「プロレスに魅入られた家族」アイアンクロー カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
プロレスに魅入られた家族
呪われた一家と言うより、
人生の全てをプロレスで成功することに熱中した父母と、
その父母を盲目的に敬愛した六人の子息の家族と、
その後生き残った一人の息子のホラーだった!?
昨夜観た、
オーメン ザ・ファーストより恐ろしい父母の話しだった。
それにしても、最後に二人の女の子に見えた子供達が男の子だったのは呪われた家系かも…
(^ν^)
アイアンクロー
劇場公開日:2024年4月5日 132分
日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、
鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、
プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。
1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、
父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。
しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、
日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、
いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。
次男ケビン役をザック・エフロンが務め、
三男デビッド役を「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、
四男ケリー役を配信ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で第80回ゴールデングローブ賞主演男優賞(テレビ部門ミュージカル・コメディシリーズ)を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトがそれぞれ演じた。
米プロレス団体AEWのマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンが製作総指揮、
元WWE王者のチャボ・ゲレロ・Jr.がプロレスシーンのコーディネーターを務め、それぞれレスラー役で劇中にも登場。
監督は「不都合な理想の夫婦」のショーン・ダーキン。
撮影はデジタルではなくフィルムで行われており、舞台となる80年代の空気を見事に映し出した映像美は、映画館で鑑賞すれば非常に贅沢な映画体験が味わえる。
アイアンクロー
劇場公開日:2024年4月5日 132分