「西村寿行・・・好きだったな~」アビエイター よしさんの映画レビュー(感想・評価)
西村寿行・・・好きだったな~
謎の大富豪ハワード・ヒューズの半生を描く物語。
ハワード・ヒューズについては随分前から名前だけは知っていました。西村寿行作「去りなんいざ狂人の国を」に「人間嫌いの大富豪ハワード・ヒューズが、カリブ海の孤島を要塞化して・・・」という設定があったからです。勿論、それはフィクションだったのですが、それもあって、彼をサイコでマフィアのような犯罪組織のボスだと思い込んでいました。無知って怖いですね・・・
作品は、主人公の映画と空への情熱を活写。そしてその対比として、人間関係の拙さもしっかりと描写。そのコントラストがしっかりとしていて、見応えがあるドラマに仕上がっています。
最終的に精神崩壊してしまうヒューズ。しかし映画ではクライマックスに公聴会やハーキュリーズ゙飛行艇離陸を持ってくることでカタルシスを堅持したことにも好感です。
ただ、長い。長すぎます。もう少しテンポをあげても、完成度は下がらないと思うのですが・・・
私的評価は4にしました。
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