「反ルッキズムは流行りなのか?」顔を捨てた男 月光仮面さんの映画レビュー(感想・評価)
反ルッキズムは流行りなのか?
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この作品で思い出した映画が2本あります。「エレファントマン」(1980年)と「マスク」(1985年)です。この「マスク」は、ジム・キャリーが出演している映画ではなく、ライオン病という病気を患ったロッキー・デニスという実在の青年の半生を描いた映画の方です。ともに感動作で特に「マスク」はハンディを負とせず明るく生き抜く姿に胸が熱くなった記憶があります。
「顔を捨てた男もそのような作品かしら?」と予備知識無しで鑑賞しましたが、違ってました。
今年公開された「サブスタンス」と同様に反ルッキズムをテーマにした映画という感じがしました。
新しい顔を手に入れたエドワード(セバスチャン・スタン)が、ガイと名乗り別人としてイキイキと活躍していく姿は良いのだが、変形した顔を持つオズワルド(アダム・ピアソン)が現れたことによってエドワードの内面が徐々に崩壊していく姿がある意味恐ろしく感じました。
外見にとらわれずありのままの自分を受け入れて生きていくことが大切かもしれませんが、なかなか難しいことかもしれませんね。
これを書いていて邦画の「ハンサムスーツ」を思い出しました。
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