スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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茶番がすぎる
出会いと別れを繰り返すスオミが行方知れずに。駆けつけた元夫たちがスオミの行方を心配し錯綜するお話。 超一流の役者さんたちがシュールでおちゃらけた話に真剣に名演する。 三谷作品が大好きなかたがたは期待どうりの素晴らしいものとなっただろう。 それ以外の方はあの独特の茶々の入れ方と画面の端々で行う(観客にシュールと言わせたい)シチュエーションに一歩下がって見てしまうかも。 自分は後者。それでもそうそうたる俳優陣の中にいてけっして引けを取らない存在感を醸し出していた瀬戸康史・戸塚純貴・宮澤エマは素晴らしかった♪ とても面白かったです。
三谷先生、お疲れ様でした
若かりし頃の笑いと風刺を絶妙に織り交ぜた作品が大好きでした。 そんな先生も、こんな作品を上映するようになられたのですね。 マジックアワーでの感動を味合わせて頂いた時、 大学生だった私も今は中年サラリーマン。 むしろこういうオヤジギャグ路線は楽しめる年齢になってきたのですが、 本当に薄寒いだけで、苦痛な2時間でした。 前作も酷いオヤジ作品でしたが、今作はもはや意味不明です。 本当にお疲れ様でした。
なぜかモヤモヤ
楽しかった。笑えた。キャストは見事だし、それぞれが個性豊かに演じてくれた。舞台となった部屋も細部にこだわり美しい。そして長澤まさみの七変化。夫達の回想は勿論だが彼らを前にしてのやり取りは笑いを通り越して茫然とした。誰もが素晴らしかった。 なのにこのモヤモヤは何だろう。 言うなれば、予告で全て観てしまっていてそこに長澤まさみの演技が加えられただけのようだった。そしてその予告で一番期待していたのが松坂桃李の「おっさん、二枚目、おっさん、二枚目、おっさん」シーンだ。いつ来る?いつ来る?…まだ…ですか。待ちくたびれてしまった。この時点で観る気持ちがだらけていた。 思うに松坂桃李をもっと早い段階で登場させ、「スオミを一番愛しているのは私だ!」とか夫達に更にメリハリを付け五人+αでぞろぞろぞろぞろとやっていたらもっと笑えたのではないだろうか。 三谷幸喜への期待大、がありすぎたのだろうか。あの漫画の神様手塚治虫も自ら駄作と言った作品がいくつもある。三谷幸喜は天才かもしれないが、天才が常に名作を生み出すとは限らない。 ただ私としてはこの作品の幕を閉じて欲しくない。是非舞台化して欲しいのだ。勿論キャストは変わるだろうが舞台でこそ生きる作品だと思う。セスナのあの人のシーンなど、ワイヤーを使えばそれこそ爆笑になるのではないだろうか。そしてラストがあの終わり方でも違和感は少ないだろう。 この作品は映画では名作になれなかった。でもスクリーンを離れ舞台の上に立った時、初めて名作となる気がする。 「スオミの話をしよう」は失敗作ではない。それをもっと教えて欲しい。
で、何を訴えたい映画なの?
期待しすぎたのか、鑑賞中にあくびが複数回出たのは初めてでした。テンポが悪いのか、脚本のせいでしょうか。結婚生活の設定の不条理さは目をつぶるとして、動機、目的が分かった時、「ん? はっ?」というのが正直な感想でした。 ふふふとは笑いましたがはははとは笑えませんでした。 最後の「アレ」はいらなかったですね。周りの知人も失笑していました。 次からは用心して見に行きます。
この作品を「最高傑作」と宣伝しては駄目でしょう!
三谷幸喜さん脚本・監督作品として、これだけ評価が低いという事は、大失敗作で良いと思います。私も、ストーリーも目新しくないし、コメディとしても笑いどころは少なく、114分間が退屈な作品でした。 三谷幸喜さんは、長澤まさみさんでこの作品を撮りたかったんでしょうが、男性俳優陣の演技が上手い方が多かったので、スオミ役は、宮澤エマさんの方が良かったと思います!
凡作。三谷への期待は維持したいが。
テンポ悪く緩慢。 折角の長澤七変化も土台の物語がコレでは。 舞台劇な説明的で大袈裟な台詞と演技に萎え続けて幕。 一つも笑えず、 特に遠憲の強面で喜劇は面白いでしょ?が見るに堪えぬ。 大傑作「古畑、桃井かおり回」「大空港2013」の三谷、 前作「記憶に〜」は支持したが。
三谷幸喜らしい映画
期待し過ぎていたかもです。 序盤でラストの展開が読めたのと、ちょっと深さが無いのとでこの評価です。 道中はちょいちょい笑える感じですが、最後一気にハマる感じが無くて、ギャラクシー街道に近い感じの仕上がり。 次回に期待。
もう少し…
三谷幸喜だから無条件に観に行く。 全体でアハハ級の笑い無し、ハハハが5〜6回、フフが数回だったかな。 もっと極端でも、もっとミステリアスでも良かったのではないかと思った。 周囲の反応も同じような感じ。 三谷映画が好きな人は劇場へ、コストパフォーマンスを考えるならテレビ放送まで待っても良いのではないかな。
五つの顔を演じ分ける長澤はじめ、彼女に振り回される男たちを演じる俳優陣も芸達者ぶりを発揮。爆発的な笑いには至らずとも、いろいろとサービス満点
優れた喜劇映画は、女優がかわいく撮れているものです。もちろん、容姿のことだけを言っているのではありません。外見も内面も全てひっくるめて、いとおしい存在に思わせないといけません。脚本・監督の三谷幸喜は本作でそれを見事にやってのけました。 本作の脚本・監督は三谷幸喜、主演は長澤まさみ。突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディです。 三谷幸喜は「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた9作目の映画監督作品となります。 ●ストーリー 豪邸に暮らす著名な詩人・寒川しずお(坂東彌十郎)の新妻・スオミが行方不明となり誘拐されたことが判明します。豪邸を訪れた刑事の草野圭吾(西島秀俊)はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張しますが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否し、ひそかに捜査を依頼するのです。 やがて屋敷には庭師の魚山(遠藤憲一)、草野の上司、宇賀神(小林隆)、ユーチューバーの十勝(松坂桃李)と、スオミの元夫たちが次々と集まってきます。5人は自分が一番スオミを愛し、スオミに愛されていたと思っていて、彼女のことを安否をそっちのけで熱く語り合う語るのです。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で、それぞれにとって知らないことぱかりだったのです。男たちが語るスオミはまるで別人。本物のスオミは一体…?。 ●解説 スオミの真の姿と誘拐事件の真相を巡って展開する物語の大半は、寒川邸の居間での会話劇。大きなセットを俳優たちが縦横に歩き、丁々発止のやりとりが飛び交います。設定は舞台劇のようですが、カメラが俳優と共に動き回るのは映画ならではです。 三谷脚本の伏線の張り方は今回も巧妙です。 五つの顔を演じ分ける長澤はじめ、彼女に振り回される男たちを演じる坂東弥十郎、西島秀俊、小林隆、遠藤憲一、松坂桃李も芸達者ぶりを発揮しています。爆発的な笑いには至らずとも、ミステリー風味ありアクションありとサービス満点だ。もっとも一番楽しそうなのは、三谷演出の下で水を得た魚のような俳優陣かもしれません。 でも肝心なのはスオミ役の長澤まさみです。キャラクターの演じ分けは見ものですが、なにより、チャイナドレスやボディコンなどを自在に着こなす長澤がチャーミングです。まるで、テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」で詐欺師を演じた時のよう。加えて、スオミの不遇を知ると、よりかわいい女に見えてくるという仕組みなのです。 三谷が想定したのは、敬愛するビリー・ワイルダー監督の映画に登場したマリリン・モンローやオードリー・ヘプバーン、シャーリー・マクレーンあたりでしょうか。ドタバタもいつもの三谷作品より抑制がきき、長澤の存在を際立たせています。 ●感想 スオミ救出に一丸となって奔走する集団劇の設定は、三谷喜劇の真骨頂といえるでしょう。5人の男たちの思いが笑いの源泉となり、キャラクター設定や彼らの登場理由など理詰めで違和感は感じませんでした。ドタバタも、スオミの秘密も(いい意味で)ほどほど加減のバランス。ラストもにんまり(^^)これぞザッツ・エンターテインメント! それにしても他人の理想に合わせて自在に自分のキャラを変える点では、今公開中の映画『ヒットマン』とかなり共通点があるなと思いました。
期待しすぎると痛い目を見る
はっきり言ってつまらない。ギャグシーンは寒すぎて何度も映画館から出ていこうかと思った。推理要素もないに等しく、(個人的には)オチも酷かった。テンポも悪くただずっと大人が騒いでいるのを見せられているといった印象。 役者のための映画といった感じ。「2番目の夫」の役に関しては役者のために媚びた役柄に作り上げた感じが久々と感じられた。ただし、役者さんの中には目を見張るような演技をされている方もいた。好きな役者さんがいる人は見に行くべきかも?
監督のスオミ(まさみ)愛だけが目立った映画
もっと複雑でごちゃごちゃごちゃの人間関係が絵は枯れるものかと期待したが、案外あっさりストーリー。 長澤まさみの魅力だけが救いかな。 しかしまさみさんあしなが〜。思ったより主演時間短い。 くだらない5人組よりもっと露出多い方がウケたかも。 中年男性向けの上優崇拝映画。残念😢
舞台向け台本の映画化
娯楽映画としては面白かったです。 舞台と映画との共作、劇団本谷有希子の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」とはまた違って、コメディ強めの三谷劇場でした。 番宣番組で三谷さん自身も仰ってましたが、舞台を意識した台本、演出になっています。 ならばわざわざ映画にする必要があるのか?というコメントもわからんではないですが、観客の想像力を必要とする舞台と違って、映画だと細部まで三谷さんのイメージで進むので、何も考えずに受け手に回って、面白く見てました。 確かに、舞台でも見てみたいですけどね。 コメントで酷評されるのは、古畑なんかと違って、ミステリー感が薄い事でしょうかね。 それと、ギャラクシー街道でも思ったのですが、作り手が楽しんでいる感が強いと、観客には内輪受けに見えてしまうところかな。 三谷さんの映画には、この点が強く感じられますね。 脚本は舞台向け、映画はテレビ放映を意識して…といった感じでしょうかね。なんせ制作側にフジテレビが入っているので。 この映画、長澤さんの演技や宮澤さんの胡散臭さがクローズアップされがちですが、男優の怪演にも注目です。 ストーリーより、役者さんの演技に釘付けになりますよ…小林さんは多少やり過ぎ感もありますけど(笑) 期待とか、先読みとかせずに、純粋にエンタメを楽しむ映画でした。
面白くなかった。。中2の息子も珍しく苛立ち
映画館で観た中で人生で最も面白くない映画の1つだった。 三谷さん好きなだけに、イライラしてくるほどつまらなかった。笑わせようとしてる感があるのにすべってるし、ただおじさんたちが大声で叫びまくりで、 共感性羞恥が働いて、いたたまれなかった。 中2の息子も三谷作品を割と好きで、他にも洋画も邦画も様々な映画も観てるが今まで1番つまらなかっといって 心の底から時間が無駄だったと怒っていた。 残念だった。。 長澤さんは美しい。ひたすらそこに集中して何とか見切った。
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