「劇場のざわめきと笑い、みんなへのご褒美?」デッドプール&ウルヴァリン キャプテン・ポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場のざわめきと笑い、みんなへのご褒美?
MCUとして、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』ぶりの完走感があった。
心底、MCUとそれに付随する世界観を追いかけてきてよかった。この映画は、これまでMCUを追いかけてきた者・ライアンら製作陣の遊び心へのご褒美であり、これからMCUを出会う方への入口になるでしょう!
前半はコミカル、
後半は意外とまじめなところもある。
いつものデップー、新しい一面のデップー。
デップーが吐露することは、意外とファン心理とも重なるところがあるのではないか?
とりあえず、劇場内でみんなで笑いざわめく、よい劇場体験!!
ちなみに、監督はどこかのインタビューで「過去作を観てなくても楽しめる」的なことを言っていたので、すっかり油断していたが、観てみて嬉しさと驚き!
MCUどころか、あんなシリーズや他所の配給(買収してない)までネタ化されているじゃないか!!
映画をたくさん観てきた者への特典か??
一方、同一の役者が同系統の作品やシリーズで別のキャラクターを演じるという、
ファンのちょっとしたストレスを無くすようなセリフや演出も随所に見受けられた。
「シリーズ」や「マルチバース」が持つジレンマをコミカルに少しだけ解消した気もした。
つまり、何を感じたかというと
シリーズを全て観ていたら、あっちこっちの仕掛けに気づけて感激するけど、根本的に単体として楽しい映画だったなら、知らないネタがあっても「なんかすごいことが起きているんだな」と楽しめ、ファンムービーに止まらないとみた。
よし、”剪定”せずに、この先もシリーズを追いかけいこう。『アベンジャーズ5』『アベンジャーズ6』が楽しみになってきたぞ!
ちなみに、IMAX®字幕版で観たが、このシリーズに限っては吹替版も観たい。