劇場公開日 2025年1月17日

「前髪と白いメイクが気になった…」室町無頼 ihatakaeightさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0前髪と白いメイクが気になった…

2025年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

時は、室町幕府の末期。大飢饉とそれによる借金に苦しむ農民たちを救うべく立ち上がった一人の侍を描いたアクション時代劇。

時代劇の切り口は「悪しきをくじき、弱気を助けよ」の反官扶民系でもあり、殺陣もアクションも一級のエンタメ作品として楽しめる。が、全体的な空気感が日本の時代劇でもなくて良いのではと違和感を感じた。俳優を中国人に置き換えても中国活劇映画として通用するだろう。原作は読んだことがないので、推察だが、おそらく原作に書かれた当時の徳政令にいたる複雑になった貨幣経済と大飢饉による社会混乱を映画として描き切れず、アクション大作に振り切ってしまったのかもしれない。

キャストはいずれも素晴らしい。特に大泉洋は観ていて安定感に惚れ惚れした。堤真一の殺陣の立ち回りも超一級だ。ただ、新興の武士層=河原者=傾奇者なのだろうか、兵衛以外は、いずれも見た目がダサい。メイクの加減もあるだろうが、片前髪を垂らす骨皮オジサンとパワーキャラの顔の白いメイクは終始気になってしまった。あとカエル少年も存在感があり良演技なのだが、修行シーンが長すぎる事と結構な時間が経過したのなら声変わりしろよと突っ込んでしまった。

とはいえ、手に汗握るクライマックスの大立ち回りも見どころ満載なので、単純明快アクション時代劇としてバッチリです。特にIMXの大迫力で鑑賞されることをお勧めします!

ihatakaeight
じきょうさんのコメント
2025年1月16日

声変わりしろよ😆😆😆

じきょう