室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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人間愛の極み
ちょいちょい懐かしキャラでなんとか
2024年劇場鑑賞258本目。
予告で知ってはいましたが、やはり青島との約束を果たせず諦めて警察を辞めてしまったという大前提は辛かったですね。
元々室井慎次単独にはそんなに思い入れはなく、前作の室井慎次単独も個人的にはイマイチでした。組織の中でもがく室井さんが観ていて良くて、映画だとどうしても警察官としての室井さんにフォーカスしがちなので自分の見たいものとギャップが出てしまうのですよね。
前編である今作は家の前に自分に関係する人が埋められるというサイコサスペンスじみた導入ながら、あまり関係ないところで話が進んでいき、所々懐かしの面々とちょいちょい再会する流れでかろうじてこちらもテンションが上がるという感じでした。
これが室井慎次じゃなくて違うオリジナルキャラならもっと純粋に楽しめたのかもしれません。
懐かしさを紐解くだけに終わった前編
亀山プロデューサーの卒業制作?
のっけから、きつめのタイトルにしてしまいましたが、過去の回想シーンが随所にちりばめられていて、正直めちゃくちゃそう思ったんですよねぇ。まぁ、昔からの踊る大捜査線ファンにはうれしい限りではありますが、ちょっとね・・・。昔の“踊る”を知らない人には、どうだったんでしょうね?
とはいえ、作品自体は悪い訳ではありません。今作だけでは、事件は解決に至りませんが、ちゃんと脚本を作りこんだ印象を受けます。「室井なら、こう言う人生を送っただろうな」と、不思議とそう言う気にさせられます。
最後の火事のシーンで、室井が警察官時代に着用していたコートが燃えてしまうという設定なのですが、あれは、室井が過去と決別していくという暗喩なんですかね。無意味に、ああいう描写は無いと思うんですよね。
最後にツッコミですが、新城が警視監として秋田県警本部長として着任しているわけですが、秋田県警本部長って警視長ポストなんですよねぇ。秋田県警が、特別協力にクレジットされていたので、サービスなんですかね??
あと、生駒里奈や佐々木希といった、秋田県出身の俳優が出演しているわけですが、鈴木絢音は何故出ていない?大潟村応援大使なのに。その代わりに??、日向坂の丹生明里が出ていましたが、彼女、埼玉県出身です。
次作『室井慎次 生き続ける者』に期待です。
あ・きたの国から2024 再来
室井さんが北の国からやってます。
でも最近そういうドラマを観ないので雰囲気がとても良かった。
コミカルさは残してますが、確かにいい感じで踊る大捜査線では無いですね。
室井さん本人の口から「俺は敗けたんだ」というセリフを聞いた時は涙が出ました。
中学生の時テレビシリーズを観てからほぼ30年。大人になっていくら浪花節をこいても結局できやしない夢物語と解っていましたが、室井さんの口から聞く「敗けた」はあまりにも辛いものがありました。
しかし逃げた先でも思うようにいかない中でも誰かの支えになろうと行動する室井さんはただただカッコよかったです。
生き続けるものも期待大です。
まだ話が終わってないので星4です。
これはひどい、話がちっとも進まない
歯を食いしばるということ
室井さんの心の内を描いている、静かでそして我々に一つの回答を出そうとしている作品だと思いました。
「踊る」を知っている人向けの作品は否めませんが、ファンには嬉しいスピンオフだと思います。
初見の人や若い人にはオジサンの「敗けた」という言葉をどう受け止められるかで作品の評価が別れそう。
あの室井さんがオジサンになった末の言葉です。
今作は単に静かで派手さのないと捉えるか、2部作目への期待が逆に燃え上がるか。私は後者でした。
室井さんの「敗けた」の言葉は「踊る」の大きなテーマが敗北したことを認めたわけで、あの世界を応援していたファンからすれば悲しい。
敗けた室井さんが取り乱していたシーン、たか君の肩に手を乗せず「大きくなった」と伝えた室井さん。
社会貢献をしているわけですが、何より本人の心が彼らとの生活で癒やされ、たか君によく言ったと言えるほど「自分はやってない。まだやることがある」と気がついたのではないか。
充電は70%でも本丸が来る次回作、踊るのテーマへの回答に期待。
今までの踊るシリーズのようなヒットを狙う作品というより、制作側の語...
今までの踊るシリーズのようなヒットを狙う作品というより、制作側の語り残したことを語るための作品、のような気がした
ドラマから踊るシリーズを楽しんできたけれど、なぜ今さら?というのは正直あった
THE FINALと冠した映画まであったのに、と
なので、続編!という気持ちより、なんで?を確かめたくて観に行った感は否めない
青島を中心としたキャラクターたちが、社会や組織の中でぶつかる壁や矛盾のようなものを、コミカルにシリアスに描き出してきて、そして、今、時間と年齢を重ねた彼らをまた描く
彼らが描いたものはどうなったのか
室井や青島が目指したものは夢でしかなかったのか
室井は警察を去り、青島は出てこないけれど、なにやら閑職っぽい異動があった模様
そんな、今、どうするのか
二部作なので、今回ではまだ感想も未完だけれど、ひとまずは、来月観に行くかという気持ちになるくらいには、楽しませてくれたし、好奇心をかられた
それにしても、レインボーブリッジは閉鎖したことになってるんだな
当時をリアルタイムで見た人向けの構成
続きが気になる
踊るシリーズをリアルタイムで見ていた世代としてはファイナルの内容にモヤモヤしていた。
見ないわけにはいかないという思いを持ちつつも期待もしていなかった。
あの世界で生きてきたキャラクターが今の時代にどうなっていったのかが描かれていたのでもしかしたらこっちの方がファイナルなのかもしれないと感じた。
ただ数点気になる点を挙げさせてもらうと
いつまで小泉今日子引っ張るのか
レインボーブリッジを封鎖した、してないのしつこさ
佐々木希の貧乏お水シングルマザーの家がめちゃくちゃ昭和
ウィスキー呑む時の室井の表情が大袈裟すぎて面白い等、突っ込みたくなる部分は君塚、本広の演出の古さが目立つ部分でもあるのかとも思う。
あと犬はかわいい
まだまだ序盤
布石展開だけ
踊る大捜査線シリーズの室井慎次を主人公に描く映画2部作の前編。
これまで現場の捜査員のために警察組織と戦い続け、組織改革に挑むなどの警察人生を歩んできた室井慎次は、青島と交わした約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷・秋田へ帰り、事件の被害者家族・加害者家族を支援したい、との思いから、少年2人の里親となり穏やかに暮らしていた。ある日、室井の家の近くで異臭がしたため掘り返すと他殺死体が現れた。DNA鑑定の結果、警視庁が追っていた強盗詐欺グループの1人だと判明し、東京から多くの警察官が秋田にやってきた。
そんな時、室井の前に謎の少女が現れ、納屋で倒れていたのを発見し介抱した。その少女・日向杏は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美が留置所で出産した彼女の娘だった。
という布石展開だけの前編。
布石だけで何もわからず、なんとも評価しにくい。
次が早く観たい、それだけ。
昔の映像がたくさん使われているので、若い柳葉敏郎が観れて懐かしかった。
日向杏を演じていた福本莉子は可愛いんだけど不気味だった。
室井慎次という生き方
職場の帰りに行くなら豊洲かお台場。「踊る」ならお台場だろうということでお台場で鑑賞。映画としては不満はある、足りないところもある。ただ、ストーリーよりも空・雲のすばらしさ。新潟県の印象的な風景(舞台は秋田ですが、池のロケ地は新潟です)、池のほとりの室井家のたたずまい。それだけで私には十分なのである。
室井さんが料理を作る。週3日カレーを作り、それが子どもに嫌がられていたと知ったときのショック。でも室井さんの言い分はビーフ・ポーク・チキンと変化をつけているとのこと。夜ウィスキーを嘗めながら物思いに耽る。レコード(「WITHOUT YOU」)を聴き「懐かしいなあ」とほほ笑む室井さん(室井さんが音楽鑑賞するなんて!)。子どもを尊重する室井さん、子どもに慕われる室井さん、後輩警察官たちに慕われる室井さん、ピックアップトラックを運転する室井さん。そのすべてがかわいく、カッコよく、渋く、ただ信念の男であることには変わりない室井さん。室井さん好きにはたまらない映画だと思うんですが、いかがでしょう?
室井さーん!!
朝ドラのお父ちゃんから、戻りはりましたね
コート焼けましたが、スーツ姿は、おお!!です。
踊るシリーズ引きさげながら皆さん時代と共に
レインボーブリッジ封鎖て、当時の犯人役の演者さん有名人に!!
二作品分ける意味??現場見に来月行くんですか?
加藤さんの厚み楽しみですほ
壮大なプロローグを経て、次作が今から待ち遠しい
言わずと知れた大ヒットテレビドラマ「踊る大捜査線」。その後もスペシャルドラマや劇場版やスピンオフ作品などが数多く作られ、その度にメディアで大きく取り上げられていました。おかげで、シリーズ作品を一度も観たことのない自分でも、なんとなく概要を察することができました。というわけで、本作もなんとなく理解できるのではないかと、シリーズ初参戦を果たしてきました。
ストーリーは、若き日に青島刑事と交わした約束を胸に、長年にわたって警察組織の改革に挑みながらも果たすことが叶わず、定年前に警察を退職した室井慎次が、故郷・秋田で事件関係家族支援の思いから里親として二人の少年たちと穏やかな生活を送っていたある日、自宅の近くでは死体が見つかり、室井の前には自分宛の手紙を携えた謎の少女が現れ、そのどちらもがかつて手がけた事件との接点があり、室井は否応なく巻き込まれていくというもの。
随所に過去作の映像を差し込んでおり、過去に関係のあった人物との会話からも室井の人物像を察することができ、シリーズ初参戦の自分でもなんとなく背景が理解できました。おかげでストーリーから置いていかれることはなかったです。そもそも、本作そのものに、事件解決や真相究明的なストーリーはありません。今回は壮大なプロローグで、次作の土台となる人物相関や背景を描いているに過ぎないといった印象です。そういう意味では肩透かしを食らった感さえあります。
とはいえ、室井慎次という男の人となりを描き、現在の彼を取り巻く人々や共に暮らす子どもたちと織りなすヒューマンドラマとしての見応えはあります。円熟味を増した柳葉敏郎さんだからこそ魅せることのできる少年たちとの温かな交流シーンは、じわりと心に沁みるものがあります。他にも、シリーズファンなら懐かしくて感涙にむせぶような出演や演出も、そこかしこにあったのではないかと思います。
さて、下地はしっかり整いました。今から1か月後の次作が楽しみでなりません。本作で何度も登場したレインボーブリッジ絡みの会話、謎の少女・日向杏の母・日向真奈美の関与など、気になることも多かったので、次回作の公開前に過去の劇場作品だけでも鑑賞しておこうかなと思います。ひょっとしたら、この二部作の構成と公開時期の間隔も、こうやって観客に過去作を復習させるためのものだったのかもしれません。だとしたら、完全にその戦略にハマってます。😆
主演は柳葉敏郎さんで、穏やかな佇まいのうちにも熱い思いを持ち続ける室井慎次を好演しています。脇を固めるのは、福本莉子さん、齋藤潤くん、前山くうがくん、矢本悠馬さん、生駒里奈さん、筧利夫さん、飯島直子さん、木場勝己さん、小沢仁志さん、いしだあゆみさん、松下洸平さん、佐々木希さん、甲本雅裕さんら。
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