劇場公開日 2024年3月8日

「ロマコメ・エクスペンダブルズ!(ホメ言葉)」アバウト・ライフ 幸せの選択肢 ケンイチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ロマコメ・エクスペンダブルズ!(ホメ言葉)

2024年3月8日
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鑑賞方法:映画館

ダイアン・キートン(1946年生、米公開時77歳)
リチャード・ギア(1949年生、米公開時73歳)
スーザン・サランドン(1946年生、米公開時76歳)
ウィリアム・H・メイシー(1950年生、米公開時71歳)
エマ・ロバーツ(1991年生、米公開時31歳)
ルーク・ブレイシー(1989年生、米公開時33歳)

このキャストでロマンティック・コメディをやるんですが、これが面白くてハートフル。そしてある意味王道。こういうのが見たかった訳じゃないのに、こういうのが見たかった!

大御所4人の存在感が凄すぎて、若手…と言っても実績充分な2人の魅力を軽く凌駕してました。

これはエクスペンダブルズ シリーズとか、ジュラシックワールド シリーズを見た時も思ったんですが、若手が身体を張った頑張りを見せても、ベテラン勢の存在感が圧倒的すぎて、美味しい所を全部掻っ攫っちゃう感じ。

エマ・ロバーツとルーク・ブレイシーは凄く魅力的でキャラも充分立ってるんですよ?でもお爺ちゃん&お婆ちゃんたちのキャラが立ちすぎてて、パッて出てきた瞬間にどういう人なのか全部わかっちゃう。細かい説明とかまったく要らないし、その上ロマコメ的ワクワクも止まらない!どんどん引き込まれてしまいましたよ。

そしてストーリーの展開は結構テクニカルなのに、洒落てて嫌味がなくて、何と言っても面白くって、私的に今のところ今年一番笑った作品となりました。

ロマンティック・コメディの名作『プリティ・ウーマン』(1990)の主役を演じたリチャード・ギアと、同じく主演のジュリア・ロバーツの姪にあたるエマ・ロバーツの共演とか話題は事欠かないんですが、そんなネタなどどうでもいいくらい作品が面白い!

脚本も良い!
セリフ良い!
音楽も良い!
美術も良い!

いや、良かった〜。面白かった〜。

大御所4人の過去作との比較とか、若手2人の過去作との比較とか、主要キャスト6人の今後の活躍への期待とか、この監督さん何者?とか、『恋愛適齢期』(2003)との比較とか、若い観客にとってデートムービーになり得るのか?とか、言いたいことはいくらでもある!

でも取り急ぎ、この映画見て良かったです。

ケンイチ