「何でもありアクションに満足、師弟や旧友の関係性描写も濃い」室町無頼 kagamiさんの映画レビュー(感想・評価)
何でもありアクションに満足、師弟や旧友の関係性描写も濃い
十一人の賊軍、MADMAX、ゴールデンカムイなど人間の泥臭いあがきと躍動が好きな人は好きそう。時代劇という先入観を持たない方が楽しめるやも、是非映画館で見てほしいアクション映画。
躍動感とこちらに飛んでくるような迫力のアクション、師弟の絆、道の違えた友情、結ばれぬ恋路、敵味方30人超の濃くて愛着の湧くキャラ(メイン以外で言うと、個人的に遠藤雄弥さんの男前な達人感と中村蒼さん扮する足利義政の不気味な淡白さがとても良かった)、類を見ない大人数の"人"のパワーを感じられる一揆、清々しくまとめきっており見事!
一揆がテーマだけあって、画面からも時にBGMとして流れている声からも「確かに生きていた名もなき人々」の暮らし・喜怒哀楽が隅々に入れ切られているのがよかった。
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