正体のレビュー・感想・評価
全746件中、521~540件目を表示
時間は、返せない
横浜流星、「役を演じる」ではなく「役を生きる」と言うだけあって、凄かった。
もう素の横浜流星がわからない。
でも真面目な好青年なのは、すごく伝わってくる。
原作や映画化を決めた後、どちらかといえば公開ちょっと前に誤認逮捕を認められた袴田さんの事を思い出さずにはいられなかった。
警察署内のことなんて知る機会が無いから、ついついドラマや映画で見る警察署内で知った気になってしまう。
だから実状はわからない。
どんな業種でも、ひたむきに真面目な人も、効率重視な人もいるから…でも「仕方ない」では済まされない。
時間は戻らないから、返せないのだ。
袴田さんとお姉さんの時間は、戻らないし、返してもらえないんだね。
映画は、いい終わり方で良かった。
吉岡里帆素敵すぎです!
人間の正体とはいかなるものか?私たちの周りにいる人でさえ、出会う場所や状況によって、さまざまな面を見せてきます。また一人一宇宙ですから、自身が見る世界はその人が持つ印象でしかないと言えます。よって一人の人間に対して何十億人もの見方があると言えるかもしれません。この作品では5つの顔を持つ男が登場してきますが、横浜流星はそれぞれの役にハマって見事に演じていると思います(いろんな仕事に就職していきますが、どうやって入り込めたのかと突っ込みどころもあり笑)。しかして横浜流星の正体は優しい善人?一家殺人事件の犯人の汚名を着せられた横浜流星が逃げて逃げて逃げまくりますが、それは自身の無罪を証明したいがための逃避旅です。敵は誤認逮捕をした警察権力です(松重豊がボス)。内容は違えども、袴田事件を彷彿とさせるような印象もありました。そして、素晴らしいことにこの冤罪を白日の元に晒して、社会の支援に結びつけた原動力は、図らずもSNSの存在でした。昭和世代には考えられないことです。また、ラストに見事に冤罪が晴れた時、吉岡の美しい豊な顔の表情に心が持っていかれました(裁判所内が無音になります。抜群のセンス)。泣けるシーンは、横浜流星の無罪を信じて活動をする人々が続々と集まってくるシーンでしょうか。さらに横浜流星が生きる素晴らしさを訴えた時にもジーンときました。
追記 森本慎太郎と山田杏奈の二人の役者もいい味出してました笑。
横浜流星いいね
絶対あってはいけない
鑑賞しながら、袴田事件が脳裏に…。
冤罪。
絶対にあってはいけない、と改めて痛感。
人が人を裁くと間違いが起きる。
許し難いこと。
儚く悲しく、辛い。
最後このような結末で終わって本当に良かった。
面白かった
気づかなかったんですか? 彼の正体…
追い詰め、追い詰められていく緊迫感。
見開いた目の充血した白眼からそれぞれの役柄の〝精神〟が飛び出してくるかのような山田孝之と横浜流星の圧倒的な目力だ。
主人公が陥った窮地からの脱出劇には、冷静な頭脳と持って生まれた運動能力、信じてもらえる人格と信じる人と巡り会う運が重なった。
ではそのミラクルが揃わず、ある日冤罪をかけられたら…
「証拠が無いなら決まりでしょう?」
「このまま静観です。いいね?」
権力者の言葉に身震いした。
身震いしながら、過去の事件が頭をよぎる。
人が人を裁くから間違いが起きる。
間違いは正さなければならない。
それなのに…
冤罪のからくりに愕然とさせながら
映画はその先をみせた。
良心の呵責に対峙していく又貫刑事の表情の変化と行動、父にかけられた容疑と重ね疑念のなかにも優しく真面目でピュアな鏑木を見極めて守る沙耶香の姿、あの時鏑木だけがみせた思いやりを忘れられなかった野々村、鏑木の本気の努力を知り本心を偽る虚しい時間を過ごしていた舞の気づき。
信じることをやめることは、その正体と向き合わずに断つこと。
それは時に、心に嘘をつく自分をよしとする自分が生きる自分の正体。
信じてくれる人の存在を諦めなかった主人公に光をさすラストは、信じようとする者と間違いを認め正した者たちを同じ光で包み返していた。
重く張り詰めた判決の手前の瞬間
私は、
あなたは、
何を思ったか。
不満はないが・・・!
横浜流星・山田孝之の演技力は素晴らしく、吉岡里帆も劇場映えしていてキャストは良かったが、盛り上がるシーンがなく、ラスト5分のところも感動はしたがイマイチ。The日本映画って感じでした。ラスト一番の盛り上がるシーンで無音になるのはもはや定番になったんですかね?イマイチではありましたが特に悪い部分はなく、内容は納得行く形だったので4点です。
泣けます
観て良かった。感動しました。
素晴らしい映画でした。クライマックスでの主人公鏑木君の「正しいことを正しいと言いそれを信じてもらえる」ことを証明したいというモチーフが底流にあるストーリーのように思えました。捜査一課長も陰の主人公ですね。事件の事実と本質の間を彷徨しながら葛藤しながら鏑木君に迫る姿にも心を打たれましたし劇中一時も笑顔がありませんでした。激しいアクションのスタートから釘付けにする演出で時間を忘れて没頭出来ました。戸惑いを見せる女優の方々の演技にも拍手です。袴田さんの冤罪事件もそうですが一瞬で人生が反転する恐ろしさも感じました。本当にいい映画でした。
映画には映画の良さ
人を裁く無情
ラスト、分かっていましたが、泣きました。袴田さんとお姉さんを思い、非常に泣きました。また違うロードムービーでしたね。
駿河太郎から2万円出させた経緯、もう少し詳しく知りたかったです。
どこまで人を信じられるか
原作未読。男ですが横浜流星好きなので迷わず映画館へ。
とりあえず面白かった。今年NO1候補です。
言いたいことはたくさんあります。
・さすがにこの程度の証拠で起訴、18歳に死刑判決は無理でしょう。
・さすがにこれだけの逃走は無理でしょう。
・さすがにここまで気がつかれずに日常に溶け込むのは無理でしょう。
もう少しコトを矮小化して自分に置き換えてみると、圧倒的絶望感の中で、
人を信じることができるのか。信じられるとして、どこまで信じられるのか。
脱走中に出会った人とのやり取りを通じて、人を信じたい、そういう人たちと
生きていきたいと思う。その実現に向けて努力する。
絶望を感じる状況は人生1度くらいはあってもおかしくない。その中で、
自分がどういう人と出会ってどう生きるのか、それが自分にできるのか。
そんな思いを感じた結末でした。
蛇足ではありますが、本来尊敬されるべき警察と司法が杜撰な組織に描かれる。
そして「あり得そうだな」と思われてしまう今の状況はよくない。
警察と司法関係者は、何が間違っているのかよく考えたほうがいいと思う。
映画としてツッコミドコロ満載だが,冤罪を問題視しててよい。吉岡里帆ちゃんと山田杏奈ちゃんにイケメン横浜流星のヤローがモテモテでムカツキィ~ ヽ(`Д´)ノ プンプン。ってアホかオレ (^^)。
このレビューの後半では映画に色々とツッコミを入れてるが、逃亡劇は面白かったし、冤罪を問題として取り上げている社会派なところも良かったとは思っている。
横浜流星さんの百面相も面白い。ただ、どうやってもイケメンになってしまうのは素材の良さのせいなので仕方がない。
沙耶香(吉岡里帆さん)の家から逃げた後の細い目の変装が笑えた。あれじゃ見つからん (^^)。
沙耶香が鏑木を家に引っぱりこんで、けっこう肉食系。
「里帆、パパはお前をそんな娘に育てた覚えはないぞ」などと思ったりする。
舞(山田杏奈さん)もイケメンの鏑木に積極的でグイグイ行く。
「全くケシカランことだ (`Д´)ノ。 杏奈、パパは許さん 」などと思ったりする。
松重豊さんは僕にとっては最近 「孤独のグルメ」の人なので、悪いヤツで出てくると調子が狂う。
又貫(山田孝之さん)が記者会見で誤認逮捕だったと突然言ったときの松重さんの憮然とした顔から、これは会見前の打ち合わせには無かった爆弾発言だったようだ。( ”憮然とした” を検索したら、最近は本来の意味とは違う意味と思っている人のほうが多いらしい。僕も本来の意味じゃないほうと思ってて使った)
冤罪でいいから犯人が捕まることが大事という成果主義や、見せしめになって犯罪抑止になればイイという松重豊の魂胆がくじかれて、ちょっとスカッとした。
* 「孤独のグルメ劇場版」すごく楽しみ ♪ヽ(´▽`)/
初めて予告編見たときにパリ編と聞いて失笑してしまった。もちろんパリでやる意味など全くない (^^)。 絶対見に行く。
◎ツッコミ
通りがかりに叫び声が聞こえた他人の家に入ったら血まみれの死体が転がっている。
殺人事件の場数を踏んでる刑事なら警戒しながら踏み込むかもしれない。
しかし、たまたま通りがかった高校生ならアワくって速攻で逃げ出すか腰を抜かしてへたりこまないか? それが血まみれの室内に入って死体に近寄り、しかも背中に刺さった血まみれのカマを抜くだとォォォ~?
んなこと、よっぽどキモが据わってる高校生か、殺人事件が日常のコナン君ぐらいじゃなきゃ出来ないように思う。コナン君はカマ抜いたりしないだろうけど (^^)。
しかも、その直後、ピストル構えた警官が光の速さで出現。 まるで高校生がカマを手にするのを壁に隠れて待ち構えてたような絶妙なタイミング (実際、撮影はそうだったんだろうけど ^^ )
それと、真っ昼間なのに血まみれの犯人の目撃情報がないなんて、東村山でも住宅や人通りが少ない地域だったのかのう?
もしかしたら、捜査では逃亡者の目撃情報があったのに、警察の松重豊さんか山田隆之さんか検察が、有罪判決には不利になると思って目撃証言を採用しなかったのかもしれない。
まだまだツッコミ所は山ほどあるけど、面白かったからイイんじゃないかと思うのであった。(^^)v
追記・反省
ツッコミ書いてる暇があったら、もっとどこがどう面白く感じたのかを書けばイイのにと反省。ツッコミのほうが頭もエネルギーも使わないように思う。
青春18×2で初めて藤井監督の作品見て惚れて 今回正体見にきました...
青春18×2で初めて藤井監督の作品見て惚れて
今回正体見にきましたがいやー良かった!
ロケーションが青春18×2に似てたけど新潟とかで正体が長野県ですよね!
絵力、曲、世界観が壮大で美しい!
横浜流星の演技初めて見たけど魅了されてしまいました👏逃走中5パターンくらい変装してたけど全部顔が違うし動作の細かい演技良かったですね!
山田孝之の感情を押し殺す演技も良いし、
監督次第では逃走してる犯人を追ってるシーンって大袈裟に言うとバカみたいに大声で静止しようとしたり、状況説明を全部セリフで喋り倒したりする作品があるがこの作品はそうではなく役者一人一人の微表情で状況を読み取ったりして分かるから良かった!
藤井監督の過去作全部見ないと!!!
亀梨和也主演のWOWOWのドラマは見ていたのと、染井為人の原作も読んでいたので、どこが違うのか興味津々。 ストーリーは原作、ドラマ、映画もほぼ同じだが、、、。
横浜流星主演の正体見てきました。
高校からの下校途中で突然悲鳴を聞き、その家に駆けつけると家族3人が惨殺されていた。
犯人は高校生の眼前から逃走、直後に警察が踏み込み高校生は誤認逮捕される。
その後、高校生は裁判で無罪を主張するが死刑判決を受ける。仕方なく自傷行為をして医療施設に搬送される途中逃走する。
逃走後、建設作業員、ライター補助として働きながら見つかると逃走を繰り返し、最後に無罪を証言して貰うために、介護施設に入所していた生き残りの人に接触する。
そして、そこから原作、ドラマ、映画は少しずつ相違します。例えば、介護施設の同僚のSNS で見つかるとか、踏み込まれた警察官の銃弾に倒れるが、確か原作ではなくなるが、ドラマと映画では死なず警察は誤認逮捕を認め後に冤罪が証明される。まあ、横浜流星の演技も良かったが、吉岡里帆、山田杏奈の良かった。
時間のある方は原作、ドラマも見てから映画を見ると面白いと思います。映画化すると面白くなくなることが多いけど、これは良かったです。
信じること
全746件中、521~540件目を表示