「悲しみのピーちゃんと怒りのチェンソー」愛に乱暴 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しみのピーちゃんと怒りのチェンソー
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原作未読。何の話か全く知らずに観に行きました。観ている途中で、これは傑作だと思いました。
個人的な感想です。
ピーちゃんは野良猫じゃなかったんですね。映像を黒枠で囲っていて、まるで他人の私生活を覗いているような雰囲気で、興味津々で見ていました。
桃子はゴミ集めの清掃をするマメな性格で、夫とは対照的なホームセンターの男性店員のような誠実さを求めていたのだと思います。
その男性店員もお客に怒られたりして、誰もが一筋縄ではいかない生活を送っていることに気づかされます。
ラストは、これまでの生活に別れを告げるものの、離婚の権利は握りしめたままということでしょうか。
江口のりこさんの怒りの沸点に達する演技が素晴らしく、終始画面にくぎ付けでした。
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