ラバー、ストーカー、キラー

　実話とは思えないどんでん返しに驚いた。ただ事実を羅列するのではなく、序盤でキャリーを悪者に見せるミスリードの演出が、フィクションのミステリー映画のようで面白い。

　なりすましまでしてデイブたちを脅迫してくるのが執念を感じる。あんな凶悪なメールが大量に毎日届いたら精神崩壊するわ。

　この手の話って警察が無能でイライラすることが多いけど、今作の警察ら有能で好感持てた。「絶対にリズを有罪にする」という信念のもと、自分の人生を削ってまで捜査をする警察がカッコいい。
　特にIT担当のオタクはIPアドレス割り出したり、「母」のタトゥー入りのキャリーの足を見つけたりめっちゃ貢献したと思う。

　最後もしリズが無罪だったらキャリーの遺族は避難されてたろうな...有罪でホッと一安心。実話ベースだから、上手く終わらせず無罪になる可能性もあったしヒヤヒヤした

引き込まれていたが途中ラストの展開が、分かってしまう。可もなく不可もない、普通に面白く観れる。

実際の事件のドキュメンタリー映画。
「事実は小説より奇なり」と言いますが
本当にどんでん返しにビックリしました。
ドキュメンタリーじゃなくて俳優による演技モノでも
十分に作品になっていていたでしょう。
事件の不気味さに最後までグイグイと映画に引き込まれました。