スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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昭和のお芝居
俳優陣は豪華で見ごたえがあります。しかし褒められるのはこれだけ。舞台となるのは、ほとんどが家の中で登場人物も少ない。話の掛け合いが中心でテンポが良さそうに見えるが、軽いギャグ(ほとんど笑えない)を交えた口論だけで誘拐劇なのに緊迫感や話の起伏が一切ない。まるで昭和のお芝居を観ているようで、役者が登場人物に見えず(普通に俳優にしか見えない)、やはり小劇場辺りの演劇にしか感じませんでした。長澤まさみは光っていた。でも男性陣は小林隆、遠藤憲一以外は誰でも良かったのでは?オチはひどかったし、最後のミュージカルは必要性がないでしょう?更に映画で無くなり、完全にぶち壊しにしてしまった。ちなみに劇場内の観客で、ウケていたり見終わった後で「良かった」って声が聞こえていたのは一部の年配の方だけでした。
ヘルシンキの話をしよう
割合好きだと思ってたのに、意外と観ていない三谷作品。
(映画だと『ザ・マジックアワー』と『記憶にございません』くらいか)
最高傑作との謳い文句だが、前出の2つの方が上かな…
過去の遺物、もといタダの録音機とはいえ捜査外で貸出しされる?とかはコメディですし。
誘拐の可能性もあると言いながらの緊張感のなさも、まぁコメディだし。
でもそのコメディがなんだかイマイチなんだよなぁ。
元夫たちがワチャワチャしてばっかだし、一番笑ったのは地図広げる時にカトラリーをガッシャンしたとこ。
セスナでの上昇気流とかは寒かった。
そして、これをミステリと呼ぶのはサスガに無理。
証拠もないガバガバの推論で共犯者はアッサリ自白、犯人もすんなり観念して姿を現すんだもの。
(ってか、ケータイの電源切ってないのか)
スオミの印象が食い違ってた理由も、途中で十勝が語ってしまって、更なる転回もナシ。
面白いミステリは、真相を知って「そうだったの!?」と見返すもの。
本作でそういった要素はナンバープレートだけで、しかもその設定別に必要ないし。
長澤まさみの演じ分けと様々な衣装は見応えアリ。
ただ、色々見たせいか元々の素材の良さ故か、逆に最後の白TとGパンが一番魅力的に感じてしまった。
スオミよりも名前や職業を変えてあらゆるところに現れる薊の方が何者?ですわ。
笑いも人間模様も謎解きも、何一つ優れたところがない。
三谷幸喜が長澤まさみと遊びたかったんだろうなぁ、という印象でした。
西島さん、どの作品でもスーツのスタイルが全部一緒なのが謎。
予想通りの駄作??
三谷幸喜監督、長澤まさみ主演のコメディ映画。上映が始まって、みなさんのレビューの評価は低いし、あまり大きな期待せずに行ったので、落胆はしなかったけど、予想通りの駄作??かな。私の★評価は3.4。金返せ!のレベルではないし、長澤まさみファンとしてはまあまあ楽しめたけど、宣伝文句に使われている三谷幸喜最高傑作ではないと思う。
だいたい三谷幸喜は「古畑任三郎」や大河ドラマ「新撰組!」「真田丸」「鎌倉殿の13人」など、テレビドラマの傑作は多いけど、映画は駄作が多くて、けっこうコケている。
私は長澤まさみが演じたコンフィデンスマンシリーズのダー子ちゃんのファンなので、三谷幸喜流のダー子ちゃんが見えるのかと思って、本作は当初、めちゃめちゃ期待していた。でもまあ、まったくそういう要素はなく、長澤まさみや西島秀俊以下、有名男優たちのもったいない無駄遣い映画だったように思う。
「スオミの話をしよう」の話をしよう
三谷幸喜作品はとても好きなので、今回も映画館に観にいきました。
もともと会話劇かなと思っているので、クスッとできるのがこまめに訪れるよが私の三谷作品を楽しみ方かなと思っています。
今回もそんな感じですが、特に終盤の誘拐犯がわかったあとの供述シーンは笑ってしまった。
それほど悪くないけど
評価があまりにも悪いので、どうかなあと思いましたが三谷幸喜さん好きなので劇場で観てきました。
結構笑い声もおきていたし、そこそこおもしろかったです。でも途中何度も、これはお芝居のほうが面白かったかもと感じました。映画である必然性がないなあと。
最後のミュージカルシーンがなくてもう少しシリアスに終われば、余韻も残せたのになあ。唐突なミュージカルシーン…例えば『時をかける少女』で原田知世が突然歌い出すシーンとかは大好きだったんですけど。
この映画にはない方が良かった気がします。
誰が何と言おうと三谷さんの作品が大好きです。クスッとした所のうち2ヶ所だけ記す。
・「ね」
マジックで雑に書き足したのがモロに分かるようにしてあって笑えた。
・瀬戸康史さんが飛行機から落っこちて 「えっ、何、今までの展開から人が死ぬようなそんなシリアスな作品じゃないだろ」と戸惑っていたら、「何い~ ”上昇気流” だとぉ? 有り得ん」。リアリティの無さが最高。クスッとした。
特に、瀬戸康史さんが機体に引き入れられる直前に「カメラカメラ」と言うから何かと思ってたら、受け取ったカメラで絶景を動画撮影しだしたのであっけに取られた。
そんなことしてる場合じゃないだろうと思って笑ってしまった。
・スオミ7変化・・・5人だけど (^^)
スオミがアナタ好みの女になるのは、決して相手に愛されたいとか、嫌われたくないとかではないし、自分を守るためでもない。昭和やノラの時代じゃないんだからね。
理由は僕には分からない。スオミも映画のなかでは特に言及してない。相手がそう望むからそうしているだけで、自分の気持ちを押し殺してるようでもなさそうだ。
謎のままでイイかな。
笑えない、、コメディ、、?
レビューみて意見分かれるんだろうなあと思いながらも、三谷作品だし期待もして見に行きました。
え、、とコメディ?
ほぼ笑えない。
笑いが古いのかな?会場もほぼシーン。
こんなコメディある?
なんか笑わそうとしてるけど笑えないってレビューにあったけど、なるほどこれか、と思いました。
元旦那たちのわちゃわちゃ感がちょっとうざい、、
申し訳ないけど、最近見た中では「もしも徳川家康が総理大臣になったら」とか「90歳。何がめでたい」の方がよほど笑えたかな。
長澤まさみの演技は良かった。あとエマさんも。
演じ分けが、ちょっと微妙な時もあったけど、、
コンフィデンスマンみたいな感じ。
筋は見え見えかなー
あと学生姿は痛すぎた、、
最後の長澤まさみのショーはミュージカルみたいでよかった!元旦那もスーツで踊ってかっこよい。
どうせならストーリーもそういう感じにしたら良かったのに。
エマさんはもちろん、桃李も瀬戸くんも舞台してるから映えますね。
三谷幸喜の巧みなコメディに笑う準備をしていったんですが。。
見に行ったのは土曜日の午後の回。
100人近くは入っていたかな。
最近映画館で映画を見ると必ず予告が流れていたし、前日に番宣で三谷幸喜と長澤まさみを見かけていたので、見に行ってみた。
予告を見て、楽しそうなコメディなんだろうと期待していました。
予告で5人の夫が出てくるのは知ってたので、ほぼ展開は予想通り。
あとは三谷幸喜の巧みなコメディに笑う準備をしていったのに。。
実は序盤に少し眠ってしまった。
わたし的にはあまり笑えなかったかな。。
結局、スオミがいろんなキャラを演じていた謎は分からないまま。
何人も夫を乗り換えて何をしたかったのかが分からない。
単純にお金のためというのも腑に落ちなかった。
そうなのであれば詐欺師もやってたとかすれば良いのにと思った。
長澤まさみは頑張っていたと思う。
魅力的にいろんなキャラを演じていました。
これは脚本が悪いのでしょう。。
役者の人達、主演の長澤まさみは悪くないと思う。
脚本と監督のせいでしょう。
しかし、これを書く時に映画サイトの評価を見てしまった。
めっちゃ低くてビックリ。。
そこまで低くはないでしょって思ったけど、期待が大きかったからなのかな。
三谷幸喜作品は大学時代に『12人の優しい日本人』以来、気にして見ていました。
ハズレも多いんだけど。。
最近邦画をたくさん見てるけど、もっと酷い映画はたくさんあります。
知名度が高くて、露出が多いから、アンチも多いんだろうね。
最後のミュージカルシーンは凄く良かったと思う。
なぜか突然ヘルシンキ?とは思ったけど、楽しく歌と踊りを見れました。
もっとミュージカルシーンを入れても面白かったんじゃないかな。。
演出、脚本、演技、すべてが機能していない作品‼️
なーーんて程度の低い映画なんだろう‼️実力もないくせにハッタリかまして、その場をゴマかすような映画‼️5人の男と結婚と離婚を繰り返したスオミ。狂言誘拐を装い、5人から3億円を騙し取ろうとするが、やーっぱりヤーメた‼️みたいなストーリー‼️これだけだと30分も持たないから、5人が語るスオミの人物像を全部違ったものにして、"羅生門効果" を狙おう‼️なぜ5人それぞれと接してるときのスオミの人物像が違うかは別に追求しなくてもイイだろう‼️あとは5人のやりとりを豪邸を舞台に密室劇的に展開して、身代金の受け渡しのシーンはセスナ機で大空へ‼️「天国と地獄」のパクリだな、これは‼️この映画はコメディなのか⁉️ミステリーなのか⁉️ヒロインものなのか⁉️ワケわからん‼️コメディでない事は確か‼️だってまったく笑えないですもん‼️5人の男たちのやりとりは特にヒドい‼️身代金をボストンバッグにするとか、紙袋にするとか‼️そしてセスナ機の中で誰がバックを落とすとか、誤って落下した瀬戸康史が風呂敷状態でセスナ機に戻るシーンなんて、ホントに悪夢‼️豪邸に戻ってからの瀬戸康史が犯人を推理するシーンも話にならない‼️長澤まさみも印象に残ってるのはコスプレショーくらい‼️せっかくいい役者さんたちが揃っているのに、いい加減な脚本と演出のせいで、まったく活かされてない‼️そしてラストのミュージカルシーンも映画史上最悪レベル‼️
笑う?
三谷作品は全般的に好きでしたが…
まずは、まさみさんエマさん劇場として圧巻!
どうせならエマさんはダンスが素晴らしいのでもう少し踊っていただきたかったです
キャストが素晴らしいので、お一人ずつの演技は觀ごたえがあります
でも…最初からオチが見えているストーリー
笑いが止まらないとの宣伝ですが
三谷含み笑いを考慮しても
全然笑えませんでした
ガッカリ
これはあまり好きじゃない
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター○
没入感○
個人的好み○
三谷幸喜さんの作品は見るけどはまらない。
さらにこれはイマイチかな。
このパターンはお金を絶対に取らないといけないと思う。6人目もいるのに最後に大どんでん返しがないのがな、、、。
東京タワーの下の方の展望台から、みなれた夜景をみたかんじ
コメディとしては、ツーベースヒットどまりの小ネタがつづきましたが、
クライマックスが、長澤まさみの、ひとりコントで、
ヤマ場としては、低かったです。
東京タワーの下の方の展望台から、みなれた夜景をみる、ような。
悪くはないけれど、期待値は上回れなかった。
瀬戸康史さんのキュートさと、ヘルシンキは、記憶にのこりました。
三谷幸喜の話をしよう
『スオミの話をしよう』の話をしよう。
最近もNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が評判となり、『情報7daysニュースキャスター』でMCを務めるなど精力的に活躍している三谷幸喜だが、映画監督はコロナ前の『記憶にございません!』以来とはお久し振り。
5年ぶりの映画監督最新作は…
大富豪の妻・スオミが突然失踪。
4人の前夫と現夫の5人の男が集うが、各々が語るスオミは全く性格が違う…。
スオミは何者なのか…? スオミは何処に…?
謎と男たちが巻き起こす珍騒動。
製作発表や予告編を見た時から、期待。題材も作風もらしさ全開で、こりゃ面白そう。
ところが…
見た人たちから結構鈍い声目立つ。
『ギャラクシー街道』の再来…とまでは言わないが、一抹の不安が。
で、実際に見た感想は…
順に話をしよう。
三谷幸喜の話をしよう。
コメディはお手の物。ミステリーなら『古畑任三郎』。
そりゃ期待値は上がる。
ほとんど豪邸のワン・シチュエーション。コミカルな会話劇。
まるで舞台を見ている感じで、舞台出発の三谷幸喜の真骨頂。マルチに活躍するようになった三谷幸喜の原点回帰のようにも感じた。
そう言った意味ではやはりらしさ全開。これぞ三谷印。
長澤まさみの話をしよう。
ある時はツンデレ毒舌、ある時は行動力抜群で頭も良く、ある時は日本語が分からない中国人(?)、ある時は不器用で小声、ある時は家事も運転も上手。
一体どれが本当のスオミ…?
つまりそれは、色んな顔と魅力の長澤まさみが見れる。長澤まさみの金太郎飴!
様々なファッション、最後かもしれないセーラー服まで。ミュージカルも披露。
強くて美しい“王”は見れなかったけど、長澤まさみを見るなら価値あり。三谷幸喜曰く、長澤まさみで一本映画を撮りたくなるのも分かる。
しかし、“失踪した妻”役なのでずっと出ずっぱりではない。5人の夫こそ見もの。
5人の男の話をしよう。
1番目の夫、魚山。“さかなやま”と書いて“ととやま”。現庭師。スオミの学生時代の先生。長澤まさみに罵られ、“7000円”の迷言の遠藤憲一は本作で一番笑わせてくれた。
2番目の夫、十勝。自称実業家で、詐欺師紛いで、YouTuber。チャラい性格。登場は一番最後だが、松坂桃李が役柄同様自由奔放に。
3番目の夫、宇賀。警察の係長で、スオミを中国人と思っている。スオミの為に行使悪用するが、スオミにとっては“繋ぎ”で、三谷作品常連・小林隆が妙演。
4番目の夫、草野。宇賀の部下の刑事。後輩の小磯といち早く対応。“超”が付く真面目な性格だが、“超”が付く神経質。スオミとの夫婦生活でも…。西島秀俊はカッコいい役もいいが、コミカルな役は素と思えるほどハマる。
5番目現夫の寒川。著名な詩人で、人々の心に残る金言を綴った詩集もたくさん。人格者かと思いきや、傲慢な金持ちで、言葉も人遣いも荒い。ヤな感じと何処か憎めない感じ、坂東彌十郎が巧演。
この“五人五色”なやり取り、掛け合いが面白い。プラスして、
助演の話をしよう。
草野の後輩の小磯。ミーハーな今時若者。瀬戸康史がいい感じで笑いを挿入。
寒川の秘書かと思いきや、寒川の身の回りの世話…いや、こき使われている出版社の乙骨。戸塚純貴があたふた。
スオミの過去に必ず現れ、その時その時で違う謎の女。彼女も何者…? 宮澤エマが印象残す。
三谷作品のトレードマークとなった豪華キャストだが、これまでのような“超”が付くビッグネームずらりではなく、初参加も多い今回のキャスティング。実質の登場人物も9人ほどだが、それぞれの役柄や立ち位置も明確で、それがまた舞台劇のようなアンサンブル。
面白かった点、ビミョーだった点の話をしよう。
先述の通り、“五人五色”。自分が一番スオミを愛していた、意地の張り合い、見栄。時々、分かるぅ~と夫たちならではの共感。
一人の女に翻弄される男たち。男ってバカね…と感じつつ、何故か彼らが可笑しく可愛らしい。
そんな彼らを見てスカッとするほど大笑いしたい所だが…、笑いはクスクス程度。勿論ちょいちょい笑いがこぼれる所もあるが、大笑いを期待した人に物足りないかも…。
いやそもそも、三谷作品に於ける大笑いは『ザ・マジックアワー』での佐藤浩市のナイフ舐めがインパクト強すぎただけであって、このクスクス笑いや安心して見れる作風や話の展開に唸るのが本来の三谷作品かもしれない。
しかし…、そんなクスクス笑いも今回はちと不発が多かった。セスナ機内なんかはただのドタバタ。
笑い以上に気になったのは、話やミステリー。
う~ん…、ちょっと残念だったかな…。
話の展開の面白さや『古畑任三郎』のような鮮やかなミステリーや伏線は今一つ…。これなら似た設定の『キサラギ』の方が圧倒的に面白かった。
事件の真相は、やっぱりね。
戸塚純貴や宮澤エマの立ち位置など何となく予想出来る。
スオミという女は…? ミステリーの肝のここが弱かった気がする。
ネタバレチェック付けるので触れるが、それぞれの夫に合わせていた…って、何か期待していたものと違う。
キュートでミステリアスで自由奔放に見えて、実は自由が無いスオミ。女性の自立と自由を一見描いているが、その描かれ方がステレオタイプ。
って言うか終わってみれば、“ビバ!ヘルシンキ!”だったの…?
つまらなくはなかったけど…、『ギャラクシー街道』なんかよりかはずっとマシだけど...、もうちょっと楽しみたかったかな。
三谷幸喜もいつの間にかハードルが上がっている。
それもこれも三谷作品に期待しているから。日本コメディの雄として、純粋に楽しみたいし、笑いたいし、演出・脚本に唸りたいから。
そんな三谷作品を見て、三谷幸喜の話をこれからもしよう。
変幻自在
コッテコテのコメディ映画は久しぶりで男女の関係性という難しい題材を三谷監督がどう調理するんだろうという興味が勝って初日に鑑賞。結構人入り良かったです。
序盤から中盤はおーっとヤバいかと思いながら観ていましたが、ちょくちょく笑えるところが出てきてからはちゃんとコメディとして楽しむことができました。
三谷監督作品は当たり外れの激しい印象ですが、どっちにも当てはまらなさそうなのは今作が初めてな気がします。
スオミという女性が失踪してしまい、その捜査の依頼を独自に引き受けた刑事はスオミの元旦那、その家にいた使用人も元旦那、突然やってきた刑事の上司も元旦那、起業家兼YouTuberも元旦那とスオミを愛した男たちがアッセンブルしてドンパチワチャワチャするワンシチュエーションコメディでした。
セスナで身代金を公園に落とすという正気かな?と思う展開には苦笑いしていましたが、そこへ辿り着くまでにセスナの外が寒くて立ち止まったり、落ちたと思ったらなんか浮けたりと謎すぎる展開の連発で頭こんがらがりながらも笑っていました。
妙にダー子がよぎる長澤まさみさんでしたが、髪の形とか分け目を変えるだけで全く違うキャラクターになるのはとっても面白かったです。
ツインテールになったらブチギレ少女に様変わりしてエンケンさんに怒号をぶつける理不尽な流れが好きでした。
5人の旦那たちもちょいクセのある男たちで、1人目は自分の生徒に手を出しちゃった元教師で今は使用人、エンケンさが演じる事によって抜けた感じが良く表現されていて結構好きでした。
2人目は桃李くん演じるすぐにお金を出してくれる金持ちぶったYouTuberという嫌いになりそうなキャラなのにポップさが全開で面白お兄さんに仕上がっていました。
3人目は何故か言語が全く通じないのに付き合っていた上司で、捜査の一環でお持ち帰りしちゃったという中々のやらかしを隠蔽しているのがリアルにはアウトですがコメディ的にはグッドなキャラでした。
4人目は無意識に上から目線になっちゃうもんですから、いたら絶対嫌だよなというキャラでしたが西島さんが活き活きと演じていて良かったです。
5人目の現在の夫はこれまたお金大好き、だけどスオミに何も求めないという今までにないタイプなのがスオミに刺さったのか現在進行形で…といった感じでこの人たちがずーっと言い争いしているのでノれるまでは時間がかかりましたが慣れてくるとそれもまた味になっていました。
瀬戸くんがツッコミとノリボケを一任しているので疲労が半端なさそうだなと思っていましたが、段々とカオスな状況下を楽しんでいって、軽快にツッコミをこなすところなんかナイスキャラクターだなぁと思いました。
戸塚くんの飄々とした感じも良くて、振り回されつつもしっかりと任務はこなしてくれる頼りになる人でした。
宮澤エマさんの瞬発的に表情と仕草を変える演技は凄すぎてニヤニヤしながら観ていました。
一件落着の流れだしこのままエンドロールかなぁと思っていたところに突然の簡素なミュージカルが差し込まれて俳優陣がグラサン、スオミが♪へールシンキ〜ヘルシンキ〜という謎の曲を歌っていくので一瞬パニクりましたが、何回かやっていくとクセになって面白くなっていきました。
グラサンかけてピッとカメラ目線になったり指パッチンしたりとシンプルな振り付けで壮大なオーラを醸し出しているのもギャップ込みで良かったです。
全体的に舞台向けの設定を無理やり映画にした弊害が出ており真の面白さが発揮されていなかったような気がします。
場面転換の少なさだったり、展開の動かなさだったりと気になるところが多くあってのめり込めずでした。
ハマるところはちょくちょくあったので、そこを全力で楽しめればそれでオールオッケーなのかもです。
鑑賞日 9/13
鑑賞時間 9:20〜11:30
座席 N-4
結局
何か伏線が仕込まれてて、それが意外な展開を生んで面白いのかと思ったら、???と言う感じで終わってしまいました。結局、一人の女性にいい歳のおっさんが振り回されただけでした。色んな長澤まさみさんが見れるのが好きな人は良いですね。
笑顔で爽快感に浸れない! 来場者 ”減る心気” ラストに連呼してる場合じゃ無いw
秋晴れの中、今日は「スオミの話をしよう」を見に行ったよ。
どうも世間の評価は低い模様だね。
スネオじゃなく、ナオミでも無く スオミ・・・
フィンランドの事をフィンランド語でスオミと言うそうだ。
彼女の父親が海外を転々とする外交官で特にフィンランドが好きで、その国で生まれた我が子にスオミと名付けた。色々な激流の人生(5度の結婚離婚の繰り返し)で、彼女は結局、心の居場所を生まれ故郷のフィンランドに永住しようと計画する。その移住資金を求めた画策が今回のメイン話の展開。
途中、クスクスと笑う所もあるが、この人物に情入れが全く出来ない自分が居て最後まで見てても面白くも何とも無いのだな。
最後は赤い車で去って行くが、友人の女性弁護士と一緒に 何処かで死ねばいいのに!と・・・そう思ってしまう。何故か・・・ハハハハですね。
レイトショウ枠の一つ前枠はガラガラで数人だけだったかも。
久し振りだ~公開直後作品でこんなガラガラなのは。(;^ω^)
脚本・監督:三谷幸喜さん
--------MC-----
スオミ(元妻:狂言誘拐、失踪する人):長澤まさみさん
①夫:魚山大吉(元中学教師、料理上手):遠藤憲一さん
②夫:十勝左衛門(ユーチュ-バ-、事業失敗):松坂桃李さん
③夫:宇賀神守(警察、草野の上司、ジーパン):小林隆さん
④夫:草野圭吾(警察、繊細で情報通):西島秀俊さん
⑤夫:寒川しずお(著名な詩人、大金持、ドケチ):坂東彌十郎さん
小磯杜夫(警察、草野の部下):瀬戸康史さん
乙骨直虎(寒川の出版社の人):戸塚純貴さん
薊(スオミの友人、弁護士):宮澤エマさん
映画”キサラギ”風なのかなと 思ってた節もあったが受けたイメ-ジは違った。
キサラギの方が 本気で笑えるし最後に心に残る思いが温かい。
それと比べてはイカンのだが、やっぱりスオミの素性が良くない設定に成ってるのが仇だと思うな。
監督はこの人物を誰に被せて描いたんであろうか。
ヤッパリ深津さんへの根深い想いがそうさせてしまったのか。
またしても、ベッドの上で俯いて”うわぁぁ~ん”て落ち込んで涙してる
監督の姿を思い浮かべてしまうわ。
晴の日も有ればさ、雨の日もある。そんなに気にする事は無いよと思うのよ。
毎作ヒットさせるのは至難の業。
世間の期待が大きいから、それに応えるのは大変。それは俳優陣もスタッフも皆さん理解はしているだろうし。
まぁ、事のネタバラシしてからの最後展開は結構大事だと思うんだな。
そこの詰めがいっつも弱いと感じるんだよね。
ソコですよ、ソコ。
時間が有って気になる方は
劇場へ!!
全120件中、81~100件目を表示