正体のレビュー・感想・評価
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2時間があっという間の名作
ドラマ版と合わせ技で☆☆☆☆☆
映画の日『正体』
ドラマ版の4話観てたので・・・
映画版の省略されてる部分も脳内整理しながら鑑賞
やっぱり2時間で、接する人達との繋がりを強固にするのは難しいよね
ドラマ版は、市原隼人&上川隆也さんが良かったですが・・・
今回は、熱演の横浜流星を食わないように演じる山田孝之がまぁ凄い!
作品賞・監督賞ノミネートと最優秀助演男優賞はほぼ決まりかな!?
映画だけなら☆4つですが、ドラマ版と合わせ技で☆☆☆☆☆
見れば見るほど深い
公開初日に時間ができたので急遽鑑賞
そこからすでに2回見ています(笑
最初はストーリーが走りすぎていて「これ、原作読んでいない人ついて来れるのかな」と感じました
他のレビューを見てもそういう意見多いありますよね。納得です。
ただ、2回目も泣けますし、流石にどこでどうなって、少しはセリフも覚えた3回目も涙が出る
普遍的な「人を信じる」「正義を貫く」というメッセージ性に心を揺さぶられているのでしょうね
その強いメッセージを素敵な映画に埋め込んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
横浜流星さん「集大成」というお言葉使われていますが、まだまだお若いのでこれから益々味のある役者さんになって行かれるでしょうね
山田孝之さん、ほとんど変わらない表情の中、目で葛藤を表す様、本当に素晴らしい。
そして、なんといっても今回の新しい発見、森本慎太郎さん
この人の演技には毎回泣かされます。
きっとお人柄も素晴らしいのでしょうね。それが表に滲み出るような演技です。
これからの作品も非常に楽しみです。
総じて、非常に見どころのあった作品となりました。
あと数回は見に行きたいな・・・
満点をつけたいところですが、初見の時に疑問を抱いてしまったので、-0.5だけさせていただきます。
モヤっとしたけど…
公権力とは
残忍で、乱暴で最恐の武器である。
まず、それらを暴走させず適正に活用することが
国民の大事にすべき能力である。
それは、まず本作が教えてくれた教訓だった。
袴田事件や数々の誤認逮捕、冤罪もそうだが
ネットリンチもこの教訓が活きた社会なら起こり得ない。
ちなみに、そんな映画から学ぶ教訓とは別で
所謂映画ファンが話題にするであろう話題は
キャストの演技が云々なんだろうが
僕はぶっちゃけそこはどうでも良く。
吉岡里帆、山田杏奈、宮崎優。とここ最近の
注目女優が勢揃いで御満悦だった。
と言うことを残しておこうと思う。
エンディングテーマソングのヨルシカは
ここに至るまでの僕の軌跡をさぁっと流してくれる名曲
ラジオで聞いていた監督の評価は置いておいて
高評価を押しておきたい◎
よかった
時間は、返せない
横浜流星、「役を演じる」ではなく「役を生きる」と言うだけあって、凄かった。
もう素の横浜流星がわからない。
でも真面目な好青年なのは、すごく伝わってくる。
原作や映画化を決めた後、どちらかといえば公開ちょっと前に誤認逮捕を認められた袴田さんの事を思い出さずにはいられなかった。
警察署内のことなんて知る機会が無いから、ついついドラマや映画で見る警察署内で知った気になってしまう。
だから実状はわからない。
どんな業種でも、ひたむきに真面目な人も、効率重視な人もいるから…でも「仕方ない」では済まされない。
時間は戻らないから、返せないのだ。
袴田さんとお姉さんの時間は、戻らないし、返してもらえないんだね。
映画は、いい終わり方で良かった。
吉岡里帆素敵すぎです!
人間の正体とはいかなるものか?私たちの周りにいる人でさえ、出会う場所や状況によって、さまざまな面を見せてきます。また一人一宇宙ですから、自身が見る世界はその人が持つ印象でしかないと言えます。よって一人の人間に対して何十億人もの見方があると言えるかもしれません。この作品では5つの顔を持つ男が登場してきますが、横浜流星はそれぞれの役にハマって見事に演じていると思います(いろんな仕事に就職していきますが、どうやって入り込めたのかと突っ込みどころもあり笑)。しかして横浜流星の正体は優しい善人?一家殺人事件の犯人の汚名を着せられた横浜流星が逃げて逃げて逃げまくりますが、それは自身の無罪を証明したいがための逃避旅です。敵は誤認逮捕をした警察権力です(松重豊がボス)。内容は違えども、袴田事件を彷彿とさせるような印象もありました。そして、素晴らしいことにこの冤罪を白日の元に晒して、社会の支援に結びつけた原動力は、図らずもSNSの存在でした。昭和世代には考えられないことです。また、ラストに見事に冤罪が晴れた時、吉岡の美しい豊な顔の表情に心が持っていかれました(裁判所内が無音になります。抜群のセンス)。泣けるシーンは、横浜流星の無罪を信じて活動をする人々が続々と集まってくるシーンでしょうか。さらに横浜流星が生きる素晴らしさを訴えた時にもジーンときました。
追記 森本慎太郎と山田杏奈の二人の役者もいい味出してました笑。
横浜流星いいね
絶対あってはいけない
鑑賞しながら、袴田事件が脳裏に…。
冤罪。
絶対にあってはいけない、と改めて痛感。
人が人を裁くと間違いが起きる。
許し難いこと。
儚く悲しく、辛い。
最後このような結末で終わって本当に良かった。
面白かった
気づかなかったんですか? 彼の正体…
追い詰め、追い詰められていく緊迫感。
見開いた目の充血した白眼からそれぞれの役柄の〝精神〟が飛び出してくるかのような山田孝之と横浜流星の圧倒的な目力だ。
主人公が陥った窮地からの脱出劇には、冷静な頭脳と持って生まれた運動能力、信じてもらえる人格と信じる人と巡り会う運が重なった。
ではそのミラクルが揃わず、ある日冤罪をかけられたら…
「証拠が無いなら決まりでしょう?」
「このまま静観です。いいね?」
権力者の言葉に身震いした。
身震いしながら、過去の事件が頭をよぎる。
人が人を裁くから間違いが起きる。
間違いは正さなければならない。
それなのに…
冤罪のからくりに愕然とさせながら
映画はその先をみせた。
良心の呵責に対峙していく又貫刑事の表情の変化と行動、父にかけられた容疑と重ね疑念のなかにも優しく真面目でピュアな鏑木を見極めて守る沙耶香の姿、あの時鏑木だけがみせた思いやりを忘れられなかった野々村、鏑木の本気の努力を知り本心を偽る虚しい時間を過ごしていた舞の気づき。
信じることをやめることは、その正体と向き合わずに断つこと。
それは時に、心に嘘をつく自分をよしとする自分が生きる自分の正体。
信じてくれる人の存在を諦めなかった主人公に光をさすラストは、信じようとする者と間違いを認め正した者たちを同じ光で包み返していた。
重く張り詰めた判決の手前の瞬間
私は、
あなたは、
何を思ったか。
不満はないが・・・!
横浜流星・山田孝之の演技力は素晴らしく、吉岡里帆も劇場映えしていてキャストは良かったが、盛り上がるシーンがなく、ラスト5分のところも感動はしたがイマイチ。The日本映画って感じでした。ラスト一番の盛り上がるシーンで無音になるのはもはや定番になったんですかね?イマイチではありましたが特に悪い部分はなく、内容は納得行く形だったので4点です。
泣けます
観て良かった。感動しました。
素晴らしい映画でした。クライマックスでの主人公鏑木君の「正しいことを正しいと言いそれを信じてもらえる」ことを証明したいというモチーフが底流にあるストーリーのように思えました。捜査一課長も陰の主人公ですね。事件の事実と本質の間を彷徨しながら葛藤しながら鏑木君に迫る姿にも心を打たれましたし劇中一時も笑顔がありませんでした。激しいアクションのスタートから釘付けにする演出で時間を忘れて没頭出来ました。戸惑いを見せる女優の方々の演技にも拍手です。袴田さんの冤罪事件もそうですが一瞬で人生が反転する恐ろしさも感じました。本当にいい映画でした。
映画には映画の良さ
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