「主題歌から鑑賞を決意した人の感想」大きな家 toro koiさんの映画レビュー(感想・評価)
主題歌から鑑賞を決意した人の感想
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ハンバートハンバートのライブに行って、最後のmcでゆうほさんが映画の話をしていたので、観たいなぁと思い即行動。一緒に行ってくれる友人もいてよかった。
この感想を読む人はこれから観に行くのだろうか?もう観たのだろうか。もし、公開が間に合うなら是非観に行って欲しい。彼らを知ることが何かにつながると信じている。
主題歌のタイトルは「トンネル」。歌詞の通り、行くも戻るもない道を迷いながら、まっすぐ進む子供たち。進む先がないものは穴でしかないが、向こうに光があると知っている、先があるからトンネル。進むしかないし、どこへ行くかは周りが暗くてよく見えない。ただ、願わくば、その先に居心地の良い場所がありますように、と出演してくれた子どもたちの幸せを願う映画だった。
彼らは、一緒に住む周囲の人々を家族と呼ばない。一緒に住む他人。その感覚を我々は感じることはできない。ただ、会社のチームの人、クラスの班員、部活のペア。大きな括りの中で、もう一度括られたグループって存在する。社会という大きな括りの中の家族。社会という大きな括りの中の「一緒に住んでいる他人たち」。その小さな方のくくりは、いろんな呼び方があるが、彼らの中では家族というラベルは別にあるのだ。なるほどなぁ、と納得した。
ドキュメンタリーはあまり観ないが、今回は最後まで眠らずに観れた。新鮮な気持ちで、人の幸せを願うことができた日曜の昼の鑑賞だった。
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