「洗脳って怖いね?」コンセント 同意 taketakekiさんの映画レビュー(感想・評価)
洗脳って怖いね?
文学大好き、うら若き髪型真ん中分けオリーブ少女( 死語、既に埋葬済)が母親の紹介でペドフィリアで有名な作家に紹介したのが運の尽き、得意の文才を駆使して少女をデートに誘う事に成功し、ジジイの生涯をかけて鍛え抜いたテクニックで少女を骨抜きにする話し。
どう見ても肉欲の塊にしか見えない作家を、最初は母親は警戒するのだがうまく言いくるめられてしまい母親公認の交際が始まる。
肉欲の為なら、どんな言葉もすらすら出てくるのは流石、大御所作家。
初めての貫通成功( まぁ、お下品 ) の際は嬉しさのあまり、ペンを取り出しその喜びを書き留めたりするw
ここで、「 このジジイキモい!」 と思えば、そこで助かったものを「 まぁ、素敵!私、愛されている!」 と勘違いしたからジジイに飽きられるまで少女は振り回される事になる。
まぁ、若干やさぐれるのだが夜の校舎窓ガラス壊してまわったりはせずタバコを吸うだけ、可愛い反抗だな?
ジジイに捨てられた少女は唯一信用していた先生に声かけてもらうのだが、その先生はジジイが少女との「 あんな事や、こんな事をした暴露私小説」 を読んでいた事が分かる。この時の先生の表情が気色悪いったらありゃしない。
少女を演じるのは成人の新人女優、凄い熱演でセザール新人賞にノミネートされたそうな。
ジジイを演じたジャン・ポール・ヌーブの演技が鬼気迫っていて心底キモかった。
特に少女がバージンか否かを問い詰めるシーンは地獄のような光景で、これで生理的に無理と思う女性は多いと思う。役者って凄いなぁ、本物のペドフィリアにしか見えなかったよ?
当然、カップルで見るのはお勧めできません。特に今カノが昔、ジジイと付き合ってたらもう最悪のデートになること間違い無しです。
この地獄巡りにも終わりがきて、少女なりにジジイに復讐するシーンの痛快さは、まるでプロミシング・ヤング・ウーマンのラストシーンみたいでスッキリします。
日本にもいたよね?映画にはこのシーンが必要だからと芸術を言い訳にして少女を脱がすO林宣彦( 伏字にしております) は...やってるよね?やってる方に一千点!!
今回は下品すぎるので消されるかも。