「意外性はないけれど、とてもいいお話」35年目のラブレター Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
意外性はないけれど、とてもいいお話
実話に基づいて作られた物語だということで、突飛な展開にはならず、ストーリーの展開は想定範囲内に収まるのだが、心温まるいい話であることには変わらない。
この国では識字率がほぼ100%であることを当然のことのように受け止めている節もあるが、戦争前後の混乱期に子ども時代を過ごした世代では、恐らく今回の主人公のように学校教育をロクに受けられなかった人たちも少なくなかったのであろう。平和な時代に教育を受けられることのありがたみを普段考えることもないが、改めて噛みしめる必要があるだろう。
「大と太と犬」の違いに頭を掻きむしる保が描かれる様子を見て、年齢的にかなり近い自分が「ឈとយとឃ」とか「កとតとភ」の違いでウァーとなる姿と重ね合わせていたが、65歳から始めてもできるという保のことばを励みに新しい言語の習得に励もうと思った。
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