ザ・ウォッチャーズ

劇場公開日:

ザ・ウォッチャーズ

解説・あらすじ

M・ナイト・シャマラン製作のもと、娘のイシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たしたホラー映画。A・M・シャインが2021年に出版した同名小説を原作に、謎の監視者の恐怖を描き出す。

28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った鳥を指定の場所へ届けに行く途中で、地図にない不気味な森に迷い込む。スマホやラジオが突然壊れ、車も動かなくなったため助けを求めようと車外に出るが、乗ってきた車が消えてしまう。森の中にこつ然と現れたガラス張りの部屋に避難したミナは、そこにいた60代のマデリンと20代のシアラ、19歳のダニエルと出会う。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。そして彼らには、「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という、破ると殺されてしまう3つのルールが課せられていた。

ダコタ・ファニングが主人公ミナ、「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のオルウェン・フエレがマデリン、「バーバリアン」のジョージナ・キャンベルがシアラを演じた。

2024年製作/102分/G/アメリカ
原題または英題:The Watchers
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年6月21日

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映画レビュー

3.5“シャマラン”ブランドでファミリービジネス。娘の監督デビュー作は微妙な出来

2024年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

イシャナ・ナイト・シャマランはM・ナイト・シャマランの3人の娘の真ん中で、父親が監督した「オールド」「ノック 終末の訪問者」で第2ユニット監督を務めるなどしてキャリアを積み、この「ザ・ウォッチャーズ」で長編劇映画監督デビューを果たした。アイルランドの作家A・M・シャインが民間の伝承や奇譚を取り入れて執筆したホラー小説を原作とし、父M・ナイトがプロデュース。新人監督としては異例の製作費3000万ドル(The Numbers調べ、現在のレートで約48億円)が集まったのも、シャマランのブランドがあってこそだろう。比較のため先述した父M・ナイトが監督した直近2作の製作費をみると、「オールド」が1800万ドル、「ノック 終末の訪問者」が2000万ドル。ハリウッドスターのダコタ・ファニングが主演とはいえ、VFXもさほどお金がかかっているようには見えず、正直どこにそんな大金が使われたのか疑問に思ってしまう。

アイルランドのゴールウェイからベルファストへ配達のため車を走らせていたミナは、山奥の森に迷い込んで動かなくなった車を見失い、森の中で出会った白髪の老女に導かれて“鳥カゴ”と呼ばれるシェルターにたどり着く。そこは周りを木々に囲まれ車道もなく、ぽつんと孤立した四角いコンクリートの建造物で中は一部屋のみ、壁の一面だけが大きなガラス張り。ミナのほかには老女マデリンと若い男女の計3人が以前から鳥カゴで共同生活をしている。電気は供給されていて、夕暮れ以降室内灯をつけるとガラスがマジックミラーのようになり、中から外は何も見えないが、外からは水槽に入れられた小動物のように丸見えだ。そして、ミナを含む4人を見るために、“ウォッチャーズ(監視者)”と呼ばれる正体不明の何者かが夜な夜な鳥カゴの外に集まってくる。マデリンから聞いた生き残るためのルールを破り、ミナは脱出を試みるのだが……。

ウォッチャーズの姿は中盤までにおぼろげながら明らかになり、後半はミナたちがどうやって閉塞状況を打開するかという方向に筋が移っていく。その過程で、鳥カゴが誰によって、なぜ、どんな方法で作られたのかも説明されるのだが、その段取りでは絶対無理、完成するはずないよねという話が語られて、正直がっかり。超自然的な要素を含む映画なのですべてが科学的物理的に厳正である必要はもちろんないが、ストーリーの根幹をなす建造物を作った方法が説得力に欠けるのはやはり問題だろう。

本作は本国アメリカをはじめ多数の国で6月7日から翌週にかけて公開、3週間が経過した現時点で米国興収1800万ドル、世界興収3000万ドルにとどまっている。興収の最低ラインは製作費の2倍という説もあるなか、イシャナのデビュー作はかなり厳しい結果に終わりそうだ。原作者A・M・シャインによる続編小説「Stay in the Light」が今年10月に刊行される予定だが、映画の続編は望み薄だろう。

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高森 郁哉

3.0嫌いじゃない。

2025年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

シャマランの娘ですと言われて納得の作品。

きな臭く怪しく謎をいっぱい振り撒きながら始まり、
中盤ダラダラと不思議に思いながらも主人公は他のキャラの儀式に付き合いエンディングに向かう。

手法が父親そっくり。

オチは父シャマランより分かりやすかったけど、
設定はともかく物語の破綻もなく難なくエンディングを
迎えたなと思いました。

CGにもっとお金かけてあげて!
と思ったけど、それなりに面白くは観れました。

ツッコミどころも多く、
そもそもこの小屋どうやって建てたの?とか
もっと早く逃げられそうなものだったけど
お父さんみたいなどういう事?と言うのはなくて
最後まで緊張感もって観れました。

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奥嶋ひろまさ

3.0得体の知れない君の悪さは感じる

2025年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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hachizen

3.5灯台下暗し。 やはりシャマランの子はシャマランであった…!!

2025年4月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

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たなかなかなか