KILL 超覚醒のレビュー・感想・評価
全71件中、61~71件目を表示
爆弾級の愛が爆発して鬼神誕生!タイトルの『KILL』は、「"キル"カウント」のKILLで、「オーバー"キル"」のKILLだ!!
大切な人を失うたびに強くなって、超サイヤ人3くらいまで覚醒する最強ひとり軍隊状態な無双軍人 vs『ガンニバル』後藤家が列車強盗一族だったら?確かに連中は降りる、死体になって…どんな殺し方だよ!通常運転から加速する意外性に富んだフェイタリティ(& 展開)と人体破壊ゴア描写満載、そして行き着く先は虚しいだけの弔い合戦か…。
タイトルが出るタイミング!!眠れる獅子を起こしてしまった…ブチギレバイオレンス!インド映画にしては短い本編尺で、ダレることなくキルカウントを増やしていく主人公の接近アクションと、列車内という狭い空間を生かしたアクションの組み立てやどこから出てくるか分からない感じがよかった。対するは、後藤家と例えたけど、ちゃんと恵介(と言ったら失礼になるくらい本作はクソ野郎だけど敵としては魅力的)と岩男ポジションもいる。
一部の観客を拒否反応で遠ざけるリスクもあるけど、それでも"女子供"も作中容赦なく殺すことで、列車強盗がいかに綺麗事でないかということと向き合っている。昔、監督自身が列車強盗に居合わせたときに、寝ていて隣の車両の合同に気づかなった経験が大いに生かされている後半の展開。武器を持つ乗客も、隣の車両で間抜けに寝ている警察も、罪の意識に何年間も苛まれた監督の贖罪・罪滅ぼしとでも言うか。だから本作には鑑賞前に期待していたような、スカッとするカタルシスみたいなものはほとんど感じられなかったけど、逆にそうした製作意義というか何が監督を駆り立てたのかということを考えると納得した。
主人公が敵の恐怖を煽り、精神を蝕むような演出(ex. 死体吊り)を仕掛けるのもよかった。『イコライザー2』でのマッコールさん然り、人間あまりに深い悲しみに見舞われると、そういうことをしなさそうな人でもするのだなと。いや、むしろどちらともプロだから、どういう方法がメンタルを参らせるのに効果てきめんか知り尽くしているのだろうな。
『ダイ・ハード』など孤立無援絶望的な状況で多数の敵に一人挑む作品は、いつの時代も観客の心を掴んできたわけだけど、本作はさながら『新感染ファイナル・エクスプレス』にジョン・ウィックが乗り合わせたら〈if〉状態だった?衣服が真っ赤に染まって一族全滅するまで続く、血と暴力の列車へようこそ…インド映画らしいダンス&歌唱シーンがあるかは自分の目で確認を!!
「私が乗った列車が暗闇を切り裂くように進んでいた夜、ダコイトが乗り込んできたことがありました。奇妙なことに、私が穏やかに眠っている間に、隣の車両では乗客の荷物が奪われていたのです。そのとき自分が何も気づかなかったことに、何年間も罪悪感に苛まれました」
勝手に関連作品『ダイハード』『ジョン・ウィック』『新感染ファイナル・エクスプレス』
勝手にキャスティング:クリエヴァとクリスティン・ミリオティ
悪くも悪くもハリウッド寄せ
2023年 ヒンディー語アクション映画
まず前半、インド人皆口ひげ顎ひげで見分けがつかない。
そして強盗団と主人公の仲間。主人公の親類と一般乗客。その見分けもできない。
強盗団も単なる強盗なので、強い目的意識がある訳でもなく、強盗団に対する思いも何も見出せない。
さらに狭い列車内なので何が何だかわからない。
中盤、ガラスにくっきり残る手形跡、前後半を分ける”KILL”の文字。
(『オームシャンティオーム 恋する輪廻』を思い出しました。)
主人公アムリト、超覚醒。
最も愛する人の為に…、もう暴走は止まらない。
もうこれは「ジョン・ウィック」の世界か?
でも公式がジョン・ウィックの名を出したら評価1.0下げてやろう。
あ〜あ、公式に書いてありました。
でもハリウッドでリメイク。しかもジョン・ウィックの監督がプロデュースらしいので評価下げは取り消しで。
実際のインドの列車なので仕方がないが、寝台列車は半個室なので狭い空間ばかりだが、寝台でない通常客席の広い空間でのバトルが有ればメリハリもついたと思う。
コレがインド映画だ!の固定観念は良くないと思うが、やっぱりハリウッドでも東アジアでも作れない物がインドにあると思う。
インド映画らしさやインド特有の風習や文化も感じられなかった。
ただ前後半を分ける”KILL”だけが救い。
期待はずれ
なめてーたヤツが強かった系が好きなので観に行ったけど、期待はずれ。
まず、強盗団が素人おじさん集団にしか見えない。みんな親族なんだなというのはセリフから想像できるけど、犯行に及んだ背景もよく分からなくて困る。38人も集めておいて乗客の金品を奪うだけと、やることが小さい。テロリストが、現金や金塊とかを運んでる車両を襲うとかならわかりやすいのだけど。
素人だから、仲間が殺られると動揺して泣き出したり、すぐ仲間割れ起こす。
主人公は何度も気絶して捕まるのに何故かトドメを刺されない。
強盗団のボスみたいな人もふつうのおっさんで悪党感がない。最後に残る若いチンピラにはヒロインを殺させたり、悪っぽいセリフを言わせるがラスボス感が薄いので、倒してもカタルシスがない。
ポイント無料で観たけど、無駄にしたかなという感想しかない。
グロ多めのインドヴァイオレンス映画。恋人を追いかけて寝台特急に乗っ...
ブレる主人公
最初は「いくら強盗でも、殺すのはやりすぎ」と身を守るのが優先で、敵を気絶させるに止めていた主人公。
しかし、敵の中にいた一本ネジの飛んだ殺人狂が、恋人に襲いかかってブチ切れ。
4人傷付けられたら40人ブチ殺す!
対テロ特殊部隊所属の主人公が、ランボー化。
頭を潰すわ滅多刺しにするわ火をつけるわ、ありとあらゆる残虐な手口で、強盗一族を全滅させるまでキリングマシンになり暴れまくる。
悲しんだり、人助けしたり、感情の起伏に富むのはいいが、同じような戦いが繰り返されて飽きてくるし、主人公がいろいろブレまくって何度も隙を見せて同じ展開で敵に倒されるのに、その主人公が殺されないのが不自然かつ冗長。
勢いで全滅させればよかったのに。
インド映画としては104分と短いし、つまらないわけじゃないが、3時間くらいあったんじゃないかと思うくらい観ていて疲れた。
ギッタギタのメッタメタ
今日から始まったマッツ・ミケルセン生誕祭は日程が合わず。普段アクションはあまり観ませんが、急遽時間ができたのでこちらをチョイス。
見事に男性客ばかりでした。
タイトルの出るタイミングが印象的でした。確かにKILL!なシーン。
列車に乗ってからはひたすらバイオレンスです。武器は大してないけど、色々手を替え品を替え。もうお腹いっぱいです。
敵も、家族がやられたりすると一丁前に泣いて悲しむのがインドらしい感じがしました。
いくつか気になったこと。
まず、ガラスにベッタリの血のりの色がダメです。最近はもっとリアルな血のりありますよね。もうちょっと本物に寄せて欲しかった。
それと、ヒロインが主人公の肩に寄りかかっている時の目線が微妙でした。女芸人さんのコントみたい。絶対にもっと美しく見せられます。
タイトルが出たら観ているこっちも覚醒します!
す、凄い!
これ程までに感情を揺さぶられたアクション映画は久しぶりでした。
腹が立ったり、悲しくなったりが繰り返し襲ってくる…寝台列車というよりジェットコースターのようでした。
そして、キャラの描き方が物凄く上手い。
最初は全員が同じ顔にしか見えなかったりもしましたが、主人公を含め、主要キャラがきちんと描き分けられており、すんなり感情移入ができてしまいました。
主人公の怒りや悲しみがひしひしと伝わるし、腹の立つ輩はめっぽう腹が立つ。
いつの間にか拳を握りしめている自分がいました。
また、タイトルの出し方が良かった。
まさに「超覚醒」!
狭い車内でのアクションとは思えないくらい縦横無尽に暴れ回る主人公と共に怒りを爆発させて拳を振り下ろしたくなる事請け合いです!
スカッとしたい方は是非!
余談ですが、アメリカがリメイクするらしいのですが、どうするつもりでしょう。
あの一族郎党の描き方はインドならではだと思うのですが…。
開始30分で一気にクライマックスへ!
先日映画館で観た予告編で面白そうだったので劇場で鑑賞。
インド映画をそれほどたくさん観ているわけではないが、ハリウッド映画や邦画にはないテイストがまず新鮮。
この映画最大の売りであろう、狭い列車内での壮絶なアクションは本当に凄い。
そして邦画版タイトルにある主人公が「超覚醒」した直後が最大のクライマックスで(まだ始まって30分くらいか?)無慈悲に悪人どもを滅多殺しにしていくくだりでは物凄くカタルシスを得られる。
…が、その後は超覚醒が覚めてしまったのか、突き抜けたアクションが影を潜めてしまい、中盤以降のアクションが少々ダレぎみに。
加えて、敵の強盗団ファミリーが、身内(親兄弟)が殺されるたびに泣き喚くところが何度か出てくるが、その度に強盗団に感情移入してしまって妙な気持ちになる(笑)
結構な流血演出(R15+)だが、アクションシーンの出来は素晴らしい。
グロが平気で、勧善懲悪アクションがお好きな向きにはオススメと言ったところか。
2024年鑑賞で年間ベスト作品
2024年公開時にアメリカ劇場で鑑賞。この作品は『サブスタンス』を押さえて個人年間ランキングでトップになった作品です。
「踊るインド映画『RRR』よりは殺しのインドネシア映画『ザ・レイド』」という、エンタメアクションよりもリアル格闘技路線が好きな方には、激推しです。
とにかく、この作品は徹底して遊びがないです。一旦スイッチが入った後は容赦ない殺戮バリエーションが続くので、その振り切り方が最高!というマニアからは大絶賛間違い無しですが、この「攻めの癒し」について来れるか、の一点で観客を選ぶ映画とも言えます。
通常のアクション映画は観終わると爽快感が残りますが、この映画は爽快感よりも疲労感が残ります。先にも挙げましたが『ザ・レイド』、『マッハ』のような本気のアジアン・アクションが好きな方は是非。
全71件中、61~71件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







