劇場公開日 2024年6月7日

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かくしごとのレビュー・感想・評価

全152件中、1~20件目を表示

3.5不可思議なタッチで再構築されていく関係性

2024年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

杏という女優には、非常に真っ直ぐな目線と、間違ったことにNOを突きつけるイメージが付随する。本作の監督はその部分を巧妙に活かしながら、主人公を危うい倫理観と母性の隙間へといざなっているかのようだ。日常世界に根を下ろしつつ、ラビットホールに陥っていく不可思議な展開がそこにある。彼女がつく嘘(かくしごと)にはちょっとにわかには信じがたいこと、そんなのバレるだろう、と思えるその場しのぎの嘘がいくつも見受けられるので、序盤は観ている側にとっても不安定な感じが付きまとうし、故郷帰りの新生活にもなかなか心の落ち着く場所が見出せない。しかしそんな空気が徐々に変わる。川を渡す一本綱の上を歩いているような感覚を覚える中、彼女のみならず、認知症の進む父親、血の繋がりのない訳あり少年との間で、嘘が真実を超えるというか、擬似家族的な風が吹き始めるところに見応えがある。特にラストシーンはハッとさせられる仕上がりだ。

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牛津厚信

3.5映像や演出はリアル感があり、レベルも高い。

2025年3月25日
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鑑賞方法:映画館
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mac-in

3.5まあまあ

2025年3月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

まあまあ面白かったです☆

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hide1095

5.0判決が知りたい

2025年3月11日
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泣ける

悲しい

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ここちゃん

4.0忘れていく悲しさと、思い出される怖さ

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

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kossy

4.0サスペンス要素と親子の繋がり

2025年3月7日
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鑑賞方法:VOD

Amazon primeで配信開始になっていたので、さっそく鑑賞しました。
最初から最後まで、とっても面白かったです。

原作は未読なので、タイトルの「かくしごと」の意味が次々と移り変わって行く展開に、感心しました。
最初は友達の久江が事故を起こした事を「かくす」という話なのかと思ってましたが、
千紗子が少年の事を「かくす」事に移り、ラストには意外な「かくしごと」が隠れていたことが分かります。
見終わってみるとタイトルは小説の「嘘」のほうが、ぴったりなようにも思えました。

事故で記憶喪失、虐待されてた少年をかくまうサスペンス的な要素の他に、千紗子と認知症の父親との関係にも焦点を当てていて、心に響く作品になってるなと感じました。

小さい時から厳しかった父親。嫌いだった。
息子を海の事故で亡くした時から、父親との関係がさらに悪くなっていった。
認知症になって、弱い父親の姿を見たり、父親の心の奥に潜んでた言葉を聞いて、父親に対する気持ちが変わっていく千紗子の心も描かれていて、こちらも心が動かされました。
親子の繋がりを感じましたが、やはり元気なうちに言葉に出して伝えることは大切ですよね。

千紗子側の親子関係、少年側の親子関係、
少年と千紗子との偽親子関係、様々な親子を描いていて考えさせられる作品でした。

私にも施設に入っている母親がいるので、なんだか身につまされる気がしました。

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イオナ

4.0スリルとサスぺ〜ンス!

2025年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

とかくこ〜ゆ〜認知をや記憶喪失を描いた物語はスリルとサスペンスが常に漂うけどそれに大どんでん返しをプラスした良作!奥田瑛二も杏も酒向芳もいいけど子役の子!イケメンになりそーやし末恐ろしいなぁ!

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えがたろう

4.0誰に、何を隠すのか

2025年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

主人公(杏)は独身の作家、田舎の役所から連絡が入り、一人暮らしの父親が認知症なので対応してほしいとのこと。
疎遠だった父ではあるが仕方ないので、介護認定を受けたらさっさと帰るつもりでやってきた。
ある夜、男の子を車でひいたような気がして、酒も飲んでいたので家につれて返ってくる。
幸いどこも怪我はなかったが、体はアザだらけで虐待を受けていたようだ。
記憶が無いようなので、当分、自分の息子として暮らすことに。
泣ける。

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いやよセブン

4.0全然普通に面白い

2025年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

北國浩二さんの小説「嘘」
その映画のタイトルが「かくしごと」
小説はタクミの嘘に対するその後を描いたものに対し、映画では隠された真実を描いた点が大きく違っているからだろう。
ここだけで小説と映画とには物語性が大きく違っていることが伺える。
主人公に対する共感
おかれた立場と境遇などの下敷きと起きた出来事による思考と行動
どうしてもここに重点が置かれることが多いが、主人公こそ落ち度のある普通の人である方が共感する。
そして反感
主人公の行動に対する違和感やあり得ないとするジャッジメント
面白さでもある。
さて、
平成初期のセドリックバン
何故、この車だったのだろう?
チサコはこの車で海に行き、子供を亡くしている。
スマホを使っているので時代背景は現在
チサコが生まれたころの車のように思える。
父からもらったのだろうか?
あの車には里谷家の想い出と、その後のチサコの想い出が詰まっているように思った。
つまり彼女自身の象徴だろうか。
主な登場人物である父 主人公 タクミ
それぞれが心の傷があり痛みがある。
頑固者の父に寄り添うことができないチサコの気持ちはよく理解できる。
その父が認知症で介護認定を受けるために嫌々帰省したが、父の本音を知ることになる。
タクミの存在が、父の閉ざされた心の扉を開けたようにも思えた。
ここがこの作品の素晴らしかったポイントだ。
認知症でも憶えていることはある。
だから娘を邪険にした。
ところが、孫が登場した。
父の後悔 孫を抱こうとしなかったこと。
抱かないまま、死んでしまったこと。
その頑なな思考と妻の限界 おそらく父にとっての痛みは、そこにあったのだろう。
自分がしてしまったことからの解放や救いが、この認知症だと医者は言う。
タクミがいなければ、この部分が活きない。
さて、、
物語そのもののプロットもよかった。
犬養が登場するタイミングに仕込んだ伏線もよかった。
ただし、
NPOを名乗って訪問したことと、グラビア写真と彼女の住所…
これだけで息子がそこで生きているというのを想定するには無理があるだろう。
また、
最後のシーンは、二人で海へ行ったのだろう。
海とはタクミが行きたかった場所だが、チサコは行きたくない場所だ。
その伏線を「今度海に釣りに行こう」という場面に描かれている。
あのシーンはチサコもタクミも過去を昇華したことを描いている。
2時間でひとつの物語を完結させている点もよかった。
ただ、
割と平凡のようにも感じる。
小説では洋一は証言しないことで、彼を守ってくれたチサコの不在と自分のしたことが何を招いたのかを葛藤する。
ここに焦点があるので新しさがあった。
アニメも小説も、スケールや時間の長さや複雑さが織り込まれるようになった。
その一部分だけでも物語としては面白い。
しかし、そこに新しさが伴わなければ、やはり腕組みしながら唸ってしまう。
キリトリの難しさを垣間見た気がした。

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R41

3.5認知症の父親と虐待を受けていた少年

2025年3月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

そして、犯罪。
そんな重たい設定の中で、気持ちよく楽しくストーリーは進んでいく。
杏をはじめ主人公たちの誰もが、辛くて哀しいのに。
少年の強さ、母としての生き方、認知症を自覚したときの歯がゆさ。
アメリカ映画とは違う邦画のよさが、この映画にもありました。

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5.0

2025年3月1日
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すばらしい。
最初に知ったのはガリレオのような。

高くて細い女が繊細な心を表現するギャップ。

本心を隠す演者は彼女が1番映えるのかも知れない

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かな

3.5やさしい嘘

2025年2月28日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

心の穴を埋める為に嘘をつく

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いのしし

3.5この結末でいいのだ

2025年2月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

この結末。
これでいいのである。
作品の解釈として、これでいいのである。
主人公の女性と少年が幸せであれば、もうそれでいい。
最終ショット、美しい俯瞰撮影の、幸福を願う。

俳優さんが皆さん味があって素晴らしい。
子供の俳優さん2人も素晴らしい。
彼らが俳優を選ぶのならば大切に育ててほしい。
中須翔真さんは、10代後半で主役を演じるであろう逸材。
間違いなく。

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なかじwithみゆ

4.0感動した

2025年1月9日
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鑑賞方法:その他

泣ける

知的

普通に通報すれば、また虐待親の元に返されてしまうのが今の日本の現実。施設に入っても虐待するような親はついて回る。
虐待された子どもこそ、氏名の変更等の法的措置をしてほしい。

映画は概ね感動したが内容がちょっと薄かったので、原作を検索。
原作のあらすじをみたら、結構読み応えがありそうなので読んでみようと思う。

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youns

5.0生きてたからいいけど

2024年12月17日
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もし最初に死んでたら埋めたんかな(笑)
奥田瑛二の演技力見せつけられただけって感じ

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凸子

3.5どちらかというと認知症の父親の介護の方がメインになってしまっている...

2024年12月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

どちらかというと認知症の父親の介護の方がメインになってしまっているかな。
そもそもだが、酒を飲みに行くのに店まで車で行くな。
帰りも「ビール2杯しか飲んでないから大丈夫」とかそんなわけあるか。
杏も止めろ。
さらに虐待を受けている少年を自分の子どもとして育てるとか、どんどんおかしな方向に進んでいく。
両親がどんな人間か探りに行く際、「支援金を支給するにあたり、まず会員になっていただき、会費を払って下さい」とか完全に詐欺の手口ではないか(笑)
色々と滅茶苦茶な話だが、最後の最後、裁判での少年の言葉、「ぼくのお母さんはあの人です」の一言に救われた。

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省二

3.5判決が知りたい‼️

2024年12月15日
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りか

5.0「そろそろ本当のお母さんを教えてくれ」が口癖だった私

2024年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

6月に映画館で鑑賞。現在12月。今年度公開作品は約50本以上の鑑賞になりそうだが、
個人的には、今年1位か2位の映画となるだろうと思われるので、書いておく。

疑似母子関係の物語。少年側の視点でたまらなくなった。

私は実母に「そろそろ本当のお母さんを教えてくれ」と常日頃、口癖のように言っていた。
酷い息子だと我ながら思うが、経済的に苦しい生活を子供の頃にしていたし、
父は飲んだくれで酒癖が悪く、身体的暴力こそなかったが、家に金を入れず、
経済的虐待と呼ぶべきものはあり、毎日のように金融業者から返済の電話はかかっていた。
それと、酒癖の悪さからくる父の暴言、
反社的な生業をしているんだかどうだかよくわからない父の存在自体が、
精神的虐待のようでもあった。

母はというと、酷い事された記憶も無いが、
この苦しい状況を打破する行動は、はたから見て何もできていなかった。
我慢して耐えるしか選択肢は無さそうで、受け身な姿勢の母も憎くて仕方なかった。

子供の頃から思っていた。美人の容姿で、凛とした気概の、
「本当の母親」が突然自分の前に現れ、
私があなたの本当の母親なの、と打ち明けに来る日を。
でも自分は、その為に家出したこともなく、
映画の主人公のように、キャンプ中に川から落ちて行方不明になることも無く、
何も行動に移すことは無かったので、そんな本当の母親は当然現れなかった。

だから、杏が拾ってきた子に
「あなたは私の子供なの」「あなたは悪い人たちにさらわれてたの」
という台詞のくだりで、ぶわっと泣いてしまった。40半ばのおっさんが。
打ち明けられた子ですら泣いていなかったのに。

そこからはもう、夢見心地の気分。幸せな気分。
息子役の子の屈託のない笑顔、はしゃぎっぷり。投影した自分を見ているかの如く。
きれいで凛とした佇まいの母親の匂いや、抱かれ包まれた時の温もり。
想像していた通りの理想の母親。幸せを感じれば感じるほど、
その幸せは、ずっと続かないんじゃないかという不安がよぎる。
そしてその不安は現実に変わる。

早くサブスク化してほしい。何回でも観たい。安藤政信が登場するまで、繰り返し何回も。

おじいちゃん役の奥田英二さん、とんでもなく良かった。
若い頃は不倫相手の男役みたいな、石田純一みたいなキザな役ばかりの印象だったが、
こんな素敵な認知症のおじいちゃんになれるとは。

良かった演者
◎奥田瑛二
○杏
○中須翔真
○酒向芳

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ソビエト蓮舫

3.0沢山の隠し事が増えてく内容で中盤までは良かったですが、最後の隠し事...

2024年12月1日
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鑑賞方法:VOD

沢山の隠し事が増えてく内容で中盤までは良かったですが、最後の隠し事も予測出来てたので盛り上がりとしてはイマイチでした。

久江があまりに自分勝手過ぎて最初からラストまでムカつきましたよー!
そして何よりびっくりしたのが奥田瑛二さん!最後まで気づきませんでした、冒頭からこの役者さんめっちゃ演技上手いなぁと感動しててどっかで見た顔だなーとは思ってましたがまさかまさかの瑛二さんとは納得です!

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コチョ

4.0ラストでストンと腑に落ちる・・・これで良かったんだ、と。

2024年11月3日
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琥珀糖