ビーキーパーのレビュー・感想・評価
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ステイサム無双
とにかく悪い奴を片っ端からぶっ潰して終わりという単純明快、スカッとする作品なのです。
ジェイソン・ステイサムと「スーサイド・スクワッド」のデビッド・エアー監督がタッグを組んだリベンジアクション。
●ストーリー
アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)。納屋を貸してくれている大家の老婦人エロイーズ・パーカー(フィリシア・ラシャド)は、クレイに唯一優しく接してくれるかけがえのない隣人でした。
ある日、エロイーズのパソコンの画面に警告の文字と電話番号が映し出されます。電話をかけてみるとセキュリティソフトの会社に繋がり、エロイーズは相手の言うがままにパスワードを入力してしまいます。するとその瞬間に、自身が関わる慈善事業の資金や年金などの個人資産など200万ドル以上を盗まれてしまいます。
絶望したエロイーズは自殺。娘でFBI捜査官のヴェローナ・パーカー(エミー・レイヴァー=ランプマン)は悲しみ、真相究明を誓うのでした。
怒りに燃えるクレイは、社会の害悪を排除するべく立ちあがります。世界最強の秘密組織「ビーキーパー」に所属していた過去を持つ彼は、独自の情報網を駆使して詐欺グループのアジトを突き止め、単身乗り込んだ末にビルごと爆破。その後も怒とうの勢いで事件の黒幕に迫り、事態はFBIやCIA、傭兵部隊や元同業者まで入り乱れる激しい闘争へ。その先に立ちはだかるのは、この国では絶対に誰も手が出せない最高権力の影でした。それでもクレイは何も恐れず前進し、社会の秩序を破壊する害虫どもを完膚なきまでに駆除し続けます、ついに、彼が辿り着いた最大の“悪の巣”とは――?
●解説
これまで犯罪組織、 悪徳警官、巨大ザメなど数々の強敵と戦ってきた ジェイソン・ステイサム。今回立ち向かうのは、弱者から金をだまし取る 地上最悪の組織的詐欺集団。
その詐欺集団に 全財産をだまし取られた恩人の復讐のため、そして世界の秩序を守るため、怒りの炎を燃やす “ビーキーパー(養蜂家)”が、スクリーン狭しと暴れまわる! というもの。
本作ではステイサムは製作側にも名を連ねており、ステイサムのワンマンショーといって過言でないほどの活躍シーンがオンパレードととなっていて、ステイサムファンにとっては、大満足の作品です。
けれどもストーリー重視の一般の映画ファンにとって、余りにステイサムがスーパーヒーローに祭り上げられている展開にはちょっと疑問に感じられるのかもしれません。
何しろどんなに大勢の敵に囲まれても、ひとりで片っ端からやっつけてしまうのです。しかも主人公の襲来を把握しているFBIの厳重な包囲網も正面から堂々突破し、同じく待ち構える詐欺拠点の面々に対峙し、拠点をたやくすく放火してしまうなんて、現実社会ではあり得ないことです。
またこの手の元スパイによる勧善懲悪ストーリーにに欠かせないのが、人間ドラマです。でも本作でクレイがなぜ“ビーキーパー"を引退したのか、余り語られません。なので恩人たる大家さんを自殺に追い込んだ詐欺集団に対して、正義のナタを振りかざすクレイのなぜそこまで正義に奮い立つのか、心情の説得力が余り感じられませんでした。
とにかく悪い奴を片っ端からぶっ潰して終わりという単純明快、スカッとする作品なのです。
●養蜂家が主人公になり得るアメリカ国民の心情について
本作では、アメリカの国家と市民が蜂の群れに喩えられています。本作の大統領が女性(女王蜂)という設定もなのも蜂の群れだからこそでしょう。
養蜂家(ビーキーパー)は、巣箱の管理者です。本作で登場するビーキーパーは、その巣箱を国家に置き換え、国家という巣箱を外側からコントロールできる存在として描かれます。いわば社会システムを超越した存在であり、クレイが現実を超越して無敵に活躍してしまうのも、国家という巣箱を管理しているビーキーパーであるからだという理屈からでしょう。
現実の養蜂でも女王蜂が老いたり働きが悪かったりすると、働きバチに殺されることも起こり得ます。そこで養蜂家が産卵能力が落ちた女王を交換することになるわけです。
もしもクレイが詐欺集団をのさばらせている根本の原因が大統領にあると判断したなら、ビーキーパーであるクレイは、当然国家の女王バチの排除に向かうことでしょう。そんな今のアメリカ社会を、ハチ社会になぞらえられたところに本作の原点があります。
おそらく本作で犠牲になる大家の大家の老婦人エロイーズが詐欺被害に遭うことは、映画の中の特殊なことではなく、アメリカ社会にまん延している問題なのでしょう。さらにこそに経済格差の不満がのしかかります。なのでエロイーズは不満を抱えたアメリカの民衆を代表するメタファーなのです。そんな存在が自殺に追い込まれる詐欺に引っかかるのです。もう民衆は黙っていらません。こんな世の中にした政府が悪いのだと当然思うことでしょう。
アメリカではイギリスから独立した建国の経緯などから、政府の誤りは民衆が武装蜂起して正さなければならないという思想が色濃くあります。しかし現実には民衆が武装蜂起というわけにはいきません。そこでビーキーパーの登場です。ビーキーパーが自分たちの代わりに国家という巣箱を管理して、外敵である「スズメバチ」を駆除し女王バチを取っ替えてくれたら、溜飲を下げることでしょう。たとえ超法規的な暴力を使ってでもどうにかしてしまうというプロットでも、共感してしまうところに今のアメリカ国民の心情を代弁しているところが大なのです。
それにしても詐欺の世界は汚い
世界最強の組織!
お決まりの!
養蜂家って言うから蜂出てくると思ったら全然違ったw
いつものステイサム作品お決まりの設定!
キレてあそこまでするのはジョンウィックっぽかった。
それでもやっぱり面白かった!
終わり方があまりスッキリしない感じだったから2作目が出るのかな
ステイサム最高!
ビーキーパーと目が合った奴は、地獄の業火に焼かれて死ぬ
2025.1.8 字幕 イオンシネマ久御山
2024年のアメリカ映画(105分、PG12)
恩人の自殺を機に復讐を果たす養蜂家を描いたアクション映画
監督はデヴィッド・エアー
脚本はカール・ウィマー
原題の『The Beekeeper』は「養蜂家」かつ主人公が属していた特殊組織の名称のこと
物語の舞台は、アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールド
その郊外で養蜂家として生活をしているアダム・クレイ(ジェイソン・ステイサム)は、家主であり恩人のエロイーズ(フィリシア・ラシャド)と静かな交流を交わしていた
ある日のこと、エロイーズに夕食を誘われたクレイは、仕事を終えて彼女の家へと向かった
だが、ノックをしても反応はなく、部屋の中は煙が充満し、検知器が作動していた
クレイは中に入って様子を伺うものの、彼の背後から一人の女が彼に銃を突きつけた
彼女はエロイーズの娘のヴェローナ(エミー・レイヴァー=ランプマン)で、現役のFBI捜査官だった
クレイは「残念だ」と彼女に告げる
そこには、拳銃で自殺を図ったとみられるエロイーズの遺体があり、クレイは容疑者として拘束されることになった
だが、クレイの体から硝煙反応が見られず、警察は自殺であると断定する
また、エロイーズのPCを見たヴェローナは、母がフィッシング詐欺に引っかかったことを知るのであった
映画は、非常にわかりやすい勧善懲悪もので、無知な老人を騙して大金をせしめている詐欺グループにお仕置きをするという内容になっている
当初はビルの警備くらいだったものが、その系列会社のCEOの権力によって、FBIやら特殊工作員などがクレイの行手を阻もうと躍起になってくる
ネタバレと言えば黒幕の正体とその繋がりになると思うが、あっさりと黒幕は登場するし、その家族背景というものも明るみになる
後半は、黒幕とその母親を守ることができるかというアクション劇になっていて、クレイがどこまでをターゲットにしているのかというのが本作最大のネタバレになるのではないだろうか
特殊詐欺グループがイケイケな職場になっていたり、その元締めがヤク中のバカ息子となっていて、容赦のない復讐劇が続いていく
だが、仕事で駆り出されているFBI&SWATには甘く、金で雇われている警備&傭兵には容赦がない
このあたりの選別を一瞬で行なっているのだから、そもそもの能力値が絶対的に違うと言わざるを得ない
ビーキーパーを引退したので隠れ家的なところには入れないのだが、現役を倒して指チョンパをする流れはサクッと描かれていく
あの部屋に入ったことでビーキーパー陣営が動きそうなものだが、アニセット(メーガン・レイ)が倒されたことで「傍観」に徹することになったので、「うわあ、用意しているよ、やばいの」みたいな感じで動きを監視していたのかなと思った
いずれにせよ、特殊詐欺が法律を自由に使っている状況が世界共通の悩みの種になっていて、それを力でねじ伏せる感じの映画が増えてきたように思う
法律が強いものの味方として作っているからこういうことが起きるわけで、何も持っていない無敵の人が暴れたら手に負えないというところなのだろう
ビーキーパーは世界の歪みを正していくのだが、彼の哲学では「目を見て奪う」のは許容範囲らしい
なので、クレイは「相手の目を見て殺す」のだが、その哲学を知る元CIA長官のウォレス(ジェレミー・アイアンズ)は「お前が最後に目を合わせる男だ」とデレク(ジョシュ・ハッチャーソン)に警告した
クレイはウォレスを殺さなかったのだが、おそらくはクレイが現役の時のビーキーパーの責任者だと思うので、ある種の温情があったのかもしれない
とは言え、ウォレスはデレクの罪に加担していないし、ジェシカ(ジェマ・レッドクレイグ)も息子が母を想ってやったことみたいになっているので、復讐の対象にはしていないのだろう
だが、情弱の老人から騙し取った金で勝利した選挙には意味がなく、本当のところが隠蔽されても、いずれはその職から降りることになると思う
そう言った観点から「女王のチェンジ」というのは自然と為されるので見逃したのかな、と感じた
ザ・ジェイソン・ステイサム
ザ・ジェイソン・ステイサムという感じで、とにかく、強い、強い。なんの捻りもなく、ただ、ただ強かった。ちょっと怯んだりとか、全くない。最近は、名優といわれる方たちも、歳を召してきて、やられちゃうシーンが盛り込まれることが多いから、とても痛快でした。
ただなぁ…弱者を救ってるのに、悪い奴らを追い込んでるのに、追われる立場になるのはなぁ…殺してるから、仕方ないと思うんだけど、理不尽だわー。アイツらも、正当に、裁きを与えてくれよ。
続編8作くらい作って!
ジェイソン・ステイサムの正しい使い方というか、美味しく頂く正しい調理法だなと。
イコライザーと同じような内容で、至ってシンプル。深みは無いし、短い。でもこれで良いんですよ。強者による圧倒的な暴力さえ見せてくれれば良い。ステーキは塩胡椒だけで良いんすわ。
日本にも居て欲しいビーキーパー
テンポ良く解りやすいストーリーで、鑑賞後スカッとする作品。ステイサムのカッコ良さが、印象的です。ひと昔前の沈黙シリーズのスティーブン・セガールもビックリの強さです。現実にこういう人物がいたら、特殊詐欺事件が減るかもしれませんね。
Bee-BOYイズム
シンプルに悪い奴らをボコボコにする痛快アクションかと思ってたら…
まず、クレイとエロイーズの関係がほぼ描かれないので感情移入が出来ない。
慈善団体の資金を奪われて即自死を選ぶエロイーズにも、可哀想より無責任さを感じてしまった。
詐欺グループはクソだが、出だしから乗り切れない。
その後もひたすら無双するだけなので、単調。
敵も手強そうなのが出てこないというか、クレイが強過ぎるというか。
ボスであるデレクが、強いわけでも頭がいいわけでもないただの小物なのも緊張感を生まない一因。
ヴェローナがクレイを止めるべきか迷う描写も薄く、かといって信念を貫くでもない。
後釜はどう見てもフィジカルで負けてるのに、他に秀でたところを見せるでもなくアッサリ退場。
ウォレスが思わせぶりな態度からサクッと捻られるのは笑った。
それより何より、クレイがまったく好きになれない。
一般人だけはきっちり避けるものの、職務で立ち塞がる相手にすら一切容赦しないのだ。
最後の黄色シャツだって、どこまで事情を知ってるかも分からないのに。
最初のビル爆破は避難確認もしてないしね。
「法か、正義か」なんて『レ・ミゼラブル』みたいなこと言ってたが、お前のはただの鬱憤晴らしだろ。
何の背景もない主人公がこれをやるのをどう見ろと…
女性大統領を女王蜂に、唯一善戦した黄色シャツをスズメバチに見立てたのかな?
特に上手いとも感じなかったが。
組織とかキャラとか色々出したけど、クレイが十把一絡げに屠っていくだけなので必要性も感じなかった。
群れを守るとか言ってたが、この後絶対荒れる。
悪人は白人ばっか。
主人公は白人なのだが、主要な悪人はすべて白人。
そして、主要な善人は黒人。
ポリコレへの配慮がにじみ出ています。
そして、最大の悪人のモデルは、狩人で間違いないでしょう。
狩人の母親は善人に描かれていましたが。
アメリカでも横行する高齢者詐欺
超やりたい放題でハチャメチャ、だからこそ面白い
キアヌ・リーヴスの【ジョン・ウィック】デンゼル・ワシントンの【イコライザー】に続く“怒らせてはヤバい人を怒らせる”系映画の主役を“強くて当然”を体現し続けるカッコいい髭ハゲことジェイソン・ステイサムが演じる。
上の2キャラクターもそれぞれ裏社会や国家組織に轟く伝説の人間だったが本作の主人公は国家から切り離され、権力の外から社会バランス(主に抹殺で)を保つ秘密組織の元工作員という負けず劣らずな凄まじい経歴を持つ---にしてもカッコイイよね元○○って肩書き。
ストーリーは〈穏やかな隠居生活を送っていたある日、善人で親しい人(或いは犬)が悪党に蹂躙された事に激昂した主人公が苛烈な復讐をする〉定番展開にちょいと社会問題を取り入れた内容となっている---まぁそれも最初のうちで、マフィアにネジの外れた同僚に特殊部隊など相手に暴れまくるステイサムの無双がメイン。その強さの描写がとにかく一方的で大乱戦だろうが多勢だろうが翻弄し、公務員とアウトローを瞬時に判別して生かす殺すを淡々と決める“生殺与奪を握ってる超越者”感には笑うしかない、ほぼターミネーター状態。
あきらか続編出す気満々な終わりだったが、思想も押し付けもない頭空っぽで見て楽しむ映画で面白かった。
"To be or not to be..." ----- "Bee!"
引退した孤高のBeekeeperすごい!正月にふさわしい!続編があるといいな。
バカ息子は母親ゆえそうなったのか、もともとバカなのか。ママのために彼なりに頑張った方向性はおかしいが、それができるようなお金を20代の若造が持ってること自体、親の甘やかし以上の何ものでもない。母親は「真実を言う」とのことだが元CIAトップを雇っていた&息子の件でアウトでしょう。だから彼女は消える、ダメな女王蜂として。
この映画も「シビル・ウォー」も、アメリカ人の危機意識と当事者感にリアルを感じた。そのアメリカのおかげ?傘?のもとに居る立場の日本人はもっと危機感を覚えておかしくないはず、と思うんだけれど。邦画では相変わらず高校生とか若者問題扱っている印象がある。それはそれで登場人物と同じ世代が観客だから儲かるのかも知れないが内側に向きすぎで相も変わらず思春期&年頃モードで幼な過ぎる(邦画あんまり見てないので的外れかも知れません)。この映画のようにエンターテイメント要素がたっぷりありながら、今の現実世界にありうる問題提起をする映画を邦画でも作って欲しい。
手垢がついてる言葉「多様性」ですが、キャスティングが多様で見ていて気持ちがよかった。クレイはイギリス訛りの英語と言われていた。そのふりなのか、実際そうなのか、イギリス人がアメリカ合衆国の為に働いているのか?微妙。アングロサクソン同士はやっぱりツーカーなんだろうか?
おまけ
エロイーズ(養蜂家に納屋を貸していた女性)は、「クリード」でアポロの妻をやってた方ですね!品がある、見たことあるとずっと考えてました。彼女への蜂蜜プレゼント、グラスにエロイーズと名前を書いたシールを貼って用意していたクレイ🐝そりゃ怒る!
いつものステイサム無双
まぁ、ステイサムはこれでいいんだけどね。とはいえ新鮮味の無い映画だった。
とにかく敵がバカっぽい。
ビーキーパーというのは証人保護プログラムならぬ国民保護プログラムと言うべきものらしいが(何それ?)、こんなアホで勤まるの?と思うくらい現役の敵ビーキーパーが馬鹿。
途中に出て来る主人公の後任の女ビーキーパーはトラックの荷台にガトリングガン積んでてそれをガソリンスタンドで乱射するんだよ。ギャグシーンかと思った。笑えねえけど。
ステイサムはいつものように無双しまくりなのはまぁいいんだが、フル装備のFBIや敵部隊相手にかすり傷一つ負わないくせにラスボス?相手にかなり苦戦する。向こうは義足なのに。
このラスボスがまたベネットの劣化版みたいな奴で馬鹿みたいな髭して黄色いジャケットなんか着てるもんだから(蜂繋がり?)まったく強敵には見えない。相手が強いの解ってて仲間連れて来てんのに何故正面からサシで戦う?ベネットだから?義足の設定も意味無いし。
このての映画は敵こそ大事ってのを知らない監督では無いと思うんだがなぁ。
ストーリーとしては個人的な報復から話がどんどん大きくなって行くのが意外ではあったが、それが面白さに繋がっているとも思えなかった。(マフィア壊滅させるとかで十分なんだよ)
続編では人助けしつつ追われる訳ですね分かります。
ステイサムのファンなら観て損の無いそれなりに楽しめる映画だが、もっと面白いステイサムの映画はいっぱい有るので、帰ったらそっちを観よう。
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