「不死身か⁉」KILL 超覚醒 ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
不死身か⁉
愛する人が命を落とす、その悲しみや怒りの感情が燃え上がり復讐へと駆り立てる。
話の筋や動機付けとしては「ジョン・ウィック」第1作に通じるものがある。
そして、敵を片付けるまでには自分自身の身体に相当深手を負い、痛々しいほどの様はこれまた「ジョン・ウィック」であり「Mr.ノーバディ」であり「SISU」と共通している。
だから、面白いであろうはずなのに、そこまでの盛り上がり感が得られず、主人公は血まみれ・傷だらけなのに、その痛みが伝わってこないのは何故なのだろう……
平井堅似の主人公のせいだろうか?いやいや、肉体もかなりのものだし、開始早々姿を消した彼女だって美しかったよ。
どうも、やられ方の度が過ぎていたからかもしれません。あれって何回か命落してますよね。
それと超接近戦でのアクションですが、カメラアングルも含め新鮮さが感じられなかった点が没入感を阻害したのかもしれません。
それでもラストの方で、今まではギャングたちだけが「親父(おじき)を殺られた!」とか、元々自分たちで蒔いた種なのに、被害者ぶって復讐の炎が燃え上がったのを身勝手だなぁと冷めて観ていたのが、車内で若い息子が殺されてしまった母親たちがこれでもか!ってほどにぼっこぼこにしたところで溜飲が下がりました。
リメイクしたらめっちゃオモロイ作品になったりして。
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