「最高だ」KILL 超覚醒 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
最高だ
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常々、凄腕の主人公にばったばったと倒されたり殺されたりするモブの敵に違和感がある。彼らにも人生があり、家族がいて夢や目標もあったことだろうと想像すると主人公の前に躍り出てあっという間に倒されていいのか。少なくとも躍り出るのは嫌じゃないのか。そんな疑問に答えてくれている。
この映画の敵は一族で親戚親兄弟が団結して列車強盗を企てている。中には嫌々参加している人もいるだろうし、凄腕の主人公アムリトにビビッている人もいる。素晴らしい。一人一人が生きているのだ。
そんな彼らがアムリトに無惨に殺されていく。恋人を殺された主人公の怒りももっともだ。その上、親友まで殺されているのだから仕方がない。味方までがドン引きするような殺され方だ。
ただ一点、途中から敵の仲間が電車に乗り込むときにいったん停車する。その時なぜアムリトは恋人や家族、他の乗客を列車から逃がさなかったのか。わけの分からないところで降りるのも怖いのかもしれないが、列車内の惨事を思えば降りた方がどう考えてもいい。
あまりに素晴らしくて何かの間違いかもしれないような気もするので、早くもう一回見たい。
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