がんばっていきまっしょいのレビュー・感想・評価
全89件中、61~80件目を表示
描写不足
ビジュアルとスポコン青春という題材に惹かれて観に行きましたが、期待を越えない出来でした。主人公のやる気のなさは分からなくはないのですが、突然やる気になった心境の変化が良く分からない。周りのメンバーは何故、自分勝手に途中でボート部を抜けた主人公を何事もなく受け入れられたのだろうか。主人公視点ではある程度はみている側は理解できるが(二宮に対する気持ちの揺れ動き、アクシデントに対する心の乱れ)、ボート部のメンバーからみたら只の気分屋でボート部を離れた奴にしか見えない。この辺りの主人公がボートに戻ってくる描写はもっと丁寧にやって欲しかったですね。青春がしたいの?スポコンがしたいの?あるいは恋愛要素を入れたかったの?短い時間なので仕方ない面もありますが、中途半端になっているのは残念でした。じっくりとアニメ1クールでやるべきお話かもしれませんね。ビジュアルは良かった。松山市内の様子も綺麗な画で描かれていましたし、まあCGアニメは賛否両論はあるかと思いますが。
浅く軽く
つい、実写版と比べてしまう。
悦ネエはただの我儘な気分屋になってしまい、チームは大した練習もせず、休んでばかりいるのに、なぜか強くなる。
時代の設定が50年ほども違うので、仕方がない部分もあるのだろうが、今の若い人をなめてしまっているようにも感じた。
原作未読者
結論から言うと、CGは十分なできでした。もっとキツイものを見ていただけに…、美しい美術ととも良い時間を過ごせました。
キャラクター原案が好みで、また、お話自体はなんとなく知っていましたので観に行った次第。
セル画とはちがい、おそらく好き嫌いがあるので誰にでもおすすめできはしませんが、一見の価値はありますとだけ。原作組の方はいただけないという方も散見しますね。ソレは仕方ないとして、ワタシはヒメに惚れましたわ。
あとは、円盤と設定資料が発売されることを望みます😊
「スポ根」ではない「日常系」の傑作
タイトルから「スポ根」ものかなと思ってましたが、青春日常系の作品でした…
主人公は天才でも努力家でもなく普通の人…
全国大会を勝ち抜いたり、大恋愛をするでもなく、普通の高校生が少しだけ頑張る話…
映像はボートを漕ぐシーンとか3Dの恩恵を受けていて素晴らしく風景とかも素晴らしい!
人物は3Dぽさはあるが、モデリングがモデル体型ではなく普通の高校生ぼい体型でリアルに感じられて良かった!
そしてなぜかローアングルが多くて嬉しい…
話のテンポについては緩急がついていて凄く良い…
地味な作品でアニメというよりかは、良作の邦画を観ている感じがして、私は傑作だと思いました!
とにかくキラキラ青春!ひょんなことでふさぎ込んでしまうのもリアル。でももっとボート部ウンチクもボート部楽しい!ももっと観たかったよ。
実写版のDVDは買ったままで観ようと思ったけど間に合わず
ドラマ版は最初の数話でNEWSの問題でゴタゴタで観なくなっての鑑賞です。
観て良かったです。
とにかくキラキラ青春!
おかしなことで悩んでふさぎ込んでしまう無限ループ。
アルアルです。
でもそこが結構長い。その分、練習の日常や、ボート部あるあるや、ボートのうんちくが観れた方が面白かったのに残念。伊藤美来
最近の作品にありがちな、暗い方に引っ張られすぎ。
上手く漕げたときの喜びや、一致団結の楽しさなどをもっと味わっても良かったと思います!
声優さんたちも良かった。
特に姫の口癖とか、伊藤美来さん上手い。
一言も話さない伝説の部長も良かったよ。
おまけに主題歌もノリが良くてぴったりでした。
美少女アニメで、グループに必ず「便利な」お金持ちお嬢様がいるのはお約束なの?
それとも原作通り???
ボート競技を通した青春群像劇
予告編だけの情報で原作未読、ドラマや実写映画があった事すらのこ映画視聴後に知った有様。
進学校に入学したもののやりたい事がある訳でもなくやる気が起きなくて直ぐに投げ出してしまう悦子。彼女は小学生の時は背も高く勉強もできてクラスのリーダー的な存在で(悦ねえ)と言う愛称で慕われていた。しかし皆の背が伸びて中学の頃にはなにもかも並になり自分が特別な存在ではなく普通の人間だと思い知る。それ以来何に対しても本気になれず飽きっぽい性格になった。高校だけは進学校に受かったがそこでも中の中。進学校なのに何故か漕艇が強かった過去の栄光からクラス対抗ボート競技会が学校行事で行われておりそこでも負けが見えてきたらやる気を失い漕ぐのをやめて批判を受ける。
そんな頃に埼玉から転校してきた高橋(リー)がボート競技をやりたいからボート部に入りたいと相談を受ける。所がボート部は三年生の引退で廃部寸前。
唯一残った男子部員二宮に頼んで部の復活を頼むが人数が足りない。仕方なく悦ねえと友人の姫が名義貸ししてなんとか存続したがそれでも競技に出るに人数が足りない。うまい具合に二人入部希望者があり何とかチームを作る事ができた。しかし元々名義貸し入部の悦ねえはやる気がなくチームの足を引っ張ってしまう。彼女達はチームとしてまとまって行くのか?大会で成績を収められるのか?
そんな感じの映画。
悦ねえ視点で彼女の思いや友人、ライバル校との関係、成長を見る青春群像劇。
それとスポーツ部活ものでありがちな根性とかスパルタとは無縁と言うか好きだから、面白いから皆勝手に頑張るって感じでスポコンで無いのは珍しいかな。
ライバル校は勝利至上主義でもろスポコンって感じでしたが、楽しく?部活やっている悦ねえ達を少し羨ましく見ていましたから。
そうそうこのアニメはモーションキャプチャーを多用しておりアニメなのに人間の自然な動きになっている。ただそれが逆に不自然に見えてしまう。
オールを漕ぐ所とかは上手く表現できているが、普通に歩くシーンはアニメとしてみると逆に不自然に見えてしまう。アニメはアニメ的な表現の方が自然に見える気がするのは自分だけだろうか?
モーションキャプチャーは必要な所だけで良い気がする。
CGが…
土曜日の朝9:30~で私を含め観客3人。もうすでに地雷臭が漂ってます。
田中麗奈さんの『がんばっていきまっしょい』が好きだったので観に行きましたが、結果は期待を大きく裏切られました。
CGの出来があまり良くなく登場人物の表情や動きがアンドロイドっぽくてストーリーに没入できない。主人公のヤル気のなさにイライラして感情移入できない。ボート部始動までの流れが雑すぎかつご都合主義的に進むので置いてけぼりにされてる感じがある。後半はCGにも慣れて内容も盛り上がりがあり、終わり方も含めて良かったと思います。
短い時間の中で詰め込みすぎた感は否めませんが、深夜アニメの1クール枠でならもっと評価できたと思う。少しもったいなかったかな。
王道の青春物語
主人公がなんとなく入ったボート部で、やる気を出したのに、やっぱりやる気をなくして、またやる気を取り戻して結果を残すという王道の青春物語
ただ、やる気をなくした理由が、
・ちょっと気になる男の子が、同じ部の女の子と仲良く話していたのを見て少し嫉妬し
・その気の落ち込みからか風邪を引いて部活を休み
・部活を休んだのを取り戻そうとして無理な練習をした結果友達に怪我させた
から、というだいぶひどい行動なのでこれが許せるかどうかで評価が変わるかも。わたしはこのシーンめちゃくちゃイライラしながら観てました
劇中歌に韓流ぶっ込みで萎えました
韓流をぶっ込めば製作資金の援助が期待できるのでしょうがそれで良いんですか?F層は宣伝に流されやすい馬鹿だと見くびってませんか?内容や声優さんは良かったです。劇中歌がアレで裏事情がチラついてしまい萎えましたのでマイナス1点にしました。
絵がめっちゃ綺麗で声優が超豪華
愛媛県松山市の三津東高校2年生・村上悦子は、夢もやりたいこともなく平凡な日々を過ごしていた。そんなある日、クラスに転校生の梨衣奈がやって来た。悦子とは幼なじみの姫はボート部に入りたいと言った梨衣奈に影響され、廃部となっていたボート部を復活させようとした。同級生の妙子と真優美も加わり、初心者5人での猛練習が始まった。しかし、予選で惨敗し、自分たちのレベルを知った彼女たちは、次こそ・・・てな話。
原作未読、実写ドラマ未視聴での鑑賞。
ストーリーはボート部で頑張る女子高生たちが、花火を見に行ったり、風邪ひいて部活を休み、練習に復帰したらにオールを折ってしまいそれから部活をやめると言い出し、悩む子が居たりで、多少のゴタゴタも有りで面白かった。
キャラも可愛かったし、アニメでこれほど繊細な絵を見たのは記憶にないくらい、それほど木の葉っぱ一枚、コーヒーカップの柄まですごく丁寧に描かれていてすごかった。
声優も、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美らアニメをあまり見ない人でも知ってるほどの人気声優で超豪華。
主題歌は、僕が見たかった青空、でこれも良かった。
もう一声、濃さ・深さ・奥行きが欲しかった印象
私事ながら、チョッと体調崩してて楽しめるかどうかアレでしたが、ナントカ普通に鑑賞できました。
サッコン良く目にする様になったフルCGアニメは、サスガ動きがナチュラルで繊細。今後は手描きはどんどん縮小され、フルデジタルの時代になるのでしょうか。手描きの雰囲気が薄れるのはあまり良しとしませんが、ソレもCGならば擬似的に再現できるのでしょうか。
内容は、女子高生ド青春スポ根アニメで、キャラデザが『ラブライブ!』の人と言う訳で瞳が正円の特徴あるキャラ、て程でもなく、巧くCGに溶け込んではいました。とは言えキャラのグラフィックがCG然とした印象の払拭は、やはりもっと技術が進まないと難しいかも知れません。
その関連で、男子キャラ「二宮」のキャラデザが微妙で、コレでは中盤のキャッキャウフフがあまり印象的になりません。もっとも軸足はソコにはなく、その辺はオカズ程度でしかないのでストーリー展開にはあまり影響してなかった様子。
その率直なストーリー展開も、良く言えば解りやすく、悪く言えば淡白。個人的にはもう一つ何らか工夫が欲しかった内容でした。加えて、あまり馴染みのないボート競技なだけに、もう少し内容の説明も必要だった気がします。
細かいことですが競技シーンが天プラな印象なのも、チョッとマイナスです。見せ方の工夫が必要だったかも? カット割りやアングルの変化・演出などで、もっとアグレッシブな印象に出来ないものかと思うのですが難しいかな?
総じて、TVアニメ向きの内容ではないかと思われます。
そんな訳で、本作は決定的なダメポイントはありませんでしたので、鑑賞者には悪い印象は与えない及第作だと思いますし、普通に楽しめるのではないでしょうか。それに、大概マイナス点をもたらす中の人問題も、今回は宮田俊哉氏と言う訳でナゼかあまり心配していませんでしたw
今後この手の作品が増えることにも期待してます。
極端にマニアックな知識+独特のアニメ部分が合うかどうか…
今年387本目(合計1,479本目/今月(2024年10月度)38本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 愛媛県松山市には6年間の滞在歴があります。
ボート競技を扱ったアニメですが、専門用語がバリバリ出てくるのでこの好みが出てきます。また、多くの方が触れられている通り、アニメ作品としてはいわゆる「ぬるぬる感」が独特で(他のアニメ作品にもあったような…)、公式サイトなどの予告編で合う合わないがある程度分かれるのかなといったところです。
結局のところ、この映画は愛媛県内では先行放映されていたようにローカル色があるのですが、映画内の描写は妙に詳しいのか詳しくないのか、ある程度滞在したことがあることを前提にした知識が求められるのが厳しいかなといったところです。具体的には松山市の地理関係で、この部分の理解が前提になる…と思いきや、実は松山市内だけでは「ない」のがこの映画の特徴で(後述)、この点ある程度の配慮は欲しかったです。
作品としてはボート競技を扱ったスポーツものであり、高校スポーツものという、ある程度誰であってもある程度共感が得やすいものが背景にあるので(もともと原作小説を持つ映画です)、作品の理解は「ある程度は」しやすいほうにあたるのでは…と思います。
ただ、スポーツ競技としてのボート競技に関してはルールがほぼ説明されず、専門用語が多い点で、この理解ができないと全体の理解につながるので(主人公のストーリー上の挫折の理由ほか)、この部分は事前に公式サイトやルール等を説明したサイト、動画等で把握するしかないのかなと思います(そうでないとある程度しかわからなくなる)。
一方でこの作品はアニメ作品で、愛媛県松山市をテーマにしている映画で、エンディングロールにおいても後援扱いで松山市や愛媛県、ほかテレビ局等色々出てくるようにローカル色が強めではありますが、コロナ事情もおちついた2024年時点において観光案内になりそうな部分が少なく、かつ映画のストーリー上の理解にも関わってくるので、ここは好き嫌いあるのかなといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
--------------------------------------------------------
(減点0.2/ボート競技に関するルールを知らないと理解が困難になってしまう)
この点は私とは別に、詳しく書かれている方がいらっしゃいますので省略します。いずれにせよ、そこそこのルールを理解していないと何が何かわからないまま進んでしまうのが厳しいです。もう少し説明があっても良かったのでは…と思う一方、それほど省略できそうなシーンもなく(花火大会のシーンを飛ばすとストーリーに支障をきたす。ネタバレ防止)、時間が足りていないのでは…とも思えます。
(減点0.2/松山市の地理ほか、多種多様な知識が求められてしまう)
まず、松山市はJRの「松山駅」と、私鉄の「伊予鉄道(伊予電)」の2つがあり、映画内で描かれるのは後者です。後者では「松山市駅」であり、実距離でもある程度離れていますす(前者が描かれることは基本的にありません)。
ある程度の知識があれば、伊予鉄道の市内線(いわゆる、環状路線を構成する路面電車 ←「坊っちゃん列車」が走っているのは通常、市内線)とは「別に」3つの市外線を持つところ、その3つのうちの2つに舞台があるのだろうということは「海を接する」ということからわかり、また、「フェリーが見える」などの描写から一意にすることはできます。ただ、この部分は駅名など説明を入れても良かったのでは…とは思えます(松山市だけは実在なのに、私鉄が架空というのはヘンテコ)。
ストーリーの中で、バスだったか大型のトラックかに乗って県大会に行くシーンがありますが、そこは、(テレビドラマ版を前提にする限り)実はお隣の「今治市」にある「玉川ダム(玉川湖)」です(愛媛県のボート競技ではここが使われるのが一般的)。ここの理解ができないと、「この辺から架空の松山市?」ということになり理解がヘンテコになるので厳しいです(というより、この点は説明が欲しかった部分)。
かと思えば、松山城の前の公園のシーンや、ロープウェイ街のシーン等も登場しますが、これらの説明は完全に省略。おそらく、観光促進は最初から想定されていないようです(字幕入れるくらいすればいいのにね…)。あと、なぜか「ちょこっとだけ」出てくる、地下街への階段…(何をもって「地下街」とするかは諸定義ありますが、一般的理解で、四国では唯一松山市には「地下街」が小規模ながらあります。なお、映画内ではその中のお話はでてこず)。
松山市にしても伊予鉄にしても、もう少し宣伝しても良かったんじゃないのかなぁ…という気がします。
--------------------------------------------------------
青は藍より出でて藍より青し
現実世界を反映したアニメ映画を評価する際、現実にはない、もしくは現実を超える美しさが表現されているかどうかが一つの基準となる。その点で本作は、海と空の青、波と雲の白、夕焼けのオレンジ、薄暮の紫といった色彩が鮮やかに描かれ、素晴らしい出来栄えとなっている。「青は藍より出でて藍より青し」という故事成語のごとく、現実を再現しつつもさらに鮮やかで、現実を凌駕する美を実現している。
また、95分という上映時間が示すように、物語もテンポよく進む。少し早すぎるくらいに感じる場面もあるが、これは最近のショート動画人気の流れに合わせた意図かもしれない。
その一方で、心理描写はもとよりボートの漕ぎ方1つでさえ詳細な説明セリフは省かれている。賛否が分かれるとこかもしれないが、個人的には物語の雰囲気を壊さず自然に描写されており、👍️と評価したい。
また、3DCGアニメではよく批判される「キャラクターが静止せずにゆらゆらと揺れる」描写も本作で見られる。ただ、3DCGの黎明期を体験した世代としては、この揺れも懐かしく、気にならない。むしろ、これがかえっていい味を出してるまである。
とりあえず、近いうちにもう一度劇場に足を運び、さらに深く解像度を高めたいと思える、そんな作品だった。
部活モノに欲しい要素が良い塩梅に入った作品
自身の平凡さに呆れ全てに意欲を失った悦子は、転校生の梨衣奈によってボート部に入ることになり…。
同名小説のアニメ映画化作品。部活モノとして友情と努力がしっかり描かれた良い塩梅の物語になっており、何より主人公の成長に感動できる作品でした。
続編が超観たい‼️❓超絶高品質アニメ‼️❓
まず、映像が凄い、リアリティが半端ない、ジブリが平伏すレベル。
キャラが凄い、今までキャラが混乱して区別がつかない事多々あるが、これは一目でわかるし、その人それぞれの歴史に引き込まれる。
特別に衝撃的なこと無いのに、目が離せない、うーん、どうなるのか、どうするのか、いたたまれない。
あー、こんな青春が良いな、彼も本当に思いやりがあり、距離感に、好感度爆上げ。
あゝ、ストレスの多い世の中だけど、これ観たら、心が清廉になる、ありがとうございました😊😭
「がんばれなかった」大人のあなたに
未成年の頃何かに打ち込んでいて、大人になった今でもそれを誇れる人ってどのくらいいるんだろう、って考えたことはありませんか? 野球を例に考えると最大限にがんばっても大谷翔平みたいなスターになれる人ってそんなにいないですよね。自分は大した努力をしないで勉強でも運動でも「そこそこ」人並な少年時代を歩んできたので、いつの間にか周りの人に抜かれて置いていかれたことで、主人公の悦ネエの気持ちが痛いほどわかりました。
自分は原作の小説も1998年に公開された田中麗奈主演の映画も経験しているので、令和のアニメ版になった本作を楽しみにしていました。内容は原作の良さを崩すことなく弱虫に思われがちな女子高校生の青春群像劇を、現代の風景や社会情勢を織り込みつつ綺麗な映像と音楽で表現していてとても好感が持てました。90分という上映時間も数字だけ見ると短く感じますが、見どころが沢山詰め込まれていて心の満腹感が得られました。ラストシーンの、新入生が入部したことと、県の大会で2位になったので四国の大会に出られるというところで、原作とは違うスピンオフの続編があっても良いのではと期待させる部分もありました。
ただ一点残念に思ったところは、キャラがモーションキャプチャーで「ぬるぬる」動いていたところです。ボート競技が主題なのでCGを使った水の表現はとても綺麗なのですが、キャラは多少デフォルメしても普通に動かして欲しかったです。最近特に興行収益の良かったアニメを例にすると、「すずめの戸締り」とか「シン・エヴァンゲリオン」のキャラがぬるぬる動いていたら違和感を感じるよね、ということです。
この先もがんばっていきまっしょい!
原作は読んでないです。
でも実写版は見ました。
原作が実写化されて30年近く経って今回のアニメーション。
時代は流れ、物の見方も考え方も変わり、新しい形で生まれ変わるのは当然です。実写版と話しの流れも五人のキャラも登場人物も違うけど、これはこれでとても良いと思います。
何より絵が綺麗です。そして動きのリアルさも見事でした。
一生懸命になることをあきらめた悦ネエだけど、仲間と共に懸命に取り組み挑むことに無駄なことなど何もない。切磋琢磨するライバルから学ぶ事もたくさんある。身の回りに起きる出来事に意味のないことなど何もないときっと思えるようになるのではないでしょうか。
人それぞれ、がんばっていきまっしょいには様々な形があっていいと思います。その掛け声は人生の応援歌のようでもあります。
負けて終わったと思っていたけど、懸命にがんばった甲斐あってどうやらこのあとも五人のがんばっていきまっしょいは続くようです。
諦めなかった先に気持ち良い風が吹きました。
いい映画を見ました
全89件中、61~80件目を表示