「ノンストップの殺戮アクションが楽しめます。ただ、ちょっとワンパターンかな。」KILL 超覚醒 コレッキャ・ナイデスさんの映画レビュー(感想・評価)
ノンストップの殺戮アクションが楽しめます。ただ、ちょっとワンパターンかな。
途中下車を許さない、ノンストップの殺戮アクション。
強盗に制圧された列車を軍人が奪還していくという分かりやすい物語で、一本道の構造を活かした“奥行きのあるアクション”が本作の肝になっています。
インド映画と聞くとスローモーション多用の演出を想像しがちですが、本作はむしろテンポの良いハイスピード格闘が中心。閉所ならではの刃物・鈍器を用いた高速の攻防が次々と展開し、その密度の高さが魅力です。
中でも印象的だったのは、トイレでの戦闘シーン。
トイレのドアを盾やバリケードとして活用するアイデア、狭い空間で位置を奪い合う“スペースの潰し合い”、そしてブレーンバスター気味に敵の頭をトイレに突っ込ませる痛快な一撃など、限られた空間だからこその面白さが詰まっています。
一方で、戦闘や物語がややワンパターンに感じられる部分もありました。
同じシチュエーション・同じ武器での戦闘が続くため、個々の出来は高くても全体として単調さが出てしまいます。また、「主人公が倒れる → 覚醒する」という流れが何度も繰り返され、演出面でもマンネリが気になりました。
列車内での戦術面でも、ロープで屋根を移動したり、死体を吊るして利用したりと工夫は見られるのですが、ワンシチュエーション映画であるが故にどうしてもバリエーションの限界が感じられます。
とはいえ、総合的には十分楽しめる作品でした。
特に近接アクションが好きな方には強くおすすめできます。
かばこさん コメントありがとうございます!
何度もコンティニューされちゃうと、緊張感無くなりますよね…。
中盤のタイトルコールで復活する所は格好良かったので、あれ以降は一度もダウンせずに倒し切った方が、スッキリ終われそうな気がしますね。
再起不能なくらいダメージ食っているのに、すぐ復活するを何度も繰り返すのはさすがにちょっと。。彼女を失ったショックで超能力者になってしまった、とかならわかるんですが。。
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