サユリのレビュー・感想・評価
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ホラー映画と一括りにできない
見終わって「ジャンル何?」。良い意味で規格外のホラー映画でとても面白かった。社会問題や恋愛や笑い?やアクションのエッセンスが効いているホラー映画。スベってるという口コミもあり、
賛否両論あるけど私は「今年観た映画の個人Ranking」上位にノミネートしたいですね。
白石ワールド満載!
序盤から地味に根岸季衣さん熱演やなぁ…とは思ってましたが、まさかそう来るとは!?
思わずスタンディングオベーションしそうになりました!
最近低調気味のジャパニーズホラー映画ですが、ここまで振り切ってもらえると遠慮なく涙流しながら拍手笑いで楽しめます♪
「シス」に続く最強老人アクション??
内容やテンポに少々不満はありますが、爆笑シーンが楽しかったです。
私は霊感ほぼゼロで、生きてる人間が一番怖いと思って暮らしていますが、
万が一、悪霊に出くわすようなことがあったら、
ばあちゃんの教えを思い出して立ち向かいたいと思いました。
ホラー???
品のない笑いが目立つ作品
原作未読。
予告からして純粋なJホラーかと思っていたが、この監督の作品だから多分違うだろうなと思っていたらやはり違った(笑)
楽しみにして公開を待っていたのだけれど、今回はちょっと期待はずれ。
笑えるシーンもいくつかあったが、全体的には微妙な作品。もう一度みることはないだろう。
監督の過去作だと、POVの作品の方が個人的には好きなものが多い。
一点だけ気になったのは、子供に対する必要以上の暴力描写だ。どうやら原作になく映画オリジナルの表現らしいのだが、それらのシーンに必要性は感じられず、そして一番タチが悪いのは子供に暴力を振るって笑いを取ろうとしている点である。(そしてあまり面白くない。)その点が結構不快だったので、1.5点が限界な作品。
全体的に品のない笑いが目立つので、苦手な人は注意。
ただし俳優はすごく良い仕事をしていたので、今後も頑張ってほしい。
白石晃士的に手堅いホラー
原作からして白石晃士的なので、まさにガチハマリ。後半は白石ワールド全開。
原作からの改変も、筋はよりビビットになり絵面的にも効果的だった。やりすぎと感じる人もいるだろうが。
キャスティングも素晴らしかった。根岸季衣は言わずもがな(「変な家」での快演も凄かった)、梶原善、きたろう、占部房子の安定感、近藤華の繊細でさわやかなヒロインっぷり。どれもよかった。
ただ、音楽は最悪に近かったと思う。ホラーのテンプレ的なものはともかく、必要のないシーンで適当な既製のピアノ曲が鳴って興ざめすることが多かった。白石監督作はいつも音楽に手が回ってない感じがして、そこは何とかしてほしい。
ともかく、白石監督は今作で新たなファンをたくさん獲得できたと思う。それが一番嬉しい。
とにかく劇場スクリ-ンに爪痕は残せたかもですね!
まだまだ残暑残る最中、
今日は 観るの忘れてた作品「サユリ」を観に行きましたよ。
ホラ-ってのは存じてましたが、これは コレはB級王道作品ですね。
とにかく 忘れてても気になってた作品でして
それはチラシデザインが良かったからです。
邦画ホラ-ってちょっとチラシイメ-ジが手抜きな物が多いんですが
このチラシは 邦画?どっちか言うと洋画っぽい。良く出来てると思います。
これデザインした人 見せ方結構分かってるなぁて思いました。
ゾンビチックでバイオハザ-ド好きそう・・・そう思う。
それで内容なんですが、
前半まだ良いんですが、後半が結構エグい。
サユリがどうして あんな太った子になったとか、何故殺されたとか。
哀しい思いがちゃんと説明されてて、意味不明なバケモノ扱いでは決して無いところが良いでしょうか。
呪縛を解くのも 変な霊媒師では無くて、主人公則雄の婆さんが どっから探してどうやって連れてきたかが全く不明ですが 元凶となったサユリの家族らを連れてきて復讐させる辺りは 納得的な所。
特に母親は殺せなかった思いもokかな。
サユリは幼少の頃に、実の父に家庭内性的暴行をされて、母や妹の助けが無く部屋に閉じ籠もり過食で太る。そして暴力的になり家族に殺されてしまう。かつ遺体は家横に埋められてしまうという話。その怨念が 次にその家へ引越ししてきた家族に災いを起こすって言う流れ。
B級と思えるのは、認知症の祖母が元に戻り、生き残った孫と一緒に太極拳の技で
サユリの対峙でしょうかね。
コミカル過ぎて、何故かメッチャ笑えます。
かつ 結構暴力シ-ンや血しぶき飛んでて、エグい。バ-ルを振り回すし頭叩き割るし。遣りたい放題。
極めつけが ”げんきはつらつおま○こまんまん” 初めて訊いたとき場内微妙な空気感が生まれ失笑が。幾度となく叫ぶし。オイオイですよ。
それと則雄が奪われた住田を取り戻すのに、祖母に思いの丈をぶつけろと言われて
住田とやりたい~と 絶叫するところでしょうか。ラストで取り戻した住田からも
私とやりたいって叫んでなかった?って訊かれてたね。
下品と思う指摘が多いのはそこでしょうね。きっと。
このB級的流れですが、貞子作品と極めて違うのは サユリの怨念に正面から力技で挑もうとしてる所ですかね。霊的な物に対して普通はありえんのですが、何とか成るんじゃぁって 言うパワ-が何故か笑えます。
呪文やお経ではなくて 闘うバトル霊媒ってヤツ感じでしょうか。
昔観た ”幽幻道士”もそんな感じだったかなw。
メチャクチャな展開流れと 凶器による残虐な暴力場面があり、
下品さと 訳の分からん祖母様に振り回される内容でした。
サユリの怨念が解けて 元の姿で他の霊と一緒に天国へ昇っていく
展開シ-ンはokに感じましたよ。
ご興味ある方は
今のうちに劇場へ
あっと驚きのホラー映画!?
押切蓮介の人気ホラー漫画の映画化という事で結構な期待感を持って観たのだが(ホラー映画として)・・・・・・・
結果はこれホラー映画なのという感じ!?
確かに冒頭から待ったなしで家族が次々と亡くなっていくあたりは、押切ワールド全開という感じだが、途中 祖母の認知症が改善されるあたりから、ストーリーが一変、まるで○○を倒す為のヒーロー映画に変貌していく(笑)
白石晃二監督はかの「ほんとにあった!呪いのビデオ」を初めとするフェイクドキュメンタリーで実績を上げただけにその路線を期待したのだが・・・・・・・
正直言ってホラー映画としては幻滅、児童虐待や惨殺といった忌み嫌うシーンも作品の後押しには全く寄与していない気がするのは自分だけだろうか!?
コミックの描く世界の限界
映画『サユリ』館内は、八割の入、封切り最初の日に渋谷での鑑賞。当然若い人が八割、場違いとは言わないけど、なんとなく居心地が悪い。原作はコミックのようで、セリフにどこか軽さがつきまとう。しかし、下の隠語の連打はいただけない、小学生レベルだ。
原作がコミックに垣間見えるご都合主義
今日的問題を題材にしているのはいいんだけど。
コミックにありがちのご都合主義。
でも、みんなこれで納得するんだろうな。
憧れのマイホーム。
いまでも憧れなんだろうな。
一家に起こるのは。
広いスペースが、かえって仇になる父親の性暴力。
引きこもり。
反撃する子供。
暴力の支配する家庭。
題材は揃ってるんですが。
こういう表現ってどうなのかな
劇中中学生の主人公の発する、女性器の連呼。
これ、面白がるのは小学生までだよなって思うんですが。
おおよそ観客の大半は、20代と思しき方々。
そして、嘔吐物を長々と映す表現。
ひつこいようだけど、小学生レベルだよな。
こんなこと面白がるのは。
まあ、中学生までなら許せるかな。
でも、人気コミックが原作で、それの映画化を皆期待して来館したんだから。
まんざらでもないのかな。
おじさんというか、爺さんの域に入っている筆者にはどうも。
憧れの一軒家に越してきた家族に待ち受けるもの
あとは、皆さんで楽しんでください。
それなりに、カメラワーク、演出とも優れてますから。
楽しめますよ。
ただ、冒頭に書いたように、40、50を超える方々には、ちょっと違和感が。
いや、私は違和感なく楽しめたという方は、若い世代とのギャップがないのかも。
ただ、それは喜んでいいのか悪いのか。
私には、ただ幼稚化した若者像としか感じないのですが。
悪霊には暴力で抗え
そもそも呪われること自体が不条理なことを再確認させてくれる本作。
ただ引っ越してきただけなのに、そこで起こった出来事の尻拭いをさせられてちゃたまったもんじゃない。
お婆ちゃんが覚醒したところでは劇場から笑い声が聞こえました。
前半のホラーからの後半の血で血を洗う戦いへのシフトが楽しかったです。
原因となった家族を引っ張って来たのは良かったな。
だけど、さゆりが一番殺せなさそうなのは妹なんじゃないの?と思ってたけど違うの?
母親は父親の性的虐待に気付いてて見ないフリしてたじゃない?妹が一緒に遊ぶのを止めていたからてっきり妹には手を出さないのかと思ってたけど、蓋を開けたら妹も気づいていたのか?それとも妹はサユリが父親の相手をしなくなったから同じ目にあっていたのか?その辺がよく分からなかった。
全体的にテンポも良く、ホラー描写も流石の一言でした。
弟が落ちてくるぞとは思ったけど、本当にびっくりした。
ホラーはやっぱり大きな劇場で周りのお客さんと一緒に怖がりながら観るのが楽しいなと思いました。
どちらかと言えば《変化球》系のホラー
新しいホラー表現を模索して「毎回の様に迷走する」清水崇監督に対して、オーソドックスながらも「手堅くゾクっとする」シーンが必ずある白石晃士監督!
…と言うのが、Jホラーを代表する両監督に対する《私の個人的なイメージ》なのですが、本作も前半は手堅く怖いシーンで構成しつつも、「怖さに慣れてくる終盤に向けて」は 物語の中盤で転調して 作品のテイストを変えてくる、白石晃士監督らしいホラー作品であったと感じました。
【ストーリー(脚本) & 演出】
[ぶっ飛んだキャラクター造形]や[物語前半の救いの無い(容赦無い)展開]など、全体としては《押切蓮介テイスト全開》なストーリーであったと思います。
その原作を基に[白石晃士]&[安里麻里]両氏が脚本を起こし、B級感はあるものの「実写化映画として充分なクオリティの作品に仕上げてきたなぁ」と感じました。
脚本評価★★★★☆(実質☆3.5です)
演出評価★★★★☆(実質☆3.5です)
【キャスティング(配役) & 演技】
邦画ホラーの[俳優の演技]を観て毎回感じるのは「普通に演技されると ホラー映画としては大人しくなり過ぎるし、かと言って大袈裟な演技だと わざとらしいし」と言う事なのですが、本作では俳優の皆さん 素晴らしいホラー演技でした!
中でも特に《根岸季衣(ねぎし としえ)さん》は 予告編を観た時から「これは絶対 婆さん無双 来るだろ」と思っていたのですが、私の想像を遥かに超える演技で [根岸季衣無双]と言っても過言ではない大活躍でした!
あと もう1人注目なのが『主人公と同じ学校の女子・住田』を演じた《近藤華さん》です。あの状況で「あのトーンで話しかけられたら 普通に不安になるわ」って思いましたもん。
配役評価★★★★★
演技評価★★★★☆(ホラー補正で甘め)
【映像 & 音楽】
平均的な[邦画ホラーの映像レベル]には到達していたと思います。(予算規模の違うハリウッド作品と比べちゃダメよ)
音楽•音響効果も「おそらく殆どの人が 不満を感じる事は無いだろう」と思われるレベルであった かと。
映像評価★★★☆☆
音楽評価★★★☆☆
【総合評価】
このタイミングでレビューを書いておきながらなんですが、私が鑑賞したのは《公開初週の日曜日•午後の上映回だった》のですが、ほぼほぼ満席の状況で「えっ!? いくら日曜日だからって こんなB級感満載のホラー映画を観に こんなに人が集まるの?」と上映前は思ったものの、鑑賞後には「こういう作品にも きちんと注目が集まるのは良い事だよな」と素直に認められる作品でした。
「怖いか?怖くないか?」は個人差があるので明言はしませんが、多くの方に「面白かった」と感じて貰える作品ではある …と思われます。
【追記】
エンドロール後に「シーンは無し」なので すぐに離席しても問題はありません。
連れを
後半ずっとうっすらスベってる
久しぶりに映画館でホラーを鑑賞
もちろん純粋なホラーじゃないとは存じておりましたが。
ホラーパートはしっかり怖くてなかなか良かったです。編集とか演出もとてもとても。
んで肝心の例のパート変更の場面が
んんんー。んんー。
無理矢理になるのは別に構わないのだけど、「無理矢理感」をうまく落とし込めてないというか。なんかグダってしまってるのよね。一番大事なところだったのだけど。
婆さんのキャラも最後まで浮ついてて。なんかキャラクターが馴染んでない。
唯一お兄ちゃんがとても演技がうまくて、ギリギリ一人で浮ついてるババアとサユリを支えてる感じ。
特に後半、まとまってないというか、まだボンドが固まってないというか。一晩寝かせてないカレーというか。それを「変な映画」というニュアンスで逃げるのはナシですよね。
南出凌嘉さんは本当に素晴らしいと思います。
人気役者になるだろうなー。
可愛い近藤華さんにときめいた♥
たまたま入っただけなのに、、
命を濃く生きる
上映が終わりそうで、慌てて鑑賞。
試験中なのか、映画館は高校生がゾロゾロと。
結構エグいシーンが多い。これは小学生には見せられない。
ただ、言わんとすることには納得した。
怨霊に勝つには、命を濃くすること。しっかり食べて寝て体を鍛える。そして笑う。「怨霊」に全てのことが当てはまりそう。
それにしても、日本にもこんな力のある怨霊が出て来たんだと、その西洋化に驚き。
あと、家庭内の問題を見ないふりするのはやはり許せない。父親については言うまでもなく、1番の盾となるべき母親は、、、
原作コミックを購入しようと三省堂に寄ったが売り切れであった。
まずまずの満足感。根岸季衣の役者振り良かった。ああいうばあちゃんになりたいなあ。
人間(の生命力)っていいな〜
「前半はつまらないけど、後半は面白い」という評判を聞いて鑑賞したけど、自分は普通に前半も楽しめた。
結構テンポも良かったと思う。ビックリシーンも緩急が効いてて普通にビックリした。ただ『サユリ』を観ていて自分がちょっと気になった所が2つ。
お姉ちゃんに夜襲われたのに何でまたノコノコ追っていくんだよっていう末っ子の危機感の無さと、ラストで救出するシーンで使われたCGの出来がとんでもなく悪かったくらい。
お婆ちゃんが語った、「どんな人間も不幸を跨いで生きていくことはできない。それでも生きていく。何かあったら呼べよ、助けてやるから」うーん良い言葉で、良い育ての親だ。他にも爺ちゃんの「死ぬまで生きるんだから、楽しく生きていこう」っていう言葉もね、凄い分かりやすい簡単な言葉だけど、家族が亡くなってるのに笑顔で語るのは中々出来ない。良い親だったんだろうなぁってしみじみ思った。
人間の生命力の讃歌と感じられるような、そういった力強いメッセージが映画から迸っていて、観た後は元気はつらつ()になれる映画だなという感想。映画的にはB級感は最後まで抜けなかったけど、後半からの怒涛の物語の展開やメッセージ性が強く突き刺さって自分的にはめっちゃオモロかった。邦画ホラーでオススメの一作になった。
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