アバウト・ライフ 幸せの選択肢のレビュー・感想・評価
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期待度○鑑賞後の満足度◎ “結婚”していない私だが泣いてしまった。若い人に嫌われるかもしれないが、これは人生をある程度経ないと分からないだろうな。そしてこれは4人の名優たちの芝居を楽しむ映画。
①それこそ結婚していないから話自体に食指は動かなかったけれども、自分の若い頃(20代~30代)にアメリカ映画のフロントランナーだった男女優が、自分と同じ様に(勿論向こうの方が一回りくらい年上だけど)おじいちゃんおばあちゃんになった姿を観たくて鑑賞。
②それが、“結婚”生活を知らない身でもかなり共感・感情移入させられてしまった。
③
シンプルにおもしろかった
開始早々エンディングロールのような映像と切なげなテーマ曲が流れてきてハンカチ用意せなあかんのかな、と身構えましたが・・・シンプルにおもしろかったです。
注目のリチャードギアは、いつも映画の終わりにはカッコよかった余韻を残してくれるのですが流石に年齢が年齢。最後まで三枚目に徹して笑かしてくれました。スーザンサランドンは期待通りの弾けっぶりで大いに盛り上げてくれました。その他の豪華キャストもしかり、流石です。
人生とは、とか結婚とは、とかキャストの掛け合いの中にたくさんの響かせようとする?言葉はありましたが、ここは軽く流しておいて大丈夫だと思います。所詮理屈じゃないのですから。
とにかく満足感の得られた作品でした。
軽快な会話と音楽が心地よいけど、自分の人生を振り返ってしまう
「アバウトライフ」は結婚について考えさせられる映画だった
# 映画館で観た感想・レビュー
味わい深く深みのある物語だった。結婚や人生に関して哲学が、人生訓が語られていた。
# 物語
2組の老年のカップルと、1組の若いカップルが登場する。
まさか彼ら彼女らがあんなつながり方をするなんて。
# 若いカップルの女性の方
「私は絶世の美女じゃないから、個性を武器に生きてきた」的なことを彼女は述べる。
いやいやうそつけ。この容姿で。
# ミニシアター系の映画
シネリーブル梅田まで観に行った。
もうすぐこの映画館は今はなきテアトル梅田の名前を襲名するらしい。
いいね。
ところでシネリーブル梅田の上の方のフロアには高級感のあるくつろぎスペースがある。今日初めて座ったが、なかなか良い。
# ミニシアター系映画の優先度
自分はミニシアター系の映画も好きなのだが、映画感想文をブログに書いたときの「いいね」が少なめなので、メジャー系の映画より観る優先度が低くなってしまう。
映画感想文のために映画を選ぶのは本末転倒だとも思いつつ、感想文を書くのも大事な趣味の一つなので、邪念はあるが、まあいいか。
# 英語と日本語
最近、英語の字幕版映画を観ていると、内容が頭に入ってきにくい気がする。なぜか。
それは最近自分が英語のリスニングをちょこちょこしているせいで、英語の発音が耳に入ってきてしまい、意識が言葉を理解しようとしているせいだと思った。
ほんの少しだけ聴き取れる英語と、字幕の日本語が頭の中で交差して、お互い中途半端に意識を引っ張り合っている気がした。
名優たちのアンサンブル
不倫と言えるのか微妙な関係
年配の異性が好きな性癖を枯れ専と呼ぶが、本作は枯れラブコメとでも呼んだらいいだろうか。冒頭、妙齢の男女の不倫現場が続くが不思議とセックスはしない。不倫なのに肉体的に求め合わずに踏みとどまる二組(一組は4ヶ月たっているから一回くらいあるか?)。
お互いにパートナーを尊重したから躊躇したみたいな雰囲気も流れていたが、本当にそうだろうか。もう少し年をとったらこの年代に足を踏み入れる世代としては、肉体関係を結ばないのはプラトニックではないでしょと思ってしまう。単純に能力的に無理(もしくは無理かもという不安)だったり、裸をさらすことの恥ずかしさがあるんじゃないかと邪推してしまう。だから後半、トラブルがそこまで大事にならなかったんだと思うし。
そう思ってしまったら、それぞれの子どもにアドバイスしている姿がすんなり受け入れられなくなってしまう。あなた達が言う?という気持ちになってしまった。こんな状態では感動なんてできない。結果あまり高い評価はできなかった。
それでもお互いに不倫相手が娘(息子)の恋人だとわかったあたりはコメディとしてとても面白い。登場人物たちの駆け引きや会話の毒も効いている。舞台の脚本が原作だというのも納得だ。ただ、展開が若干遅い(と感じてしまった)。上映時間短いのに。子どもたちカップルの結婚の話よりも親たちのダブル不倫のドタバタが観たかったからそう思ってしまったのだろう。ここらへんは観るスタンスで評価はかなり違うはずだ。
会話劇としては良作だけど少し退屈
いくつになっても甘えん坊
いろいろなシーンで結構な笑い声が上がります。
ストーリー的には予想した展開をはみ出すこともなく進んでいくのですが、まあ人間なんて年齢を重ねたって惑わなくなる事なんてない(それはワタシ自身深く感じているし)から、命あるうちに炎が燃え立つことも二度三度あるでしょうね。
でもそれが子供の思想に深く影響を与えているとしたらなんて、そこに思い至らせることはあまりなかったので、とても教訓になりました(って、もう今更遅いけどね)。
登場したご夫婦2組、全員70オーバーなんですよね!とてもチャーミングで、ああ、あんな風に老いていきたいなと憧れを抱かざるを得ませんでした。
でもでも、最近のダイアン・キートン、どの作品観ても同じいでたちで区別がつかない……
それが彼女のライフスタイルで、ある種アイコンだとしても「ああまたそれなんだ」って点が見たい気持ちを削がれる一因にはなっていますね。
でも爽やかな気持ちでスクリーンを後にすることができる作品でした。
有名俳優4人競演!この頃の俳優たちの作品をもっと観たい!
ダイアン・キートン、リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ウィリアム・H・メイシーというメジャー有名俳優豪華競演によるロマンチック・コメディー。
若いカップルのそれぞれの親同士が、実は熟年不倫カップル同士だった、というアメリカ製コメディ・ドラマや舞台劇にありそうなストーリー。
(ドラマの笑い声が聞こえてきそう。)
笑いの中で「結婚とは?}というシリアスなテーマを語る秀逸な会話劇で、興味深いセリフがいくつも出てくる。
顔見世だけでなく、組み合わせを変えて、有名な四人が二人ずつ対話する場面がしっかり設けて合って、演技合戦が楽しめる見せ場になっています。
エンディング主題歌もロマンチックで可愛らしい。
彼ら4人と同時代の頃の俳優たちが、顔見世でなくしっかりとした活躍が楽しめる作品をもっと観たい。
娘役エマ・ロバーツ(ギアが「プリティ・ウーマン」で共演したジュリア・ロバーツの姪!)は、しっかりさを好演。
息子役マーク・ブレイシーのほうは、最初の結婚式のダイビングブーケキャッチが笑える。他にも、娘の部屋にあったスヌーフ人形がウェディングケーキに乗っかっていたり、ケーキのクリームを塗ってキスしたり、ちょっとした伏線、小ネタがあるのもチャーミングです。
結婚とは
左手に緊箍児
作品の性質上、当事者が見るのが想定されているのだとするとやや厳しい?
今年93本目(合計1,185本目/今月(2024年3月度)11本目)。
(前の作品 「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」、次の作品「映画 マイホームヒーロー」)
さて、こちらの作品です。
結婚式を控えてハッピーな夫婦と、「そうではない」夫婦を並べて「どちらに何ががあるのか」「どちらに何が足りないのか」といったことをコメディ風味に描きつつ、「ある決断」をするという趣旨の映画…ですが、映画の趣旨は「コメディ」です。
一方でタイトルからわかるように、扱っているのは「結婚」という「重いテーマ」であるものであるのに扱う内容がこのようにコメディものになっている(実際、漫才か何かの放映のように笑い声だけは絶えなかった)ため、「映画のストーリーとして」解釈する場合、どうすればよいか、という点がかなりわかりにくい(逆に言えば、そういう解釈論を出すのは想定されていない?)といったところです。
展開としてはコメディに割り振った感じがかなり強く、「結婚式」「幸せ」といった語はこれらに関連する語として出ますが、こういった事情から、「扱う範囲の特殊性ゆえ」にどう解釈するんだろう?という部分は多々でます(かなり「倫理的なもの」もある模様で、よって、人によって解釈はことなりうる映画)。
こういった事情があるので、ストーリーは一応その「コメディネタ」を載せるため「だけ」に出てきた(換言すれば、「今日のお題はこれですよ」という扱いに過ぎない)たけであるため、映画で扱う内容は「結婚するしない」といった重い話であるのにジョーク・コメディネタなので、かなり理解が詰まるんじゃないかな…というところです(私は統一的な観方を重視するほうなので)。
これらまで考慮して以下のように採点しました。
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(減点0.2/映画の扱う内容に対し、コメディネタ・ジョークネタが合わない?)
…という点は私は確かにそう思いました(ただ、それは倫理的な事項、あるいは人にあうあわないの話であり、人に依存することなので、採点上考慮しています)。公式サイトほかで長めの予告編が見られるので、それを見ての鑑賞するしないの判断をお勧めします。
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極上のウィット溢れてチャーミング
先々週観たテルマ&ルイーズ 4Kリメイク版から34年の時を超えたスーザン・サランドンが可愛いエロスをより放つ。 ダイアン・キートンは才気と幼さを併せ持つその魅力は増すばかり。
熟年俳優陣の洒落た会話劇を最後まで心地良く堪能出来る上質な1本をぜひ。
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