室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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後編の種まき&新規参入者へおさらい
邦画(特にTVシリーズ)の前後編の映画はどうしても前編が後編の種まきになってしまい、類に漏れずこの作品もそうなっています。散らかったストーリーを後編でどうするのかが見ものになります。だいぶ古くて長いシリーズなので、おさらいと設定確認のシーンがたくさん用意されていて易しいです。
後編への期待が高まる前編
踊る、テレビシリーズからのファンです。 今頃、スピンオフを撮影するのだから、脚本はかなり練られているのだろうと、期待して見ましたが、前編は期待通りと言えると思います。室井さんの人柄が、しっかり熟成されて説得力ある描かれ方してます。そして、男の子達、二人ともとても上手い。子供に頬ずりされる室井さんって、なんて温かい描き方。ひとつ心配なのは、踊る世代ではない人達が、敢えてこの映画を観るのかな…というところですが。ま、とにかく後編に期待です。
室井さんだねえ! これに尽きる。
踊る云々では無く、室井慎次の生き様を見せる映画だった。 多分、踊るとしては次回が本編だと思う。 それでもこれは面白い。 今の世の中にこそ、こんな男がいたらなあと思わせる内容だった。 次回が楽しみでしょうが無い。 非常に良い映画でした。 お勧めします。 踊るファンは少し拍子抜けするかもしれませんがこれは、次回への序章だと思えば、見る価値あります。
思った以上に続編に「お預け」の部分を多々残します。ただ、続きが楽しみで仕方なくなることは間違いなしです。
本作は、1997年に放送開始され熱狂的なファンを生み出し、映画版も大ヒットを記録したテレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズで柳葉敏郎が演じる人気キャラクター、室井慎次を主人公に描かれます。後編は『室井慎次 生き続ける者』で、2024年11月15日公開予定です。 ●ストーリー これまで現場の捜査員のために戦い続け、警察の組織改革に挑むなど波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次(柳葉敏郎)。27年前に湾岸署の刑事・青島(織田裕二)と交わした約束を果たせなかったことを悔やむ彼は、定年前に警察を辞め、故郷の秋田に帰っていました。そして事件の被害者家族・加害者家族を支援したいとの思いから事件の影響を受けた子供たちを引き取り、穏やかに暮らしていたのです。 ある日、室井の自宅のそばで他殺と思われる死体が見つかります。「とんでもない死体を見つけましたね、室井さん」。室井につきまとっていて、死体発見に協力していた地元の駐在警官の乃木(矢本悠馬)は驚きます。そして室井はその第一発見者とされてしまうのです。それにつけ込まれて、室井は捜査への協力を秋田県警察本部長に赴任しててきた新城賢太郎(筧利夫)から強要されてしまいます。 秋田の山奥の湖畔佇む室井の自宅の周辺には、のどかな風景に似つかわしくない、おびただしい数の警察官、ヘリや警察車両がひしめくなかで、なんと警視庁からも刑事部捜査1課から緒方薫(甲本雅裕)が派遣されてきます。発見された死亡した人物が、捜査1課が追う事件の犯人グループの一味ということで秋田県警と合同捜査となったのでした。 そのころ室井の前に謎の少女が現れます。その少女・日向杏(福本莉子)は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子)の娘でした。 これをきっかけに、室井は思いもよらぬ事件に巻き込まれていくことになります。 ●解説 主な舞台は、自然豊かな片田舎にある室井の家。過去のシリーズを踏まえると、がらりと一変した雰囲気の中で物語は展開しますが、これが面白いところ。農作業にいそしみ、里親となって少年だちと穏やかに暮らす室井の姿が興味を引きます。室井ならではのしぐさも飛び出すのです。もちろんあの苦虫を潰したような顔つきは、秋田に移っても健在でした。 笑いの要素も忘れないのが、このシリーズの良いところです。駐在警官の乃木をはじめ、なぜか早口でまくし立てて室井にからもうとする人物が次々登場します。 もちろん、それだけでは映画になりません。室井の家の近くで遺体が見つかり、かつて室井と青島を苦しめた殺人犯・日向真奈美の娘という、謎めいた少女・杏が現れます。 その後の展開は期待したほどの派手な動きはなく、謎は深まるばかりです。もやもやもしましたが、室井と少年の背景事情を明かしていくことで、終盤までのドラマ性を担保しているのが心憎かったです。また、室井が見慣れた黒いコートに身を包む場面もあれば、過去作の映像も差し込まれて、懐かしい気持ちにもさせられました。 結局この前編では、室井が自分自身を負け犬だと吐露する、警察を辞めてしまった理由を明かすことが主眼となっています。そのため死体で見つかった詐欺グループの犯人で、20年前の レインボーブリッジを封鎖しようとした事件とも関わりが指摘された人物の存在がどう現在の室井に関わってくるのか。そして新城本部長に脅されて渋々捜査に協力することになったこの死体発見事件に室井が捜査手腕を発揮するのか。はたまた杏を通じて、母親の日向真奈美がどう室井とからむのか。さらには室井の自宅の倉庫が放火される件で、犯人は誰なのかなど、思った以上に続編に「お預け」の部分を多々残します。ただ、続きが楽しみで仕方なくなることは間違いなしの出来栄えでした。 ●10/13追加コメント あちこちでコメントしたことをまとめてご紹介します。 あと、室井さんの作ったら料理が美味しそうに見えたのは僕だけでしょうか?といいつつも、週3日もカレーを作ったら、そりゃあ室井さんのカレーは子供たちにあきられるなと思いました。 そのときの言い訳が、元管理官だった室井さんらしからぬ不明瞭さです。 ビーフ、ポーグ、チキンと日替わりで具材を変える工夫をしていると自身の努力を必死にアピールするのですが、それを食べさせられる子どもたちにとって、カレーはカレーだったのですね。 男の手料理はこだわりはすごいものの、あれこれ細かくメニューを変えることは面倒で、どうしても同じ料理を頻繁に作りがちなものです。 ところで、室井さんでも警察組織を変えることができなかったなら、今は捜査の現場を離れ、捜査支援センターに配属された青島はどんな気持ちでいるのでしょうか。 青島が現場を離れることになったきっかけにもドラマはありそうです。 今回の「踊る」シリーズの復活が青島でなくて、室井になったのかというのも疑問です。亀井刑事が復活した時、ありたけの情熱を寺脇康文は、水谷豊にぶつけていましたが、織田裕二は昔の情熱を失ってしまったのかもしれません。 でも青島もまた現場を離れて、捜査の情熱を失っているのかもしれません。今回の復活では、過去のシリーズでの活劇からグッとエモーショナルな内面を抉っていく作品に変わったことを引き継いで、もし青島が再登場する続々編があるとしたら、かなり意気消沈した、誰もが見たいとは思えない登場の仕方になるのではないでしょうか。 ところで柳葉さんと室井さんはなぜ秋田県にこだわるのでしょうか。作品までが秋田に忖度しています。 でも登場するのは、よそ者排除のこわいおじさんたち。気に入らないよそ者は猟銃で撃ち殺し兼ねません。 案外犯人は地元民なのかもしれませんね。秋田の人はみんなああなのかしらんと誤解しそうです。
お布施
ドラマは好きだった 映画第三弾からもうこのシリーズはいいかなと思っていたが あえて復活させるということで お布施感覚で期待しないで見に行きました 特につまらなくも面白くもなかったです 作劇としてここ伏線ですよ気になるでしょ感が 強いのが難点といえば難点 一応後編も行くつもりですが ちゃんと面白ければうれしいなあぐらいの温度感の人なら 見に行ってもいいかも ちょっと気になるけど映画館は高いっていう人は 配信待ちで十分かな
ほぼ展開無し‼️❓回想に終始‼️❓でも、期待値高し‼️❓
物語の緒でしかありませんが、予想より、内容は薄く有りません。 被害者遺族の、人権、心情、心の叫びは受け止めました。 警察に於ける室井の立ち位置は荒唐無稽ですが、こんな警察官が居れば良いな、世の中良くなるな、とゆう希望は感じられます。 ほとんど浮き沈みの無いストーリーですが、効果音が煩いですが、丁寧に作られてています、意外にも。 福本莉子が、初めて、陰のある役で、弾ける予感が有ります。 福本莉子を観るだけでも、是非。
あの頃から地続き
今、55歳です。その前提で。 映画単体としても 面白いと思います。 先日テレビで久々に 最初の劇場版を観て、 キャストの個性が立ち上がって それが意思を持って自由に動くかのような ああ、こんなドラマだったと 思い出しました。 今回の映画の舞台はまだ平成なのかな。 以前からのキャスト 新しく登場したキャスト そんな中でも、 このドラマの持つ雰囲気と空気は健在でした。 昨今のドラマや映画はリアル思考に傾いていますが だからリアルになるわけではない。 むしろ、フィクションに振って キャラクターを際立たせる事で 返って、そこに普遍の真実味が出てくる。 そのことを徹底している気がしています。 なので次回作も楽しみだし絶対観に行きます。
室井慎次のセカンドライフとしては心にしみるものがあった
ドラマシリーズから何度も観てきた身としては、室井さんの穏やかな一面を見られて染みるものがあった。もはや事件起きなくてよくない?と思うくらい。ドラマシリーズの記憶が呼び起こされるポイントもあってGOOD(新庄弱ってたなぁ、、、笑) 住民とのくだりの必要性は感じなかったので、これは後編に期待かな。 青島の所属部署的に「踊る大捜査線」の続編はないのかなーと。 1つ気になったのは、室井は警察の人間じゃなくなり、本人も穏やかに生活したがってるのに、強引に室井慎次のテーマ音楽を押し込んでる感あったなと。 いずれにしても後編含めたトータルで納得感ある内容に仕上がってるとうれしいな
主人公が負け犬になるかはわからないけど秋田犬の飼い主なのは間違いない
本作は過去作の登場人物の現況報告と次回作の序章になります。 「自分は負け犬」というのは織田裕二演じる青島刑事との約束を果たせなかった本作の主人公の室井が自虐的に言う言葉。 前半は閉鎖的な秋田の情景も踏まえてゆっくり話が進行し終盤にかけてスピードが上がりますが、結局メインの話は次回作に持ち越しです。 最終的に負け犬になるか本作では分かりませんが、飼っている秋田犬は繰り返し出てきます(続編に絡むのかな・・) 織田裕二、深津絵里といった方々は昔の映像のみでしたが、懐かしく感じられました。 予備知識が無いと理解はキツいと思いますが、個人的には次回作も楽しみです。
室井さんの人柄
敗けざる者〜 プロローグは完璧です。種まき完了。 すぐに続きが観たくなります。待ち遠しいです! 退職後から現在までをおさらいしながら、近況報告する展開で感情移入し易くなります。それにしてもレインボーブリッジ絡みなどで懐かし映像の数々、胸が熱くなります。子役?の潤くんも成長とともにいい演技でとても良かった。 怒涛の展開が待ち受ける次作へ To be continue 是非映画館で🎦 122
黙秘か…
踊るらしい軽さも多少あるが静かで重く丁寧な作り。過去スタッフも続々、回想シーン盛りだくさんとオールドファンにとっても初見の方にも優しい作りはフジっぽい。まだ1年生の父親が築いていく家族、子どもたちとの距離感、田舎集落の閉鎖性、そして逃れらない20年前の事件の亡霊、次作への積み残しにそら室井さんも熱くなるしかない(๑˃̵ᴗ˂̵) しかしまだなぜ踊るを復活させたのかという大義が自分にはわからない。次で見極めたい。
日曜日の午後、案の定「踊る」世代の年齢やや高めの観客で一杯でした。...
日曜日の午後、案の定「踊る」世代の年齢やや高めの観客で一杯でした。フジテレビだし、青島も出ないんだから・・・とあまり期待せずに観ましたが、案外良かったです。 前編は事件の発端となる出来事と、これまでの室井さんの人生がオーバーラップしながら進んでいきます。過去作品を観ていない人でもわかるようにという配慮でしょうが、本当に「踊る」を観ていない、知らない人はちょっとついていくのがきついかも。出来れば過去作品で予習してから観ましょう。 前編のストーリーは、刑事ものというよりもヒューマンドラマの様相です。地方出身者の身としては、地方ならではの生きずらさに共感しながら観ました。昭和を彷彿させる懐かしい室井邸等も視聴するメインターゲット層には刺さる映像ではないでしょうか。本編は室井さんの寡黙さが優しさとなって表れていてそれも魅力ですが、それ以上に室井さんが世話している2人の少年に心を打たれます。
2部作映画の悪いところが出ている
全体の感想としては踊るシリーズをしっかりと観ていればもう少し面白く観られたのかも、そして本筋に関係ない付属ストーリーが多く内容が薄いと思った。 2部作にして水増ししているからなのか子供たちとのエピソードや杏の出現が、はめ込まれたようにして存在するので全体の進行としては流れが悪い。 1部目として大きな謎を残して完結しているのではなく、細かな謎をばら撒いた状態で終わっているのも消化不良ぎみでスッキリしない。 演出の派手さやBGMで乗り切ろうとしている印象をやや感じてしまった。 過去のシリーズを観ていなくても支障がないようにしつつ、登場人物達を絡めた脚本は頑張ったんじゃないかなとは思う。
過去の事件が気になります
失意の中で警察を退職した室井慎次。犯人や被害者の子供達と暮らすが、徐々にトラブルに巻き込まれる。寡黙な中に見える思い遣りが演技に込められ引き込まれた。2部作の前編のため本格的な事件は序盤だか後編に期待できる綱ぎかたがたまりません。
ああ青島くん
踊る大捜査線のスピンオフとはいえない位の豪華布陣の映画ですね 子役とムラ社会の閉鎖性が印象に残りました 家族のない人の養子とはいえ、大事に人を育てていく姿勢が室井さんらしい 推しのいしだあゆみさん等後半に期待っていう位の扱いですよ
寡黙のダンディズムも素敵
日本の組織・社会の縮図、踊る・・・の世界観やっぱ好きだなぁと。 現役を去り、世の中を見渡した立場で第二の人生、静かな余生を送る室井慎次がまたいい、こんな寡黙のダンディズムも素敵。 激しい動を予感させる静の続く全編。続編が1か月先は長すぎる。
全286件中、221~240件目を表示