余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。のレビュー・感想・評価
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わかってても泣く、を超えてくる
悲しいだけじゃなく、とっても眩しくてあったかい映画でした。
想いの伝え方も今どき!?
開いていく物語
こういう作品はタイトルからある程度話の筋が想像できるものですが、中盤からはずっと予想外の展開で、最後は驚きと悲しみの中にも温かな希望が感じられ、当初の想像を遙かに超える感動の中に見終えることができました。
余命ということで、逝く者の物語はだんだんと閉じていくものですが、この作品は余命宣告をうけている2人ともに物語がどんどん開いていくように感じました。2人が出会ってからの日々、時に気持ちが沈んでいく中でも互いの言葉に希望を見出し、2人の物語は閉じずに開いていく。その象徴があの美しいガーベラの花々、そしてそれぞれの絵だったように思います。
終盤の秋人役の永瀬廉さんの演技に涙が止まりませんでした。春奈役の出口夏希さんは希望を宿した瞳が美しく、このお二人の純粋さがこの作品をとても美しく、悲しいだけではない希望のある物語にしていると感じました。そして綾香役の横田真悠さんもすばらしく、彼女の存在なくしてはここまで温かなお話にはならなかったのではとも思います。
温かく前向きになれる作品
余命があるから泣けるのではない話。
号泣必須だなと思ってはいましたが悲しいだけの涙ではなく、秋人、春奈、綾香がお互いを想う深さが優しさや強さに繋がって、号泣だったにも関わらず見終わった後穏やかな気持ちになりました。
何かを背負わされがちな廉くんですが、今回の作品ではまるで何も背負ってないような春奈に向ける陽の部分の表情が新鮮で良かったです。明るく努め、ひたむきに生きる出口さんも可愛らしかったですし、横田さんの綾香もすごく好きでした。横田さんは今まで某バラエティー番組でしか知らず演技されてるところを初めて拝見しましたが、主人公もヒロインもいなくなった最後を担わなくてはならない難しい役だったと思いますが、お話しがうまく終われたのは綾香が横田さんだったからだなぁと感じました。
一枚何かを纏ったような柔らかな映像、特に花屋や文化祭での色の使い方、透明感のある女性の声で歌われた主題歌、全てがとにかく素敵で満足感の高い映画でした。
大きくテレビ画面で観るのも良かったですが、スマホでイヤフォンから聴く花火の音や振動、電話越しの声も良かったのでオススメです。
心洗われた。沢山の人に届いて欲しい映画。
涙枯れ尽きるまで泣きました。
ただただ悲しいというより、あたたかな気持ちで溢れ出す涙が止まらないという感覚です。
「誰かを想うことが生きる希望になる」ということを、未だかつてこんなに純粋な気持ちで受け取れたことあったかな、、
余命という条件のもと美談になりがちなのに、同情だとか作り手のエゴだとか一切感じさせないのが凄い。稀有な純愛ストーリーだと感じました。
永瀬くんと出口さんの純真な演技で心が洗われた気がします。
特に永瀬くんの気持ちの変化のカーブがとても繊細で見事だった。
出口さんのピュアさと透明感なくして春奈は成立しなかったと思う。
まだまだ書き足りないですが、初見での感想です。
また繰り返し大切に観たい映画です。
世界観が綺麗
余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。
誰かのために強く懸命に生きる
号泣しました。
懸命に生きる主人公2人が眩しい!
あまりにもまぶしい
映画全体を包む空気感と澄んだ空色を纏うような色調が美しかった。
主人公:秋人(永瀬廉)の春奈(出口夏希)への一途な愛情と献身。春奈の強さと健気な思い。春奈と幼馴染み:綾香(横田真悠)の友情と純真さを主軸に、大切なひとを想こと、大切なひとへの深い愛情と優しさを丁寧に描いている作品。運命を受け入れるには若すぎる2人が大切に生きた時間が、本当に美しく眩しかった。
病気の前に人は無力であるかもしれない。しかし心に花が咲くような輝いた時は生涯に何度もあるものでもない。人生最期に思い出して心を支えてくれるような「幸せ」は長さではないと、今さらながら思った。
強く心を揺さぶられるが鑑賞後に不思議と疲労感がなく、逆に、世界に明るい光が灯ったように感じている。
大切に、何度も観たい映画。
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