正体のレビュー・感想・評価
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日本版『逃亡者』?、否、それを超えたかも!
2024年、松竹。
【監督】:藤井道人
【脚本】:小寺和久、藤井道人
【原作】:染井為人
主な配役
【逃亡中の殺人犯・鏑木慶一】:横浜流星
【野々村和也】:森本慎太郎
【安藤沙耶香】:吉岡里帆
【酒井舞】:山田杏奈
【刑事・又貫征吾】:山田孝之
【又貫の部下・井澄正平】:前田公輝
【模倣犯?・足利清人】:山中崇
【唯一の生存者・井尾由子】:原日出子
【又貫の上司・川田誠一】:松重豊
1.脚本が素晴らしい
原作の流れを汲みつつも、
登場人物の数や設定(背景)は、かなり変更が加えられている。
結果的には、これが大成功していると思う。
限られた上映時間の中で、原作の意図をキチンと表現できているのではないか。
逃亡生活を追う前半部(大阪と東京)を観て、
「これをあといくつ観なくちゃいけないのかな」
と、やや飽きてきはじめたタイミング、
そう、実に絶妙なタイミングで急展開し始める。
◆警察に包囲される鏑木(横浜流星)
◆緊迫の突入シーン
◆又貫(山田孝之)との面会シーン
◆判決言い渡しのシーン
素晴らしい脚本、素晴らしい演出だった。
2.俳優たちの熱演が素晴らしい
主演の横浜流星はもちろんだが、
山田孝之、吉岡里帆、山田杏奈らの演技は作品全体の格調を高くしていた。
テレビドラマから始まった『逃亡者』は、
1993年にハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズによって名作の仲間入りをし、
続編の製作やリメイクがおこなわれた。
本作は、日本版『逃亡者』かと思ったが、
本家を凌ぐほどの出来栄えといえる。
☆5.0ではないのか??
鏑木がいかにして、逃亡を続けられ、
◆作業員やライターになれたかの描写が、少しは欲しかった
◆音楽が物足らなかった
これをもって、☆4.5とさせていただきたい。
m(__)m
社会派映画としては少し違和感を感じたけど、まずまずかな
鏑木の死刑判決まで手際よすぎると思います。映画の中の回想シーンで、犯人の目撃者が1人いましたが、錯乱している状態で警察に通報できたのでしょうか?鏑木が殺害現場に来たとたん、すぐ警察が来ます。
警察が目撃者に鏑木が犯人かと問うと、うなずくだけで鏑木が犯人だと決めつけます。鏑木は「僕はやっていない❗️」と否定するのに。
もう1つに気になったのが、冒頭で鏑木は刑務所の中で吐血するのですが、命にかかわる危険な病気などにかかっていたのではなかったのですか?救急車の搬送中に、とても逃亡できるような状態ではなかったと思います。
横浜流星さんや山田孝之さんの演技は魂がこもっていて良かったです。
鏑木が逃亡中に出会う人々が温かく迎えるのは、鏑木が犯罪をする人柄ではないと感じたからでしょうね。
原作小説もぜひ
先に原作を読んで挑みました。
原作が大変面白かったので
少し期待せずに…(失礼)
原作の良さをしっかり残し
実写化にしっかり合わせた
見事な脚本だと思います。
原作ファンも大満足しませんか、これ。
原作では作者の染井為人氏があとがきで
鏑木慶一にその結末を詫びていたのが
とても印象的だったのですが
本作でそれが昇華されたように思いました。
小説の実写化で成功した作品は
個人的にとても少ないですが
これは文句なし。
山田孝之、横浜流星にしっかり
魅せられました。
真犯人の正体を暴いてよ警察!
公開前から観たくて観たくて、でも忙しくて、
やっと時間を捻出し鑑賞。
横浜流星はストイックに役に現実でなりきる人だから、殺人犯に現実でなりきることが出来ないのに役作りどうするんだろう?と心配していた。
そして、そうだ!だから横浜流星はやってないんだ!つまり冤罪逃亡者なんだ!と結論に至り鑑賞。
先に予想してしまっていたので、横浜流星の正体に怯えることなく、ひたすらに吉岡里帆の視点で見ていく。
養護施設で育っているから、守ってくれる人も、代わりに戦ってくれる家族もいない。
それでも、学生から死刑囚、死刑囚から逃亡犯となって、逃亡犯として初めて社会生活を味わった時、
どんな仕事でも周りの人に優しく、与えられた仕事以上を出す、逃亡犯として認知されてしまった「鏑木慶一」という名前の人物の、本当の姿が見えてくる。
関わったどの人も彼を悪く言わない。
殺人犯や逃亡犯が「正体」ではなく、
関わった人が感じ取った鏑木が、彼の「正体」。
下校中叫び声を聞いて、何事かと「失礼します」と家を覗いて、うめく人から左利きの手で鎌を抜いてあげた、その優しさが若い未来ある18歳の全てを変えてしまった。
友達ができ、お酒を飲み、外食して、恋をする、多くの若者にとって普通に味わえる成人の生き方全てを奪ってしまった、警察上位職の一存。
人の痛みに鈍い役に、松重豊。
1人でご飯を食べる孤独のグルメで映画が成り立つ俳優さん、私も好きだが、本作の役柄ばかりは許せない。
現場責任を取る刑事役に山田孝之。
どちらかと言うと逃げる側やとち狂う側が多かったような気がするが、キャリアを重ねて、幹部候補に載ってくるような責任ある刑事役がよく似合う。
横浜流星と対峙したら、世の多くは、もし彼が本当に殺人犯でも、騙されてしまうような気がするが、山田孝之は眼光鋭く疑惑の目をやめない。
司法の裁判が先に進み、先に死刑判決が出ているのが本当におかしな話だが、被告としての鏑木に動機は見つかっていないまま。
犯人を逃した事よりも、事件の衝撃で錯乱した被害者から無理やり言質を取り刑事として組織上位の意見の方を優先した事よりも、役割は捜査なんだから捜査をしておくれよ!
次の連続殺人が起きてから、「凶器が鎌だな、あ、あの時と似てる、模倣犯かな?」じゃないんだわ!
特に前田公輝。本質を見抜いてるぶって見えてない役がハマりすぎ。
それでも、真犯人と対峙し、進みゆく現実の事態から、山田孝之の目に映る鏑木の印象は少しずつ変わっていく。
若干の目の動き、眉の動きから、刑事の心情変化が伝わってきて、しっかりと、逃亡犯と向き合う刑事、の構図が成り立っていく。捜査に本気になるスピード、遅っ!ネット記事会社に情報を聞きに来るって、どれだけ怠慢なんだ!
真犯人の経歴から簡単に造園職と凶器は結び付いたはずなのに、そうすれば真犯人の存在アピールとも言うべき第二の犯行は起こらなかったかもしれないのに、眼力だけのとんだ間抜け刑事。こんなのが捜査担当になったせいで横浜流星が苦しんでいるじゃないか!と憤る。
でも、なぜ逃げたのかの質問に
「この世界をもう一度信じたかった。正しいことを正しいと言い信じて貰える世界。もっと生きたいと思った。」
と言われたら、刑事になった頃の正義感、再燃するはずだし、それは上司命令より勝るよね。
18歳が突然殺人死刑囚にされ、逃亡犯として自力で法律を学び、証拠集めしないといけない警察機能なんてどう考えてもおかしいし、お前何のためにいるんだよって存在になるもの。
勾留の面会室で、左に横浜流星、右に山田孝之の画は、弥生人と縄文人の対話に見えて面白かったが、若い鏑木が、稲作ではなく正義を人生をもって、刑事に教えた。その前から、撃ち殺して身柄確保できる場面で2度も仕留めなかったところから、鏑木が犯人と断定できる確信はなかったことがよくわかるのだが。信じる気持ちが少しでもあるのなら、検察じゃないんだから、仕事をちゃんとしてくれ!
警察の怠慢をよく知っている、弁護士の父親が痴漢冤罪で敗訴した記者役の吉岡里帆も、大々的に懸賞金をかけ連日報じられる鏑木と、会社に出入りするフリーライター那須くんに、確信はないがモヤモヤっと、あれ??と疑念を抱く演技が上手だった。見えない目撃者でも、真実に気付くまっすぐな女性を演じていて、本作もとても良かった。
森本慎太郎も、横浜流星と仲が良い平野紫耀の仲良しで、逃亡犯として鏑木が最初に働いた工事現場職の仲間にぴったりである。
鏑木を通して、ゴミだらけだった自室を片付け将来に向き合い、コミック本をくくって片付け、法律本や冤罪証明活動に向き合い始める。
もし鏑木がそのまま死刑になっていたら、養護施設を出て貧困から抜け出そうとするこの子の足掻く人生すらも、鏑木には与えられなかったと思うと恐ろしい。
精神を病んでしまった被害者から証言を得るために、被害者のいる介護施設に入り込み働いている鏑木も、同僚の若い子から好かれる程の人間的魅力があって。
逃げているから痩せ細っている横浜流星だが、だからか余計に関わる者の母性をくすぐる。
最後は結局、人間的な魅力が自分を救ってくれるのかな、という、当然で意外な、ご都合主義に見えてそういうものだよねと納得がいくような、人生の縮図を見たような作品。
「なんで俺だったんだろう」この世は赤の他人のテキトーな意見で、人の人生が簡単に書き換えられてしまう。こわい。
面会室の中で、冤罪を晴らそうとしてくれているメンバー1人1人と話す場面で、涙が止まらなかった。
死刑囚とは知らず、でも人間性に惹かれて好きになったら逃亡され、「もっと違う形で出会いたかったし、話したいことたくさんあるから早く出てきて」
という関係者の溢れ出す心の叫びが、それぞれの涙に溢れていて。
鏑木側は、そこまで信じて親身になって貰えた有り難みと、せっかく出会えて塀を隔てず話せた期間に、打ち明けたくても別人になりすますしかなかった、罪悪感と、正体を知られてから再会する気恥ずかしさが伝わってくる。
冤罪でどれだけのものを奪われるのか、世間の目に負けずに信じてくれる周りの人がどれだけ助けたくても、司法という障壁はどれだけ厚いことか。
その絶望と、痩せた横浜流星は、イエスキリストが十字架に架けられた時の姿となんだか重なった。
事件とは無関係の火傷。施設の生い立ち。他にも沢山傷付いて生きてきたのだろう。
出てから思いっきり陽の光を浴びて、人の温かさを沢山感じられる人生を謳歌してほしい。
もう左利きを隠す事なく。
テーマとして冤罪を扱うだけでなく、
冤罪関係者の心の機微まできちんと伝わるのは、
藤井監督と横浜流星の掛け合わせと、
良い俳優さんが結集しているから。
素晴らしい作品。
山田杏奈演じる介護施設の同僚の女の子の「自分からも周りからも逃げずに向き合うことにした」のあと、複雑で神妙な顔をして「僕は逃げてばかりだったけど」と言う鏑木くん、というか横浜流星と会話してみたい。
「おかえりなさい」「おつかれさまです」のような挨拶を、目を見てゆっくりと、優しく落ち着いて言う鏑木は、横浜流星が演じているから成り立っている。
鏑木の人物像は、横浜流星だからこそ築かれ、横浜流星だから作品の重みも人間味も喜怒哀楽を通り越した複雑で事細かな感情も、しっかりと可視化される素晴らしさ。
これからもずっとファンだし、私もゆっくり挨拶してみようかなと思った。
全てを握る真犯人の狂気の正体はわからずじまいだった。左利き、鎌、殺人、鼻水、ケーキ。。
亀梨君バージョン見たけど...
恋人なったのかなってないのかだけ教えてくれ!!!!
フリーライター那須の時にどんだけの期間同居してどんだけ仲が進展したのか知りたい!
あそこのラブストーリー3時間見たい!!
でもよく知らない異性を部屋に上げちゃ駄目!!!!!!
良い映画だと思いますが、警察が今時珍しいレベルで無能でノイズになってしまう。
自分で整形したり無人島行ったりした実際の逃走犯がモデルなんでしょうが、あの有り余るエネルギーを逃走に全振りしたヤツでさえ、部屋囲まれて刑事と対峙したら捕まってたと思うのよ。
部屋の窓下に警察一人もいないとか指示系統どうなってるのよ。
無能通り越してゴミなのよ!!!!!
冤罪は悪がテーマらしかったようだし、冤罪と一緒に警察も丸ごと悪役にしちゃった感じですかね。
キャラクターも魅力的で話もよく出来ていて、最後の流れも良い。
最後の真実の開示の流れが良くてよい。
でも返り血がこんなに少ない人を犯人扱いはあまりにも無能!!!!!!
それで全ての説得力を失うレベルで無能!!!
MU★NO★U★!!!!
なのに新米デカの射撃エイムだけ有能なのがまたフィクションッッッ!
また見たい
冒頭からタイトルの出る短い間にすっかり引き込まれます。
彼の正体は?
彼はどうなるの?
しんと静まり返った客席が、鏑木の行く末を固唾を飲んで見守っているあの空気感。
これが映画館で見るべき作品ということか!と思いました。
初見でも泣けたけれど、2回目のほうがより泣けた…なんなら、冒頭から既に涙腺が…
苦しくなる作品は苦手なのだけど、疾走感があるせいか、これは大丈夫でした。
変装そのものもだけれど、逃げ続ける月日の経過とともに姿勢や表情も変わっていく鏑木にも目が釘付け。
また見に行きたいのだけど、自分の予定との兼ね合いが難しくて。
でも、なんとか時間を見つけてまた見たいです。
映画のストーリーを目にしてから、不思議ともう一度見たくなります。
あと、読みごたえあるパンフレット!
買ってもちゃんと読まなそうで、買わないことも多いのですが珍しく購入。
そして端から端までくまなく読みました。
一時売り切れとか耳にしましたが、再入荷はされると思うのでおすすめです。
緩急が素晴らしい
観たかった映画の時間帯が合わず評価が高かったのでこちらの映画を観ました。CMから予想してたのはお涙頂戴のヒューマンドラマでしたが冒頭からミステリー感満載で逃亡シーン、関係者への聴取シーンが上手く組み合わされ一気に心掴まれました(笑)
とにかく全てのシーンに緊迫感があってリアルでした。監督と脚本家素晴らしい、、、。
更に役者陣が本当に良かった。主演の横浜流星さんは顔は美しいのにとてつもなくリアルで凄かったです。吉岡里帆さんの演技がこれまた自然でいて本当の感情が伝わるとゆーか、良きでした。
個人的には森本慎太郎さんが素晴らしかった、、、元々CMでの森本慎太郎さんのシーンの1言が凄く良くて観るの決めたんですが、本編では数秒しかないシーンでびっくり。逃亡後に捕まって拘置所で面会するほんの僅かなシーンなのですが、とてもリアルで気持ちがのっていて涙が出ました、、、対する横浜流星さんの反応も自然でぐっときました。
多分このようなシーンをサラッとしか流さなかったからお涙頂戴だけの映画にならなかったのかも。
このシーンだけ観にもう一度行こうと思わせる位素晴らしいシーンでした。
エンディングが原作、ドラマ、映画で異なるそーで、映画はしっかりエンディングに向かってじわじわと感動を高めていくのですが、無音の中で主文が読まれ周囲が立ち上がってるであろう反応から無罪を勝ち取ったことがわかるとゆー緩急が素晴らしい演出でした。事後談などもなくそこでのエンドロールがまた余韻が残り良かった。
来週もう一度観に行こうと思います。
素晴らしい映画です
他人事に思えなかった、冤罪事件!
総合的にはとても良かったんだけど、 粗を探そうと思えばいくらでも見...
総合的にはとても良かったんだけど、
粗を探そうと思えばいくらでも見つかるような、
そういう意味で不思議な映画だった
吉岡里帆は叫び声がとても通るし声が割れない
良くも悪くも毎回叫ぶ役をしてもらいたい
山田孝之にはもう言うことなし、
表情だったり目だったりその空気感だったり、
それだけでひしひし気持ちが伝わってくる演技ができる人だと思い知った
ラストの山田孝之演じる刑事との会話…
非常に良かったです。
完全なる組織人にて失敗の許されない立場でありながら、記者会見で又貫に冤罪疑いだと言わせたその内容とは⁉︎
気になって仕方なかったんですが…
関わり合えた人々のおかげで、生きたいと願えるようになった鏑木の想いだったんですね。
私にも刺さりました。
原作を全く知らず、ポスターの横浜流星さんが只々レヴェナントのディカプリオ役の息子に似ていたので目に止まり、高評価だったので本日観てきました。
なので途中までなんやかんやで実は真犯人なのだろうと疑って観てました。
話の組み立て方がお上手な監督さんですね。
変装してるにせよ、すぐに働き口を見つけてすんなりやってのけてるあたり、とても地頭が良い青年の設定でしたね。ベースや目的は全然違いますが、キャッチミーイフユーキャンと重なってしまいました。
ただし血みどろの部屋にズカズカ上がり込んで、怯えつつも鎌を握るシーンにはやや違和感を感じました。知り合いの家ならともかく、通常なら腰抜かすか逃げるかかなと。
そこも含めて生き抜く力のある青年だったということでしょうか…
横浜流星さんが着実に名俳優への階段を登ってる最中だというのは、間違いなさそうです。
信じたかったんです、この世界を。
感動した。ストレートに感動した。今年の邦画トップを競う傑作である。
冤罪で殺人犯にされることなどあってはならないが、痴漢犯にさせられた沙耶香の父親が取り調べで責められ世間からも責められ続けるとやってもいない罪を認めてしまいそうになると吐露してるように、真実は世間の空気に掻き消されてしまうこともある。そして冤罪は検察や警察のご都合主義(少年法改正で18歳でも重罪にできるという前例を作る)に巻き込まれてしまうとどうにもならない。鏑木のように被害者家族の目撃証言(その証言が間違いや嘘でも)があれば、権力の側はそれを決め手に犯人を特定し事件を収めようとする。
しかし鏑木は死刑が決まっても諦めず脱走し「真実を証明」する為に行動する。
とてつもない精神力と緻密な計画性(正体を隠し働くそれぞれの場所に意味がある)で遂に目撃証言を覆す一歩手前まで辿り着く、。
ベンゾーに扮し劣悪な環境で建設現場にいる時は怪我をした仲間の為に労災申請を現場監督にかけあい正義を貫き、那須になった時は文才溢れるライターとして信頼を得て、桜井として介護施設では患者に寄り添う介護士となる。そこで親交をあたためた野々村和也(缶ビールで2人で乾杯するシーンが素朴に良い)、安藤沙耶香(居酒屋で初めて焼き鳥を食べ感激するシーン、刑事が踏み込み鏑木を逃すシーンが印象的)、酒井舞(氷上のデートシーンと屋上のクライマックスシーンのギャップ)らが支援者となり冤罪を晴らす手助けをしてくれた。
再審の判決の際映画はサイレントとなる。拍手をする皆と鏑木慶一の顔が大写しになり、ラストとなる。観客が胸を撫で下ろし涙する場面である。
横浜流星は主演作として最高の演技を披露した。吉岡里帆の目で訴える表情がとても良い。そして山田孝之の重厚な演技は映画全体を締まったものにした。
原作では結末は違っていたとのことだが、原作者も感謝するほど映画として見事なまとめ方だったと思います。
この世界は理不尽なことで溢れているが、信じてもいい世界も沢山あるのです。
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