると断ずる。是非ご覧になっていただきたい。
人間讃歌
惜しい・・・
単に時間の都合上選択した作品。
もう日本のホラーには正直辟易していて、DVD化されてからで十分。
ほぼ期待していなかった分、悪くなかった印象。
序盤はB級感半端なく、何の脈絡もなく主要キャストがどんどんいなくなってしまう。
しかも根岸さんをこんな役で無駄遣い???
と思っていたら後半急展開。
在りし日の香港キョンシー映画あのような展開に。
正直大したアクションはなかったが、流れとしては意表を突かれた。
何より心に残ったのは悪霊化してしまった少女の経緯。
胸がどんより重く痛んだ。
それだけにラストはそれなりに爽快だったが、
妹ならともかく母を許すのは流れからはちょっと理解しがたい。
また、少女の動機からすると前半の展開はかなり乱暴で、
キョンシー的展開に持って行きたいがための強引さを感じた。
もう少し丁寧に描いてくれていたら、
観賞後に心地よい疼痛の残るチャイニーズ・ゴースト・ストーリー的展開にできたのでは?
と惜しまれてならない。
押切蓮介らしい?ホラーギャグというか
婆ちゃんの覚醒と復讐が爽快!
前半部分は容赦ないホラー。
そして中盤から後半への怒涛の盛り返し…これが意外に自分にハマってしまいました!
観終わってみて…面白かった!!
今までの日本のホラーであるあるの“悪霊には絶対勝てない”構図が今回ぶっ飛びました。
これまでのホラーが同じような展開を擦りすぎててもうウンザリしていただけにこの映画サユリは新感覚でした!
ただ個人的には卑猥な言葉やら悪霊のバックグラウンドには少し受け付けない感がありましたが、婆ちゃんの覚醒からの盛り上がりとふざけてるのか本気なのか分からないツッコミどころの多い場面も殆どがとても楽しめました。
「婆ちゃんvs 悪霊」
おふざけも多いけど
ちゃんとホラーで見応えありです!
ホラー映画と一括りにできない
見終わって「ジャンル何?」。良い意味で規格外のホラー映画でとても面白かった。社会問題や恋愛や笑い?やアクションのエッセンスが効いているホラー映画。スベってるという口コミもあり、
賛否両論あるけど私は「今年観た映画の個人Ranking」上位にノミネートしたいですね。
白石ワールド満載!
序盤から地味に根岸季衣さん熱演やなぁ…とは思ってましたが、まさかそう来るとは!?
思わずスタンディングオベーションしそうになりました!
最近低調気味のジャパニーズホラー映画ですが、ここまで振り切ってもらえると遠慮なく涙流しながら拍手笑いで楽しめます♪
「シス」に続く最強老人アクション??
内容やテンポに少々不満はありますが、爆笑シーンが楽しかったです。
私は霊感ほぼゼロで、生きてる人間が一番怖いと思って暮らしていますが、
万が一、悪霊に出くわすようなことがあったら、
ばあちゃんの教えを思い出して立ち向かいたいと思いました。
ホラー???
品のない笑いが目立つ作品
原作未読。
予告からして純粋なJホラーかと思っていたが、この監督の作品だから多分違うだろうなと思っていたらやはり違った(笑)
楽しみにして公開を待っていたのだけれど、今回はちょっと期待はずれ。
笑えるシーンもいくつかあったが、全体的には微妙な作品。もう一度みることはないだろう。
監督の過去作だと、POVの作品の方が個人的には好きなものが多い。
一点だけ気になったのは、子供に対する必要以上の暴力描写だ。どうやら原作になく映画オリジナルの表現らしいのだが、それらのシーンに必要性は感じられず、そして一番タチが悪いのは子供に暴力を振るって笑いを取ろうとしている点である。(そしてあまり面白くない。)その点が結構不快だったので、1.5点が限界な作品。
全体的に品のない笑いが目立つので、苦手な人は注意。
ただし俳優はすごく良い仕事をしていたので、今後も頑張ってほしい。
おしい‥
白石晃士的に手堅いホラー
原作からして白石晃士的なので、まさにガチハマリ。後半は白石ワールド全開。
原作からの改変も、筋はよりビビットになり絵面的にも効果的だった。やりすぎと感じる人もいるだろうが。
キャスティングも素晴らしかった。根岸季衣は言わずもがな(「変な家」での快演も凄かった)、梶原善、きたろう、占部房子の安定感、近藤華の繊細でさわやかなヒロインっぷり。どれもよかった。
ただ、音楽は最悪に近かったと思う。ホラーのテンプレ的なものはともかく、必要のないシーンで適当な既製のピアノ曲が鳴って興ざめすることが多かった。白石監督作はいつも音楽に手が回ってない感じがして、そこは何とかしてほしい。
ともかく、白石監督は今作で新たなファンをたくさん獲得できたと思う。それが一番嬉しい。
とにかく劇場スクリ-ンに爪痕は残せたかもですね!
まだまだ残暑残る最中、
今日は 観るの忘れてた作品「サユリ」を観に行きましたよ。
ホラ-ってのは存じてましたが、これは コレはB級王道作品ですね。
とにかく 忘れてても気になってた作品でして
それはチラシデザインが良かったからです。
邦画ホラ-ってちょっとチラシイメ-ジが手抜きな物が多いんですが
このチラシは 邦画?どっちか言うと洋画っぽい。良く出来てると思います。
これデザインした人 見せ方結構分かってるなぁて思いました。
ゾンビチックでバイオハザ-ド好きそう・・・そう思う。
それで内容なんですが、
前半まだ良いんですが、後半が結構エグい。
サユリがどうして あんな太った子になったとか、何故殺されたとか。
哀しい思いがちゃんと説明されてて、意味不明なバケモノ扱いでは決して無いところが良いでしょうか。
呪縛を解くのも 変な霊媒師では無くて、主人公則雄の婆さんが どっから探してどうやって連れてきたかが全く不明ですが 元凶となったサユリの家族らを連れてきて復讐させる辺りは 納得的な所。
特に母親は殺せなかった思いもokかな。
サユリは幼少の頃に、実の父に家庭内性的暴行をされて、母や妹の助けが無く部屋に閉じ籠もり過食で太る。そして暴力的になり家族に殺されてしまう。かつ遺体は家横に埋められてしまうという話。その怨念が 次にその家へ引越ししてきた家族に災いを起こすって言う流れ。
B級と思えるのは、認知症の祖母が元に戻り、生き残った孫と一緒に太極拳の技で
サユリの対峙でしょうかね。
コミカル過ぎて、何故かメッチャ笑えます。
かつ 結構暴力シ-ンや血しぶき飛んでて、エグい。バ-ルを振り回すし頭叩き割るし。遣りたい放題。
極めつけが ”げんきはつらつおま○こまんまん” 初めて訊いたとき場内微妙な空気感が生まれ失笑が。幾度となく叫ぶし。オイオイですよ。
それと則雄が奪われた住田を取り戻すのに、祖母に思いの丈をぶつけろと言われて
住田とやりたい~と 絶叫するところでしょうか。ラストで取り戻した住田からも
私とやりたいって叫んでなかった?って訊かれてたね。
下品と思う指摘が多いのはそこでしょうね。きっと。
このB級的流れですが、貞子作品と極めて違うのは サユリの怨念に正面から力技で挑もうとしてる所ですかね。霊的な物に対して普通はありえんのですが、何とか成るんじゃぁって 言うパワ-が何故か笑えます。
呪文やお経ではなくて 闘うバトル霊媒ってヤツ感じでしょうか。
昔観た ”幽幻道士”もそんな感じだったかなw。
メチャクチャな展開流れと 凶器による残虐な暴力場面があり、
下品さと 訳の分からん祖母様に振り回される内容でした。
サユリの怨念が解けて 元の姿で他の霊と一緒に天国へ昇っていく
展開シ-ンはokに感じましたよ。
ご興味ある方は
今のうちに劇場へ
あっと驚きのホラー映画!?
押切蓮介の人気ホラー漫画の映画化という事で結構な期待感を持って観たのだが(ホラー映画として)・・・・・・・
結果はこれホラー映画なのという感じ!?
確かに冒頭から待ったなしで家族が次々と亡くなっていくあたりは、押切ワールド全開という感じだが、途中 祖母の認知症が改善されるあたりから、ストーリーが一変、まるで○○を倒す為のヒーロー映画に変貌していく(笑)
白石晃二監督はかの「ほんとにあった!呪いのビデオ」を初めとするフェイクドキュメンタリーで実績を上げただけにその路線を期待したのだが・・・・・・・
正直言ってホラー映画としては幻滅、児童虐待や惨殺といった忌み嫌うシーンも作品の後押しには全く寄与していない気がするのは自分だけだろうか!?
コミックの描く世界の限界
映画『サユリ』館内は、八割の入、封切り最初の日に渋谷での鑑賞。当然若い人が八割、場違いとは言わないけど、なんとなく居心地が悪い。原作はコミックのようで、セリフにどこか軽さがつきまとう。しかし、下の隠語の連打はいただけない、小学生レベルだ。
原作がコミックに垣間見えるご都合主義
今日的問題を題材にしているのはいいんだけど。
コミックにありがちのご都合主義。
でも、みんなこれで納得するんだろうな。
憧れのマイホーム。
いまでも憧れなんだろうな。
一家に起こるのは。
広いスペースが、かえって仇になる父親の性暴力。
引きこもり。
反撃する子供。
暴力の支配する家庭。
題材は揃ってるんですが。
こういう表現ってどうなのかな
劇中中学生の主人公の発する、女性器の連呼。
これ、面白がるのは小学生までだよなって思うんですが。
おおよそ観客の大半は、20代と思しき方々。
そして、嘔吐物を長々と映す表現。
ひつこいようだけど、小学生レベルだよな。
こんなこと面白がるのは。
まあ、中学生までなら許せるかな。
でも、人気コミックが原作で、それの映画化を皆期待して来館したんだから。
まんざらでもないのかな。
おじさんというか、爺さんの域に入っている筆者にはどうも。
憧れの一軒家に越してきた家族に待ち受けるもの
あとは、皆さんで楽しんでください。
それなりに、カメラワーク、演出とも優れてますから。
楽しめますよ。
ただ、冒頭に書いたように、40、50を超える方々には、ちょっと違和感が。
いや、私は違和感なく楽しめたという方は、若い世代とのギャップがないのかも。
ただ、それは喜んでいいのか悪いのか。
私には、ただ幼稚化した若者像としか感じないのですが。
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