カンフー・パンダ4 伝説のマスター降臨
2024年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Kung Fu Panda 4
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイク・ミッチェル
- 共同監督
- ステファニー・マ・スタイン
- 製作総指揮
- マイク・ミッチェル
- 脚本
- ジョナサン・エイベル
- グレン・バーガー
- ダーレン・レムケ
- 製作
- レベッカ・ハントリー
- 音楽
- スティーブ・マッツァーロ
- ハンス・ジマー
2024年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Kung Fu Panda 4
カンフーとパンダのユニークな組み合わせで人気のドリームワークス製アニメ映画ももう4作目。
しかし、日本では前作から劇場未公開。見れば面白いが、一作一作毎のスパンが長く、正直前3作の話をほとんど覚えていない。
『2』の話ってどんなのだったっけ…? 『3』の話ってどんなのだったっけ…? ポーの生き別れの父と再会したのって前作だったっけ…?
ご安心を。前3作うろ覚えでも見れるのが、この“伝説の龍の戦士”の優しい所。
同じような事を『3』のレビューでも書いてたような…。
これまでは、怠け者だったポーが伝説の龍の戦士に選ばれるも、マイペース。修行~覚醒。立ちはだかる敵とカンフー対決。
カンフー映画の王道と精神を意外やしっかり抑えた展開になっていたが(基本どれもこれも似たり寄ったりと言われれば仕方ないけど…)、本作はちょい新機軸。
龍の戦士の後継者探し。
一応ポーだってマスター。いつまでもその座にいる訳ではなく、誰かに継がなければならない。
それも大事な務め。にしても、ポーがそんな立場になったとは…。(しみじみ…)
だけど、龍の戦士てしてまだまだちやほやされたいポー。後継者を選ぼうとしない。困ったちゃんは変わらない。
そもそも選び方が分からない。シーフーお師匠さまは、会えば分かると言うが…。
そんなある日、盗みを働こうとしていた雌キツネ盗賊のジェンと出会う。
捕まえ、刑務所に送ろうとしていたが、ジェンの力を借りなければならない事態が。
かつて闘ったタイ・ラン(1作目のヴィラン)が霊界から復活。だがジェンによると、それは魔術師カメレオンが変装した姿。あらゆる動物に姿を変える事が出来、カンフー・マスターたちの力をコピーしようとする脅威の敵。
カメレオンに詳しいジェンの助けを借りてカメレオンの野望を阻止しようとするポーだったが…。
まず都に赴くが、ジェンは指名手配中。追われ、逃げ、行く先々で騒動。
都の地下の盗賊団のアジト。一癖二癖ある連中ばかり。
カメレオンの隠れ家に潜入。が、捕まってしまう。ポーが持っていた“知恵の杖”も奪われてしまい…。
カメレオンの目的は、これ。霊界とアクセス出来る杖を手に入れ、マスターたちの力を奪う。
その為ポーをここまで誘導してきた。ジェンを使って…。
浮浪児だったジェンを拾い、腕を見込んで盗賊に育てたカメレオン。ジェンはカメレオンの仲間だった…。
敗退したポーはファーザーズに助けられる。
カメレオンは杖を使って霊界からカンフー・マスターたちを呼び寄せ、力を奪う。
その恐ろしさに戦くジェン。ポーに助けを求めるが…、
一度裏切られたポーはジェンを信用しない。
邪悪な力を手に入れたカメレオンを倒す事が出来るか…?
カンフーに魔術は反則だが、タイ・ランらこれまで闘った敵の力を奪ったカメレオンは確かにシリーズ最強の敵。ラストは恐ろしい姿に変身する。
今回マスター・ファイブはおらず。唯一の仲間はジェンになるのだが…。
ポーとジェンの掛け合いはお楽しみの一つ。
ジェンがカメレオンの仲間である事が分かるが、自分の間違いを認め、ポーと絆を育む。ドラマ展開の見せ場でもある。
相変わらずマイペースだけど、やる時はやるポー、ファーザーズの親バカっぷり、新キャラのジェンは生き生き、カメレオンは憎々しく…シリーズお馴染みのユニークなキャラや、コミカルでアクロバティックでありつつ、本格カンフー・アクションは健在。
安定の面白さ。暫くしたらまた内容忘れていそうだが、見ていて楽しめればそれで良し。
ポーが龍の戦士の後継者に選んだのは…。
すぐ分かる事だが、それこそお師匠さまが言っていたように、会えば分かる。
ポーとジェンの師弟のドラマでもあった。
カンフー・パンダ2
2011年カンフー・パンダ
2008年カンフー・パンダ4 伝説のマスター降臨
2024年カンフー・パンダ マスター・ファイブの秘密
2008年カンフー・パンダ3
2016年