「近付いて殴るアクション映画」ビーキーパー つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
近付いて殴るアクション映画
とりあえず言えることは面白いアクション映画だということ。
ジェイソン・ステイサム主演のこんな感じの作品が乱立しすぎてどれも似たような印象を受けてしまうけれど、この作品は本物だ。
「ジョン・ウィック」と「リベリオン」と「トランスポーター」を足したみたいな、アクション特盛作品で、とにかくそこが見所。
更に、ステイサム演じる主人公が堂々と相手の前に姿を表してしまう豪胆さが面白い。
そして何より、ほとんど素手による戦闘なのもいい。まずメチャクチャ近付いて、殴る。もうほとんどそれ。
ターゲットはいるのだけれど、ターゲット自身は非戦闘員で、中ボスみたいなキャラクターと戦う、常にクライマックスみたいな状況も良い。
物語はよくある感じなのだけれど、主人公を追う女性捜査官の存在が特殊かな。彼女の立場と心の内が物語を一歩先へ進める。
犬を殺されてブチギレたババヤガよりも行動に説得力と深みが加わった感じだ。
ただの面白いアクション映画なので他に書けることはない。
過去のデヴィッド・エアー監督作品の中で一番面白いんじゃないかとは思う。
続編を計画中らしいので楽しみだ。
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