正体のレビュー・感想・評価
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緩急が素晴らしい
観たかった映画の時間帯が合わず評価が高かったのでこちらの映画を観ました。CMから予想してたのはお涙頂戴のヒューマンドラマでしたが冒頭からミステリー感満載で逃亡シーン、関係者への聴取シーンが上手く組み合わされ一気に心掴まれました(笑)
とにかく全てのシーンに緊迫感があってリアルでした。監督と脚本家素晴らしい、、、。
更に役者陣が本当に良かった。主演の横浜流星さんは顔は美しいのにとてつもなくリアルで凄かったです。吉岡里帆さんの演技がこれまた自然でいて本当の感情が伝わるとゆーか、良きでした。
個人的には森本慎太郎さんが素晴らしかった、、、元々CMでの森本慎太郎さんのシーンの1言が凄く良くて観るの決めたんですが、本編では数秒しかないシーンでびっくり。逃亡後に捕まって拘置所で面会するほんの僅かなシーンなのですが、とてもリアルで気持ちがのっていて涙が出ました、、、対する横浜流星さんの反応も自然でぐっときました。
多分このようなシーンをサラッとしか流さなかったからお涙頂戴だけの映画にならなかったのかも。
このシーンだけ観にもう一度行こうと思わせる位素晴らしいシーンでした。
エンディングが原作、ドラマ、映画で異なるそーで、映画はしっかりエンディングに向かってじわじわと感動を高めていくのですが、無音の中で主文が読まれ周囲が立ち上がってるであろう反応から無罪を勝ち取ったことがわかるとゆー緩急が素晴らしい演出でした。事後談などもなくそこでのエンドロールがまた余韻が残り良かった。
来週もう一度観に行こうと思います。
素晴らしい映画です
他人事に思えなかった、冤罪事件!
総合的にはとても良かったんだけど、 粗を探そうと思えばいくらでも見...
総合的にはとても良かったんだけど、
粗を探そうと思えばいくらでも見つかるような、
そういう意味で不思議な映画だった
吉岡里帆は叫び声がとても通るし声が割れない
良くも悪くも毎回叫ぶ役をしてもらいたい
山田孝之にはもう言うことなし、
表情だったり目だったりその空気感だったり、
それだけでひしひし気持ちが伝わってくる演技ができる人だと思い知った
ラストの山田孝之演じる刑事との会話…
非常に良かったです。
完全なる組織人にて失敗の許されない立場でありながら、記者会見で又貫に冤罪疑いだと言わせたその内容とは⁉︎
気になって仕方なかったんですが…
関わり合えた人々のおかげで、生きたいと願えるようになった鏑木の想いだったんですね。
私にも刺さりました。
原作を全く知らず、ポスターの横浜流星さんが只々レヴェナントのディカプリオ役の息子に似ていたので目に止まり、高評価だったので本日観てきました。
なので途中までなんやかんやで実は真犯人なのだろうと疑って観てました。
話の組み立て方がお上手な監督さんですね。
変装してるにせよ、すぐに働き口を見つけてすんなりやってのけてるあたり、とても地頭が良い青年の設定でしたね。ベースや目的は全然違いますが、キャッチミーイフユーキャンと重なってしまいました。
ただし血みどろの部屋にズカズカ上がり込んで、怯えつつも鎌を握るシーンにはやや違和感を感じました。知り合いの家ならともかく、通常なら腰抜かすか逃げるかかなと。
そこも含めて生き抜く力のある青年だったということでしょうか…
横浜流星さんが着実に名俳優への階段を登ってる最中だというのは、間違いなさそうです。
信じたかったんです、この世界を。
感動した。ストレートに感動した。今年の邦画トップを競う傑作である。
冤罪で殺人犯にされることなどあってはならないが、痴漢犯にさせられた沙耶香の父親が取り調べで責められ世間からも責められ続けるとやってもいない罪を認めてしまいそうになると吐露してるように、真実は世間の空気に掻き消されてしまうこともある。そして冤罪は検察や警察のご都合主義(少年法改正で18歳でも重罪にできるという前例を作る)に巻き込まれてしまうとどうにもならない。鏑木のように被害者家族の目撃証言(その証言が間違いや嘘でも)があれば、権力の側はそれを決め手に犯人を特定し事件を収めようとする。
しかし鏑木は死刑が決まっても諦めず脱走し「真実を証明」する為に行動する。
とてつもない精神力と緻密な計画性(正体を隠し働くそれぞれの場所に意味がある)で遂に目撃証言を覆す一歩手前まで辿り着く、。
ベンゾーに扮し劣悪な環境で建設現場にいる時は怪我をした仲間の為に労災申請を現場監督にかけあい正義を貫き、那須になった時は文才溢れるライターとして信頼を得て、桜井として介護施設では患者に寄り添う介護士となる。そこで親交をあたためた野々村和也(缶ビールで2人で乾杯するシーンが素朴に良い)、安藤沙耶香(居酒屋で初めて焼き鳥を食べ感激するシーン、刑事が踏み込み鏑木を逃すシーンが印象的)、酒井舞(氷上のデートシーンと屋上のクライマックスシーンのギャップ)らが支援者となり冤罪を晴らす手助けをしてくれた。
再審の判決の際映画はサイレントとなる。拍手をする皆と鏑木慶一の顔が大写しになり、ラストとなる。観客が胸を撫で下ろし涙する場面である。
横浜流星は主演作として最高の演技を披露した。吉岡里帆の目で訴える表情がとても良い。そして山田孝之の重厚な演技は映画全体を締まったものにした。
原作では結末は違っていたとのことだが、原作者も感謝するほど映画として見事なまとめ方だったと思います。
この世界は理不尽なことで溢れているが、信じてもいい世界も沢山あるのです。
かなり良かった。余韻が残る
ドキドキ、涙、心温まる映画‼︎
流星さんを、魅る映画でもある
原作は未読だが、予告編の迫真の演技から、この映画を観る事を決めました。
ミュージシャン:藤井 風さん似にも見える 首が長く 美形な横浜流星さん
「春に散る(2023年)」では、とても良い演技をしていました。本作でも、育った厳しい環境にも負けずに、ギスギスした‘’さもしさ‘の欠片も ない、心清んだ 素敵な青年役を演じてました。2025年の大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」では、主演を演じるそうなので、来年の大河は、流星さんをじっくりと味わってみたいと思います。将来的には、大人の純愛物語や ちょっとストイックなハードボイルド映画等に出演して頂きたいと願います。 〈主演賞〉
ストーリーは、ちょっとご都合的展開は予告編通りで、平凡だが、ラストの結び方は、とても良い"ふんわりした"良い味わいを魅せてくれて、後味も良い映画でした。
カメラの配置と撮影のセンスが非常によく、映画に品格を与えていた。 〈撮影賞〉
リアル世界では、ひとりの刑事が"担当さん"となる事はなく、
対策本部なり、大勢が交代で捜査に当たるのだろうが、アメリカの地方警察の様にひとりの担当者が、すべてを引き受けてくれた方が、映画としては都合が良いので、ここはリアルさよりも エンターテイメント性を取っても良いと思う。
似たような展開は、「逃亡者(1993年)」でハリソン・フォードさんが魅せてくれましたが、
アメリカ 白黒のドラマシリーズ(1963年)は、多数回のドラマだけあって、各回の味わいは、とても素晴らしいかったので、ネットフリックスあたりで、リメイクして欲しいと願います。
年齢性別問わずオススメできる映画
初日に鑑賞しました。
主演の横浜流星くん、迫真の演技で素敵でした。
捕まりそうになるたびにハラハラしました。
髪型や雰囲気は都度変わるのですが隠しきれないイケメンオーラ。
実際にこんな顔立ちの良い逃亡犯がいたら女性にすぐ気づかれてしまうのでは?と思いました。
刑事役の山田孝之さんもお上手でした。
寡黙なキャラクターでしたが鋭い眼光に僅かに見え隠れする葛藤や狼狽。
鏑木とのアクションシーンは見応えがありました。
警察の面子を重んじる上司(松重さん)にはイライラしましたが最後はスッキリできて良かったです。
森本慎太郎くんの演技も良かったです。
工事現場にいそうなガタイの良い若者を自然に演じていてハマリ役だなぁと思いました。
横浜くんとは雰囲気が正反対ですがまた共演してほしいです。
この映画、88歳の家族も一緒に観ましたが好評でした。
内容がわかりやすくて緊張感があり最後まで存分に楽しめたとの事です。
私は結末を知った上でもう一度鑑賞したいと思いました。
逃亡の果てに・・・
予告編を見た時から期待してましたが・・・
いや〜、裏切られません!納得の面白さでした。
横浜流星さん、スゴイですね!すっかり魅入っちゃいました。
【どこからがネタバレになるか分からないので】
変装しながら逃げ回るということで、横浜流星さんが数々の顔を見せてくれます。
まぁ、話の展開から無実を証明するために逃げてるんだろうなってのは想像できたけど、タイトルが「正体」だから、実際どっちなんだろう?とやきもきする感じもありました。
実際にはメチャカッコよくて、運動神経も良いはずな横浜さんが、無様に逃げる姿も見応えありました。
そして、犯人を執拗に追いかける山田孝之さんが、また良い!当初は非情な冷血漢を思わせる刑事だったのが、自らの行動に疑念を持ち始め、最後の発言はホンっと感動的。まさに正義を貫いた感じで、横の上司を見下してやればよかったのに。
吉岡里帆さん、大好きな女優さんです。本作でもいい感じで魅せてくれます。お父さんの冤罪もどうなるんだろう?ちょっと気になるところです。
そう言えば、つい先日も冤罪の裁判が終わって無罪になった事件があったけど、ホンっと切ないよね。人生の殆どが無駄に奪われちゃうんだから。それに家族もひどい目に遭っただろうに・・・
信用・信頼・人柄・勇気…ヒューマンサスペンス
原作知らず予習も無しでレビューの良さだけで鑑賞。
単なるサスペンスだけではなく、様々な生き様を考えさせられる感動サスペンスでした。
横浜流星さんの変装の凄さも素晴らしく、変装しながら逃亡場所を変えるオムニバス形式の展開もわかりやすかったです。
正体不明(住所不定)ながらも、どこへ行っても器用に働き、好意を持たれ、日々小さな事の積み重ねで人柄ってわかりあえるもんですね。
ラストもスッキリ!
思いがけなく観た映画で最高な1日になりました。
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