Bicoのレビュー・感想・評価

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3.0【ポルトガルの北西端のビコ村の村民たちの暮らしと情景を収めたドキュメンタリー】

2025年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

知的

■ポルトガルの北西端、ジェレス国立公園内にあるビコ村。一般的な地図には載っていないほど小さなこの村の生活を淡々と描いたショート・ドキュメンタリー

・スペインとの国境地にまたがる山岳地帯にあるジェレス国立公園。
 ポルトガルで唯一の国立公園に指定されている場所は大自然の絶景が素晴らしい。
 深い山々に囲まれた小さな村・ビコ村で暮らす村民たちの日常と村の情景を収めた貴重映像である。

<低い声でのナレーションを、アキ・カウリスマキ監督自らが行っている。幅広い作風を誇る監督らしい小品である。>

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NOBU

5.0貴重な存在の監督なので、彼のどんな作品にも興味がある。人間のそれぞ...

2024年1月11日
PCから投稿

貴重な存在の監督なので、彼のどんな作品にも興味がある。人間のそれぞれに、焦点を当てて、多様な人々を尊敬している様子が常に伺えるから。

ポルトガルのリスボンの北方の山岳地帯に住んでいるビコ(Bico)人に焦点を当てていて、ビコ人の足跡を賛美している。

ナレーターは監督だと思う。

五十万年前から北方の山に棲息している人々、ケルト人、リベリア人、ルシタニア人、ローマ人、スエヴィ人、アラニ人、西ゴート人、ムアー人。

12世紀の長く続いた戦争のあと、1970年にビコの村に電気がつき、
その10年後に道路ができ、若者だけが、村を離れて老人は牛と羊と共に取り残された。
カストロ・ラボレイロ犬は牛や羊の群れを寄せ集めたり、オオカミから守ったりする。
ビコの男たちは村を離れて,石工として働いている。ドロウ渓谷にテラスを作っている。そして、晩秋に家に戻る。独裁政権の時はフランスまで行って働いた。歩いて、パスポートなしだから、三ヶ月もかかる。村は女が仕切っていて、ロドリゲス姉妹はこの村にずうっと住んでいる。二人のうち一人は夫が石工であったが、亡くなった。

私たちにBICOの数少ない村人のありのままを見せてくれる。
それをどう判断しようか我々に任せるという手法をとっていると思う。
著名な監督ぶらないアプローチが好きだ。

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