劇場公開日 2025年7月11日

顔を捨てた男のレビュー・感想・評価

全59件中、41~59件目を表示

3.0消化不良って感じ

2025年7月12日
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難しい

どうして、自宅に来た主治医に対して「エドワードは死んだ」って言ったのか。
『顔を捨てれば、人生が変わる』って強い意地があったのに、どうしてイングリットを追い掛けたのか。
突如として現れたオズワルドって、一体どんな人物なのか。
何だかラストまでモヤモヤしていた。エドワードがマスクを装着して内覧をし、客がドン引きした辺りからストーリーが急展開になって、更にモヤモヤ感がアップ。結局、何だったんだ?
確かに言えることは、治験を受けたことによって、エドワードの人生は確実に変わった。

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ちゃ坊主

3.0成田悠輔

2025年7月12日
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リンチの「エレファント・マン」は外見醜悪な主人公が誇りを取り戻す話で、本作監督も多少は意識してるのかもしれないが、内容は正反対で、ハンディ解消で人生大逆転の筈が同じハンディ背負った奴に出し抜かれるという苦々しい展開。
「美人(イケメン)は飽きるがブス(醜男)は慣れる」のだそうで、劇中その通りになるのだが、劣等感を克服するためにその元を消すかそれを踏み台にするかの選択を迫られるような人物は、それをモノともしない才人に勝てない、という身も蓋も無い話にも見える。
醜さに対する恐怖は自己保存本能に根ざしたいわば反射みたいなものだと作中語られるが、醜顔ゆえの劣等感を持ち、天井の穴(←醜悪だ)に腹を立てるエドワードがイケメン変身後もマグカップの虫に対する嫌悪感から自由になれない様は、底無しの負のスパイラルに落ちていくようで恐ろしい。

作品内容とは関係ないが、本編始まったら扇子パタパタやめれ。

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ひろちゃんのカレシ

4.0私もなかなか注文決められないんです、ダメかな?

2025年7月12日
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sugar bread

2.5ケネス・ブラナーは?

2025年7月12日
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悲しい

単純

難しい

腫瘍が顔を多い肥大していく病気を持つ男が、新薬により腫瘍が無くなり新たな人生を歩む話。

教材映像の俳優をしていた主人公の隣室に、作家志望の女性が引っ越してきて、顔のことを気にせず接してくる隣人に好意を抱く中、主治医から新薬の話しを持ちかけられて…という流れだけれど、そんなに効いちゃうの!?

訪ねてきた主治医へのリアクションとか、なんで?と思ったけれど、その後のストーキングからのオーディションと、昔の自分と同じ顔の男とのやりとりをみるに、これは不条理じゃなくて、なるべくしてという感じ。

ヤケになってからの展開は最早クソ野郎だし、大ケガからの展開はやり過ぎで最早コメディだし、ラストはちょっとボヤけてた感じだしで、つまらなくはなかったけれど物足りなかった。

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Bacchus

3.5心の在り方ひとつで。

2025年7月12日
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病気が原因で顔が変形したエドワードは治療で新たな顔に生まれ変わるが、同じ病気を持ちながらも対照的な性格のオズワルドに出会う…

顔の造形に深いコンプレックスを持つエドワードの心情がとても重々しくのしかかって来る作品でした。ルッキズムに毒されているエドワードの気持ちは誰もが少しは分かるのではないでしょうか。色々気にせず堂々と生きたら良いだけなんですけど、それが中々できないこともあります。

話はとても面白かったのですが流れにメリハリがないので少し飽きてしまった場面もありました。

しかしながら、オズワルドが選ぶ日本食のメニューはセンスありますね−笑。なんて思いました。

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Yum

4.0美醜や劣等感を扱った良作ブラックコメディだがすごく嫌い!

2025年7月12日
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悲しい

知的

難しい

「顔を捨てた男」HTC有楽町で鑑賞。セバスチャン・スタンの主演による不条理スリラーというより寧ろ、美醜や劣等感を扱った現代の寓話であり胸糞ブラックコメディだった。

原題の“A Different Man”はDavid Lynch監督の名作「エレファント・マン」に寄せたと思われる。
全編16mmフィルムでの撮影、4:3比の狭い画角はどことなく窮屈な印象もある。

主人公が新薬を使い、手術を経て劇的にルックスが良くなり、波乱の人生を送る姿、憐れさは「サブスタンス」のようでもあるが、本作の後味は非常に苦い…。

ドストエフスキーの「分身」を彷彿させるストーリーや「美女と野獣」「オペラ座の怪人」等々、美醜&ルッキズムに対する作品を次々と連想させられる。言ってしまえば傑作「サブスタンス」の一歩先を行った胸糞作品であり、映画としてよく出来てるがもう二度と観たくない(←褒めてます)

セバスチャン・スタン演じる、顔に特異な特徴を持つエドワードの醜さ故に世間から差別され、劣等感に苛まれ悩む姿には同情してしまう。
一方で、アパートの隣の部屋に引っ越してくる劇作家を目指すイングリッド(レテーナ・レインスベ)の分け隔てなく接してくる優しさは好感だが、
小劇場のプロデューサーとして出世してから、エドワードを利用・搾取する姿は嫌悪感しかない。

加えて、オーディションに突然現れる、顔に特異な特徴を持つ男オズワルドの振舞い、言動には苛つくが、あの醜い容貌で他人を魅了する不思議な魅力がある。劣等感一杯のエドワードと比べ、前向きで饒舌で、演技が上手くてヒトタラシなキャラクター描写は巧みだが故の憎たらしさがある。簡単に言えばこの2人が嫌い😠でも、日常生活の中こんなズルい人、知ってる知ってる🤢

ラスト、日本レストランでの再会&食事シーンは短くも印象に残るシーケンスだった。年老いたセバスチャン・スタンのあの愛想笑いのカットは、力の無い弱き者が、狡賢い人間たちに搾取・利用された果ての姿。哀しくて哀しくてやりきれない気持ちになった。

★見た目が変化すれば周囲の視線も環境も一変して物事が上手く進んで行く一方で、自分と同じように醜い容姿なのに自分とは真逆のように生きるオズワルド。エドワードも彼のように生きれなかったのだろうか?人間の生き方は外見だけでなく元々の性格が大きく影響するもの。人生は難しい…

(備忘録)
・そう言えば、セバスチャン・スタンは「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」でも不動産屋だし、おまけに改造手術するのも同じ(笑)

・レテーナ・レインスベさんは「わたしは最悪。」での演技とは異なり、分け隔てなく優しくて、顔面フェチで、オーディションでイケメンのセバスタを発見したら直ぐにモノにしたり、自分のやりたい放題。嫌悪感しかない(←褒めてます)

・オズワルド役のアダム・ピアソンは、神経線維腫症1型(NF1)という遺伝性の病気を患っている英国俳優で、実生活でもあの御顔との事。凄い!

★劣等感に苛まれた男性と近寄ってくる優しき女ともう1人の魅力的な男性という3人の座組は、98年、X JAPAN ToshIの洗脳騒動の構図に偶然にも似ている事に気がついた。破滅に追い込まれた男性は全てを失い、愛する女性まで奪われてしまう哀しさを思い出した。

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くまねこさん

3.0スゴイ顔

2025年7月12日
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でもとても元気

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完

「 何てこったい 」 by 主人公

2025年7月12日
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マサヒロ

3.5色々と惜しい

2025年7月11日
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面白い映画だったけど徐々に顔が治るのじゃなく一気にズル剥けなのがリアリティなくてびっくりした
しかもハンサムなのか微妙に感じた
劇中劇がすごくつまらなさそう
アパートの猫のくだりとか別に必要なくない?
もっと面白くテンポよくなりそうな作品だった

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承太郎

3.0またA24がニヤニヤ笑いかけてくる

2025年7月11日
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A24がまた手掛ける不条理な
もやもやブラックユーモア。
もやもや、って言っても
納得いかないとかそーいう もやもやさ ではなく
観終わった後なんとも言えないこうもやもやとした後味を残してくれる、と言おうか。
単に「考えさせられました!」とでも言おうなら
なに?何を、どんなふうに考えさせられたわけ?と
A24がニヤニヤもやもや聞いてくるような感じ。
簡単に逃してもらえないような。

最後あっちはあっちで幸せになったとは言えないし
結局、
幸せは無い、と思えば果てしなく無いし
有る、と思えばすぐ目の前に有るものなのかもしれない。

16mmフィルムがいい感じ。
あと猫かわいい。

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えみんこ

4.0反ルッキズム映画

2025年7月11日
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悲しい

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tou

3.5好演を引き出すような演出なのでしょう

2025年7月11日
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興奮

粗く何となく視野が狭い印象の映像がめっちゃ気になりましたが、それが見事なパフォーマンスを引き出していたような印象の作品でした。
とはいえ、決して楽しい内容ではないし、展開も唐突感や違和感は物凄いです。しかし、その突如とした出来事も何となく納得できる作りでしたし、言わんとしていることがかなり明確だったような気がしたので、かなり引き込まれた気がします。
個人的に、この作品の予告を見て、かなり安部公房の「他人の顔」を連想して多分引きずりながら見るんだろうなぁと思ったのですけど、あの難解な話と比べるとかなり分かりやすかったためか、外部の雑音とか気にならないくらい見入りました。
最後の最後まで落とし込むような徹底した内容でしたが、分かりやすかったぶん、それがかえって表面的な要素と内容が見事なくらいとけ合ったような作品だったなぁという印象です。なんか言っててよく分かんないんですけど、そんな感じの作品です。

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SH

3.0まぁまぁ。

2025年7月11日
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笑える

中ほどまではまぁ意味もわかるけど後半は段々意味不明になる。笑えるとこもありだけど 大して…。

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Cinemaオタク女

3.0良いか悪いか

2025年7月11日
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評価が分かれそうな作品だ。
ダメな人は本当にダメだろう。
人は見た目ではなくどう生きるか。
という言葉を作品にした感じなのだが...
難しい問題だろう。
あくまで例の一つであり、そのまま生きてもそうなっていたかはわからない。最終的には結果なのだから。

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ニックネーム

3.5変わった素材を変わった味付けで。

2025年7月11日
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鑑賞方法:映画館

斬新

独特。常に独特。
変わった物語を
変わった演出するので
「あー、顔が変わるの?“フェイス・オフ”?」
なんて人には向かない。
良くも悪くもA24である、

顔に奇妙な変形(コンプラ的表現)を持つ男。
嫌気がさす人生。
だが特殊な治療により新しい顔を手に入れる。
新しい人生!のはず…しかし目の前に
過去の自分と似た顔の男の大成功。
男は奇妙な変形顔に嫉妬………そして!!!

めっちゃ変わった珍味を
めっちゃ変わった料理法で仕上げた作品。

「あなたはどこまで自分を好きになれますか?」
とか
「嫌ってた事なのに嫉妬。それがどれだけ愚かなのか」
とか
解釈が大きくぐらつく。
これを観た人達でオフ会できるねぇ!

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溶かしバター大盛りポップコーン

3.5本人次第ってこと?

2025年7月11日
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あらすじを読まずにサスペンススリラーかなと思って見に行ってきました💦A24かーこれは割と好きでした。
ちょっと古くさく、低予算な感じがリアルで良かった。

マイルドなクローネンバーグって感じ。

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Oyster Boy

4.0自分を愛してこそ輝く自分!

2025年6月29日
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鑑賞方法:試写会

自分の中での一番の外見コンプレックスを魔法のように変えられたら、人は幸せになるのか。

死ぬほど辛い思いをして外見も中身も変わったはずだった。なのに昔の自分と見た目はそっくりなのに、キラキラに輝いて皆の人気者なオズワルドに嫉妬が止まらないエドワード。
なんかね。私にはいかに自分を愛して自信を持つか、という話にみえたわ。
自分が愛せない自分を誰が愛してくれるのか、ってこと!

整形は努力と言う人がいるけど、これを観たらそうかもしれん。。とちょっと思ったわ。痛くて苦しいと引き換えに自分にとっての美しいを手に入れるのね。

自分に極端に自信がないと、他人に対してノーが言い辛くとにかく他人に対してナイスな対応をすることで自分を守ろうとしてしまう。
その自信のなさが他人からヘルプももらうけど、同時に蔑まれる原因も生む。
難しいねぇ。
人間は、、というか、生き物である以上どうしても相手を上にも下にも見てしまうものね。

彼としては、自信のなさと問題は顔の病気からくる造形の問題だと思っていたので、そこに逆に内面の輝きが外見のそれとはまるで違って光り輝いてる対極にある人が現れたら、そりゃ自分の中での価値観がぐらぐらしておかしくなるよな。

色々自分の中の価値観もぐらぐらしながら、いやでも本当、自分のことをどれだけ愛せるかで人生の幸せ度はまるっきり違うよなぁ、うんうん、と思いながら観ました。
面白かった!!

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icco

3.5外見かアイデンティティか

Kさん
2025年6月26日
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《試写会にて鑑賞》

16㎜フィルムが映し出す映像と
A24×セバスチャン・スタンが最高。

外見と内面を掘り下げている作品で
共感と感情移入の連続でした。

新しい顔を手にし、これから明るい未来が!
…からの転落人生。

理想と現実が反転していく不条理劇に
思わず声が出そうになりました。

自信と自己愛は、なによりも最強の武器
だということに気付かされます。

終盤、エドワードの感情が爆発するシーンと
陰と陽の差に痛く刺さりました。
まるで自分の内部を見ている感覚に…。

個人的に主人公のエドワードに共感しまくりでしたが
これは内向的な人と外交的な人で意見が分かれそう。

オズワルドの前向きな考え方は
素晴らしいし、尊敬の域。

ですが!

ズカズカとパーソナルスペースに
入り込んでくるところはちょっと拒絶反応がでました。
陽気なキャラだけどブラックなところも見え隠れ。

ルッキズムをテーマに
『サブスタンス』とはまた違った観点があり
心に残る作品となりました。
こんなにも刺さる映画は久しぶり。

本日はありがとうございました。

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K

3.5奥底にあるルッキズムを暴かれる

2025年6月2日
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鑑賞方法:試写会

知的

驚く

斬新

顔が変形した男エドワードが、新たな人生を歩もうと過激な治療で新しい顔を手に入れるも、かつての自分にそっくりな男オズワルドが現われ…
顔にコンプレックスを抱える男が整形でイケメンになるというお話といえば、ミッキー・ロークの『ジョニー・ハンサム』が思い出深い。でもこちらはかつての自分とソックリな男が登場し、それもドッペルゲンガーや妄想でなく実在の人物として現れるというのがミソ。監督のアーロン・シンバーグ自身が両唇⼝蓋裂の矯正治療を受けた経験に基づいているとの事だが、観る者に誰しもが奥底に持っているであろうルッキズムを突きつけ、「多様性が叫ばれる昨今だけど、はたして本当にそうなのか?」と問いかけられた気分になる。
とにかくオズワルド役のアダム・ピアソンが本作全てを持っていってしまっている。エドワードを演じたセバスチャン・スタンがゴールデングローブ賞を獲得したけど、ここはアダムが受賞すべきだったのでは(セバスチャンの演技自体に文句はないけど)。アダムは『エレファント・マン』の再映画化に主演が決まっているが、これは期待せずにはいられない。ちなみに、本作の原題『A Different Man』は『The Elephant Man(エレファント・マン)』のもじり。
終盤で登場する某俳優が本人役でカメオ出演しているが、いかにもなキャスティングで笑ってしまった。

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regency
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