「切り株っぽいね」KILL 超覚醒 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
切り株っぽいね
戦いが始まるまで長いよね。
主人公は軍人で、財閥みたいなののお嬢様と相思相愛なんだけど、お嬢様の父親は別の人と結婚させようとしてて……ってやるけど、その後のストーリーに関係ないよね。
相思相愛の設定だけ残せば良かったような。
列車が強盗団に襲われて、それと主人公の戦いが始まるけど、主人公、そこまで無双はしないね。ちゃんと鍛えられた軍人って感じで、常識的な強さなの。
それでヒロインであるお嬢様の退場が早くて驚いたな。最後まで生き残る設定が普通だと思うんだけど。
ヒロインの退場と共に《KILL》のタイトルコールで、ここからキレた主人公が大暴れするってことなんだね。
ここからは、ちょっと切り株っぽかったな。
脚本がなんだかなと思うところあって、主人子すぐに捕まって「もう駄目だ」と思うと、突然強くなって脱出してきたり、なんか一貫性がなかったな。
でも脚本がなんだかなって感じだったから、逆に、誰が死ぬか分からない緊迫感はあったね。なんか意味なく退場させちゃいそうな気配があった。
ヒロインが退場してからは『ヒロインの妹が強盗団の人質になったら大変だ』っていうのが、筋の一つになるんだけど、この設定が使われることはほぼなかったね。なんでなんだろう。
そして最後は駅で警察隊が突入して、強盗団は一網打尽となり、犠牲は大きかったものの、まあ、大団円なのかな。
ここでヒロインの幻影を主人公観るよね。そして、伏線として生命線を重ねて『あなたと共に生きる』ってやってたから、これ、主人公はここで亡くなる設定と観たんだけど。ヒロインが主人公を迎えにきてるよね。
主人公が無双して悪人をやっつけてスッキリって話を期待して行ったんだけど、そうじゃなかったな。
そして重い話になるなら、なんかテーマがあるのかというと、そうでもない。
不思議な映画だったけど、アクションは良かったかな。
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