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まず最初に思ったのは画が綺麗!!!むっちゃ佐渡の自然豊かな魅力が詰まってて、佐渡ヶ島に行きたくなった!!!本当にPR動画勝手くらい綺麗すぎる!
そんな自然豊かな綺麗な画の中に映るイケメン俳優達!!!すごく美しすぎた!
どこのシーンを切りとっても美しくて、最高でした……
特に好きなシーンは下戸の現実が受けいれられなくて、島中を走り回るシーン。
実は自分橋本祥平くんを応援しているのですが、祥平くんに激情のような、感情を爆発させるようなお芝居をさせたら右に出る人はいないと思うんです…
その爆発させたエネルギーかつ繊細なお芝居はすごいみてて心打たれました。
浜辺で喧嘩をするシーンも好きで、気持ちを曲げずにぶつけられるのは末っ子の下戸ならではなのかなとも思いました。
また、松田凌くんの舞はほんとうに素晴らしくてなんだろう綺麗とか美しいとかいう言葉よりも強さという言葉が似合うなと思いました。
芯が一本通っているというか、どんな気持ちで舞を舞っているのかすごく伝わってきた気持ちがします。
ここからはちょっと観てて分からないというか気に食わなかった点を少々……
まず、時代設定というか物語の設定が曖昧だなと思いました。
戦時中を描くのであれば、舞の衣装や学ラン、浜辺で戦う服装など時代背景とは似つかわしくないものばかりで、見ていて情報が混乱しました。
佐渡ヶ島の街中も若干映っていて、そこに戦時中設定ならばありえない建物とかも見えてきていて、ほんとうに分かりずらい。戦時中の設定であればもっとリアルに寄せることができたはず。
赤紙招集もスマホで通知されるのほんとうに意味がわからなすぎて、なにを伝えたいのかもわからなくなりました。
ネタバレになりますが、登場人物を死なせたいのであればその戦時中という設定は使うべきではなかったのかもしれません。
また、正直吾潟と下戸が砂浜で喧嘩する時にそれぞれの友人達が出てきて抗争するもの理解ができなかった。
男同士で拳を合わせて心を通わせ、お互いを理解し合う大事な儀式が喧嘩というのは分かりますが、だったら吾潟と下戸が最初からふたりで殴り合えばよろしいのでは??わざわざHIGH & LOWみたいになにも全員で喧嘩せんでもいいでしょうにと思いました。しかも、喧嘩した後それぞれの友人達が今回の喧嘩について消化し合うわけでもなくサラッと終わってしまっていて、ほんとうに意味が無い喧嘩だったのかなと…理解しがたかったです…………
なんか色々と設定と、画がリンクしてないところがあって非常に分かりずらさと、理解しがたさが出てしまいました……
だいぶ脚本が悪かったのでは??とも思います。マジで。
だって舞倒れというくらいならばせめて踊って踊って踊り尽くして果てるようなシーンが観たかった。感情の消化を舞でお互いに行って欲しかった。
それを喧嘩の舞というか、和解しあう材料みたいに昇華させられているのは話が違うと思った………
総じて脚本というか、設定というか、物語?にだいぶ疑問が残るような作品だったな〜と思いました。