奇跡をつむぐ夜
2024年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Ordinary Angels
2024年製作/116分/アメリカ
原題または英題:Ordinary Angels
原題、直訳すると「普通の天使」・・天使、言い換えれば善意かな、日常の中に存在してますよ・という感じかしら・・?
ありがちな、難病の子供を救うお話ですが・・実話の映画化ということで・・ヒラリー・スワンク演じるところの主人公のモチベーション、エネルギーには、頭が下がります。
「Ordinary」と言いますが・・「Special」な感じ・・。でも、こういうことが「Ordinary」にならないといけないでしょうね。
「誰かの為
ヒラリー・スワンク、既に2つのアカデミー主演女優賞を獲得、その後は少々ペースダウンか、テレビメインか、それでもコンスタントに出演してるようですが日本での露出は少なくなりました。昔のグラマー女優、ラクエル・ウェルチにちょい似てましたが、スリムを徹底してなにやら怖い顔になった印象もありました。要するにお顔のパーツがそれぞれ大きいのですね、NetFlixのお勧めに載り、2024年の新作ならばと鑑賞。実に素直に一気に、この人道実話をハラハラドキドキで、観てよかったと。
いわゆるお節介オバサンの無茶ぶり人道ストーリーですね。その背景に自らの実の息子への贖罪意識があり、無償の奉仕がまさかまさかの拡大伝播が、実話と記されて無かったら、ご都合主義と非難してしまうのですがね。そして助ける相手のお父さんは妻に先立たれ、5歳の娘も肝臓移植に命が左右される危機的状況。そのパパに扮するのが超かっこいいアラン・リッチソン。「アンジェントルメン」2024年 でマッチョぶりを披露したばかり。配信の「ジャック・リーチャー」絶好調のようで、いわゆるゴリラ系マッチョが、ごく普通のパパ、それも娘を溺愛する真面目男に扮すると、逆に浮き上がるセクシーが隠しおおせないって感じでしょうか。ただ、作品ポスターはヒラリーだけの一人アップでは可哀そう。
90年代のお話で、ケータイの無い時代ってのも活かして、さらにローカルテレビの生番組に取り上げられ、幸福な連携プレーがまさにタイトル通り「奇跡」を呼び起こす。こういった場合のアメリカ人ってのはノリがいいですよね、心が温かくなります。「人を助けるってのは気持ちいい・・」ってセリフがあるとおり、人は良いことを、したくってしょうがないのですよね。「情けは人の為ならず」がベースにあるわけで、自らがいつ何時突然被災者になるやもしれず、出来る時に出来る事をしたいってのは重要です。
それまでの医療費をチャラにしたり、自家用ジェットを調達したり、主人公はまさに「NO」が嫌いと公言するとおり。サンドラ・ブロック主演の「しあわせの隠れ場所」2009年 も過剰なお節介ですが、金持ちの厭らしさが漂うのとは異なり、ただの平凡な美容師って設定が効いてます。この辺りの匙加減により作品の評価も大きく左右されますが、監督のジョン・ガンの節度が作品を成功に導いてます。
ひねくれ天邪鬼でない限り、迷わずオススメしたいのです。