デッドプール&ウルヴァリンのレビュー・感想・評価
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スルーするかな、と思っていたけど、MCUになったということは劇場逃...
スルーするかな、と思っていたけど、MCUになったということは劇場逃したらディズニープラスに加入してないと観れないやん、ということで前情報ほとんど無しで観に行ったら、面白かったー。タイトルにウルヴァリン入ってるし、ポスターのウルヴァリンはヒュー・ジャックマンだし、なに?CGで出てくるの?と思ったらガッツリ普通に本人でびっくりした。しかもちゃんと『ローガン』を経てのウルヴァリン再登場ということになっていて、節操無いというか潔いというか、嬉しいけど。で、この作品ではそんなウルヴァリン再登場のみならず、マーベル関連映画(MCUとは限らない)の過去キャラが大挙して再登場。名前を出すだけでネタバレになるから書けないが。しかし設定上、『ローガン』の物語があった上でウルヴァリンを再登場させたなら、プロフェッサーX、というかパトリック・スチュワート出してよ〜。個人的にプロフェッサーXの最後の出番が要介護状態の姿だったのは納得いってないんよね。とはいえ今回の物語では姿こそ見せないが、その存在自体は大きく影を落としていたんだけど。
というわけで、すごく楽しかったけど、その同窓会的なノリや内輪ネタのオンパレードを抜きにしたら、物語としてはどうなの?というのもなくはない。ヒーローものの肝としてのヴィランのパンチの弱さ、クライマックスの撃退方法のテキトーさは単体の映画としてだと致命的なレベル。さらに、この映画における世界の危機は時間管理局(?)の作った装置を悪用して引き起こされてるんだが、そんな装置を作る技術があるなら、もう誰かが同じ原理で装置作れるってことで、世界の終わり確定じゃないか、というのもある。
それと、そもそもマルチバースそのものが過去シリーズのキャラクターや設定そのものまで現行シリーズに援用、引用思いのままの仕掛けだし、サブスク時代になって以前より過去作のアーカイブを手軽に楽しめる状態になったという背景があるのは理解しているけど、それでもオマージュとノスタルジーに頼り過ぎた作りは音楽におけるデラックスエディションとかの商売と同様に、以前からのファンやマニアをターゲットにした再生産商売の香りが強くて、『新しい何か』を作るという大切な要素、未来へ向けた姿勢が欠如してしまっているのでは?という思いが頭に浮かぶ。今のヒーローものにおけるこの潮流が、過去作をサンプリングして新しいものを提示するヒップホップ的な表現なのか単なる同窓会ノリなのかは判断つかないんだけど、『うわー、あのキャラが出てきてる、あの物語のことを語ってる、懐かしい!嬉しい!』という気持ちになる度に複雑な気分も同時に湧き上がってくるのは確か。まあ面白ければいいやん、と素直に観れば済む話なんだが。それに今作はアクションだけでも十分面白いしね。
歴代デッドプールよりは劣るが…
最初のウルヴァリンの骨を使ったアクションや骨にクレジットを入れる演出はとても素晴らしいの一言。
話の内容も下品かつ間に挟むカッコいいアクションのおかげでこれだよこれとなったし、ウルヴァリンとデッドプール両者の持ち味を引き立てあってるのが良い。
ただ、MCUというかなり複雑な時空のおかげで話がややこしすぎるかな?と。
出てくる単語や古いヒーロー達の登場は、ずっとシリーズを追っているファンにとってはたまらないが、シリーズ初めてみたいな人は?が多く浮かんだことだろう。
デッドプール1,2だと正直X-menを知らなくても楽しめたが、3は前提知識ありきでまぁ三部作目って感じかな。
MCUを知らない人に3から見るのはオススメは出来ないかも。
危険物持ちたがり
カサンドラが可愛い過ぎて
割り切り&振り切り
なんばの轟音シアターで鑑賞しました。
Xメンシリーズは好きなので、ローガンなどの番外編も含めて全作鑑賞済です。
逆にデッドプールは1作目は観ましたが、下品さが好みではなかったので、2作目は未見です。
そもそも、あまり好きではないデッドプールの3作目を敢えて劇場鑑賞したのは、今まで一貫してリアル路線を貫いて来たウルヴァリンが、初めてある意味オマヌケな、コミック版のスーツとマスクを着用する姿が観たい一心でしたので、それだけでもう、劇場まで足を運んだ甲斐はあったと感じています。
また、随所にチクリと自虐ネタやパロディが盛り込まれてあるので、クスッとしながら楽しく観終わる事が出来ました。
それにしても、クレームスレスレと思われるネタも多数あったので、よくこれがディズニーでOKになったなと感心しました。
エイリアンロムルスもそうですが、最近のディズニーは残虐シーンに対しての許容範囲が拡がって来たなと再認識しました。
ストーリーはよくあるマルチバース物ですが、デッドプールの世界線を維持するために、なにゆえのウルヴァリン召喚なのかという、一番肝心な部分が腹落ちしないままでしたのて、登場人物の誰にも感情移入できないまま、不完全燃焼状態を引きずりながらの鑑賞となったのは非常に残念でした。
恐らく、他作品に何らかのヒントがあったのだと思いますが、その部分の前提情報は押さえた上で鑑賞した方が良いと思います。
ぼくらズッ(刺殺音)友だよ♡
ライアン・レイノルズの代表作第三弾。
今回の相棒は、怒りんぼのあの人。
【ストーリー】
"デッドプール"ことウェイド(ライアン・レイノルズ) は、20世紀フォックスがディズニーに買収されて、みずからのいるべき場所を失い、やむなくMCU、マーベル・シネマティック・ユニバース、『アベンジャーズ』に売りこみをかける。
が、面接で落とされてしまう。
意気消沈し、とりあえず生活の安定を求めるウェイド。
スーパーヒーロー芸人活動もやめ、気がつけばどう考えても向いてない中古車販売の営業マンになっていた。
それでも仲間に誕生日を祝ってもらい、ちょっと仲のこじれちゃったヴァネッサもパーティーに来てもらえた。
だがそこに、時間変異取締局TVAと名乗る男たちがたずねてくる。
聞けば彼らは、過去と未来を改変した罪でデッドプールを逮捕するという。
とりあえずTVAに乗りこむと、いかにもいけ好かない上司然とした男・パラドックスが待っていた。
「君たちのユニバースの最も重要な"アンカー"だったローガン、ウルヴァリンが死んで、ユニバースそのものが死に向かっている」
とりまパラドックスに鼻パン入れてウルヴァリンの墓を荒らすも、このユニバースの彼、完全に死んじゃってて使い物にならなかった。
しゃーあんめえと他のユニバースをめぐり、チビヴァリン、デカヴァリン、ジジヴァリンなど色々声をかけて回るも、引っかかったのは「最悪のローガン」酒ヴァリン。
口八丁手八丁でどうにかそのウルヴァリンを引きこんだはいいが、ちょっと目を離したらお酒飲んじゃって働かない。なんならデッドプールに殴りかかる(ついでに刺す)
もうなんなのこのクズリ野郎!
よくしゃべる絶対に死なない男と、ほぼしゃべらないほぼ死なない男。
相性最悪な二人の、マルチバースを股にかけた旅がここにはじまる。
来ましたね、デップーファンのなかまたち。
『デッドプール3 デッドプール&ウルヴァリン』です。
今回も安定の、ウワモノがどんぶりからはみ出るツッコミ笑いてんこ盛り仕様。
そもそも物語の最初っから俺ちゃん、ディズニーの20世紀フォックス買収によるアベンジャーズ入りを志願してますし。
近年流行りのマルチバース設定。今回は「虚無空間」で過去のヒーローを発掘して戦ってます。
やっぱり嬉しいのは、ウェズリー・スナイプスの『ブレイド』ですね。
元祖ガン=カタの剣フー(今命名)を使いこなす、バンパイアハンターのハーフバンパイア。
あのブーメラン剣を使った殺戮アクションは、今なお健在なポージングの美しさ。
パニ⚪︎シャーは死んでましたけど、まあまた必要なら墓場から引っぱりだして、アレしてくれるでしょう。
作中でけちょんけちょんにけなされてるホンダオデッセイですが、デップーとウルヴァリンが中でボコボコに殴りあっても平気で走るし、なんなら敵拠点にカチこむ足にもなるし、こんなの絶対おいしい役でしょ。
デッドプール百人組手アクションも笑えます。
ナイスバディのエッロプールから頭だけのヘッドプール、宇宙刑事みたいなロッボプールになんかちょっとだけ体形のちがう大量のチョットプールたち。とにかくかたっぱしからボコボコにしてゆきます。
それにしてもあの、ナイスプールことグッドプールの扱いよ……イッヌプールが生きてたからまあいいや、的なね。
イッヌプールといえば、登場するたびにスローモーションで音楽が流れて、デッドプールが女の子のように萌えるってお約束、何回やる気なのか。
そして自分、なんでそのたび笑うのか。そろそろ飽きろ自分。
劇伴音楽にボーカル曲が多いのもいいですね。特にアクションシーン。
お笑い映画ならではの演出ですけど、この辺本当に邦画のお笑いも見習ってほしい部分かも。
寒いからやりたくない?
大丈夫!自分問答無用で笑いますから!
オチも安定のまったり感。
ヒューマン・トーチ、君ってば……まあいいや。
全編くまなく観客を楽しませてくれる気満々の、ずっと笑っていられるヒーローギャグ映画です。
初めてのマーベル
すごすぎ。
R-15では心の準備ができないくらいオープニングから血がいっぱい。
デッドプール踊るしそれに合わせてのスタッフスーパー。
シンプルに悪趣味…。
ダンスうまいなと思ったけど
ただ後から納得。デッドプールならするのね。
それにしたって所々でえ…?と思う言動、無知で済まされない所業。
見ていて気持ちのよいものでは無かった。
ライアンさんとヒューさんの共演!楽しみ!!ワクワクしていたが想定したものとは違った。前作をみていたら準備できたのだろうけどデッドプールは今作が初だった。
見なきゃよかったかもと思うことが何度かあった。
全般ほぼ凄惨描写シッカリなバトル。
ラブはほぼ無し。
監督どーなっとるん?素敵な俳優さん使ってるのにとオープニングからよぎってしまったが、これがデッドプールなんだろうな。
次作はみれないかもー…
若干高評価なのはライアンさんとヒューさんだったから。
らしさ全開!
マーベル
2回目の鑑賞のほうが…
1回目よりも2回目の鑑賞時のほうがよりじっくり楽しめたような気がしました。
1回目は「久しぶりのデッドプール」「ウルヴァリンとの共闘」「次から次へと出てくる感涙もののキャラクターたち」「マーベル、ディズニーいじりなど相変わらずのデッドプールお得意のおふざけ小ネタ満載感」など、笑ったり驚いたり楽しむ一方で、どこか作中の展開についていくことでいっぱいいっぱいになってて、脳みそがしっかり消化しきれなくて、最後のほうは疲弊してしまっていたのかもしれません。
しかし、初日に鑑賞してから約1ヶ月後にあらためて観ると、浮き足立つことなく落ち着いて楽しむことができました。今更ながらですが、特にウルヴァリンの苦悩を描いた部分には心揺さぶられましたね。アクション、ギャグが満載でも、こういうエモーショナルな部分もしっかりおさえていたところがこの作品をより充実させたものになったのではないかと思います。
期待より大幅につまらない
まちがいなく面白い
面白いのは小ネタだけ。
余りにおふざけが過ぎて、見ていて腹が立ちました。
マーベルコミック原作の異色ヒーローアクション「デッドプール」のシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ演じる型破りで無責任なヒーロー、デッドプールに加え、同じくマーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズで活躍した、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンがスクリーンにカムバックし、2大ヒーローの共演が実現しました。
前作までは、20世紀フォックス映画(現・20世紀スタジオ)の元で製作されてきましたが、2019年に行われたウォルト・ディズニー・カンパニーによる21世紀フォックスの買収に伴い、今作からはディズニー主導の下で製作されました。併せて、今作からはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に組み込まれます。
●ストーリー
型破りで無責任かつ毒舌なヒーロー・デッドプール(ライアン・レイノルズ)。拳から突き出す鋭いかぎ爪が武器の超人・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)。ともに不死身の肉体を持つ2人が手を組み、世界の命運を懸けたミッションに挑みます。
不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソンは、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきました。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまいます。この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリンに助けを求めます。獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていました。
●解説
「デッドプール」前2作同様にR15+指定で、下品なネタや過激なショークの乱れ打ち。デッドプールはこれまで以上に観客に話しかけて笑わせてくる上、ウルヴァリンを演じて20年以上のジャックマンは衰え知らずのアクションを披露する。「アペンジャーズ」に出ていた大物の登場もあり、マーベルファンの方なら心躍るばかりの2時間となったことでしょう。
前知識があった方が面白いのは間違いないのでしょうが、多少分からなかろうと、楽しませてしまう力業はさすがです。過去作を見たくなり、今後への期待も高まるはず。
本作はシリーズ3作目です。この3作目というのがミソでなのです。前2作品は、ディズニー買収前の20世紀フォックスが製作されました。買収から5年が過ぎ、「デッドプール」の新作がディズニー傘下で公開されたのです。
今回は、ウォルドーディズニー・スタジオ傘下のマーペルースタジオが製作し、マーベル・コミックのヒーローを同一の世界観で実写化してきたマーペルーシネマティックーユニバース(MCU)。近年は映画やドラマを量産しすぎたせいか少々、失速気味なのは否めません。ところが2019年、「デッドプール」や「X-MEN」シリーズを製作してきた20世紀フォックスがディズニーの傘下に入ったことで、今作、人気ヒーローが新たにMCUに“参戦”することになりました。MCU復活に向けた起爆剤となりそうです。
但し疑問に思うのが、この合併の経緯そのものが、映画全体の話の基軸になっていることです。
デッドプールは異色のキャラクターで、マーベル映画の王道からはずれています。そのコンプレックスと、自身を生みっぱなしのフォックスへの恨みも交じるのです。そんな不満がなんと劇中にストーリー止めて、長々と配給会社への愚痴話をデッドプールが吐露するのは興ざめでした。
「&ウルヴァリン」の意味は深くて、あまりに複雑に話が広がり過ぎた昨今のマーベル映画への批判的視座も見えます。でも本作も余りにマルチパースを多用していて、ストーリーが複雑になっています。たとえば、死んだはずのウルヴァリンの代わりを別なマルチパースが見つけてきて復活するなど、何でもありという状態なのです。一回見ただけではマルチバースで進行するストーリーについていけませんでした。
本作はアウトローなデッドプールの暴虐非道を描いて、ヒーロー映画の系譜に、一石を投じた作品といえなくもありません。でもおよそ前半での戦いはデッドプールの個人的な私闘で、とてもヒーローの活躍とはいえません。しかもその闘い方は暴力的で、血しぶきの舞い散るスプラッターなシーンが続くのです。
デッドプールにヒーロー映画らしさを求めるのは酷なことかもしれません。でもやはりマーベル作品に求めているのは、世界を救う正義感に溢れたヒーローの活躍だと思います。 余りにおふざけが過ぎて、見ていて腹が立ちました。
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