スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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色んな長澤まさみさん
【予告の雰囲気とはイメージが違ってたかなぁ】
☆3.8
予告ではもっと謎多きスパイス強めの作品かと思っていました。
実際は思ってたよりゆるかったなぁ〜やわらかかったかなぁ〜。って感じ。
みなさんのレビューを見てから行きました。
どなたかのアドバイス通り期待値も下げていきました。おかげでそれなりに楽しめました☆
この映画はとにかく「色んな長澤まさみ」を観れるというところで、ファンには嬉しい映画なのでは☆(^_^)
私も長澤まさみさんの演技を観たいなという気持ちで行ったので良かったです◎
ストーリー・内容的には物足りなさを感じました。
エンディングは目にも耳にも地味に残る感じ、
一体どんな映画を観てたっけ?
という不思議な感覚に包まれて鑑賞を終えました 笑
クスッと笑えるシーンもあって
長澤さん、中国語の台詞も上手で☆
あとはスオミの衣装を見るのが楽しかったです。
せっかくのキャストだしストーリーがもう少しパンチ効いてたら良かったのにな〜☆
ヘールーシンキ ヘルシンキ!
酷評の嵐!とは私は思いませんでしたが、絶賛最高傑作!とも思えませんでした。
皆さんのレビューにあると通り長澤まさみさんのための映画に男たちが振り回されている感じで『ギャラクシー街道』観た時の感覚に近いかも?
小ネタが満載でうまく回せばもっと面白くなりそうなんだけどなぁ、舞台だったらもっとよかったのかも、っていうのが率直な感想でしょうか?
主役の長澤まさみさんの魅力は満載だし、脇のおじさん&イケメンたちも(戸塚さん含め)いい味出してたんですが、係長の立ち位置は少し無理やり感がありました。
最後のミュージカル?はダー子のエンディング寸劇を彷彿とさせました。さすがフジテレビムービーかな?まあ良くも悪くも番宣が逆効果の典型のような。まあ気楽に観ながすのがいいんでしょうね。
追伸
名古屋には昔『スオミの湯』って言うのがあったこと、懐かしく思い出しました。今でいう『スーパー銭湯』のはしりだったと記憶していますが名古屋の有名な歓楽街にあったので怪しいものと誤解されてた気もします。知ってる人いるかな?
まぁこんなもんでしょう
三谷さんは世間的には評価の高い人のようですが作品と本人評価がこれほどかけ離れているのも珍しいという意味では記念すべき映画かもしれません。
コメディーミステリーという設定をご本人がされたのか配給会社が仕方なく付けたのか存じませんがコメディーに関してはダジャレ以下、少なくとも拙者が観た映画館では全く笑いがありませんでしたし、ミステリーに至っては伏線が何も無いどころかボストンバッグとアルミケースをそれほど強調すべきなのか、まぁそこも笑いを取るつもりで脚本を練ったとしたらそこは別の意味で笑えますが。
シューティングゲームのシーンでの長澤まさみと松坂桃李のやり取りもマルチ商法を知らない方々にはなんだかさっぱりわからなかったでしょうね、しかもマルチが流行った時代と登場人物の年代に乖離がありすぎますし。
単なるドタバタ劇にしたほうがまだ良かったのに無理矢理長澤まさみをキレイにしてるので全てが中途半端というか、せっかくいい俳優さんを使ってるのが余計に薄っぺらな映像にしてしまってました。
個々の俳優さんや監督が好きな人はどんな作品でもそれなりに楽しめるのでしょうからいいとして、それ以外にこれから観る方は笑いのツボとしては1980年代後半から90年代半ば辺りに日本で話題になった事を事前に会得しておくと、乾いた笑いはあるかもしれません。
あとやたらと椅子がたくさんある設定で、これは拙者が不勉強のせいでわからないのですが、皆さんが仰るように演劇出身の監督のせいなのでしょうか、登場人物が一言喋るたびに椅子を替えてとても不自然で見苦しかったです。
ラストのヘルシンキについては何も言うことはありませんが、歌舞伎俳優である坂東彌十郎は流石に体幹の整った踊りをしていたのですが最後に少し間違えてました、そこをそのまま使ったのも演出なんでしょうかね?
面白かった!
学芸会?と思わせるのが狙い?まさかね
前作は狙った笑いの影に監督のドヤ顔が見え隠れする所が鼻についていたのが それすらなかった。もちろんそれが残念という訳ではないけれど。あれ程の豪華なキャストをワザと臭く芝居がかったように演出できたのは キャスト陣の演技力の賜物と言える…のかな?演技力ってのがイマイチよく分からないから何とも言えないけれど。やっぱりこの配役はこの人でないとダメだよね!という納得感は薄い。意外性もなければミスキャストもない という不思議な感覚。宮澤エマ氏だけは飼い殺しのような気がする(たぶん好みの問題)。誘拐されたとされる妻の元夫が次から次へと現われるというドタバタ劇というのは封切り前後のTVの情報で知っていた。うーんそれ必要?作中程度に松坂桃李氏は隠し球でもよかったんじゃない?TVが内容言い過ぎで煽りすぎ。それを観てコレ面白そう!とは思わなかった。解ってて観に行った。うん。案の定だった。それでも 金返せ!レベルとまでは言えないのが三谷作品なのかも。満足感はなかったけれど後味の悪さもない。「可もなく不可もなく」という上から目線の評価とは別かなぁ…説明難しいけれど。
舞台ライクで楽しい
歴代三谷監督作品からすると、厳しいレビューが多いようです。確かに大笑いするようなところはないかも知れませんが、三谷監督らしいワンシチュエーション、散りばめられた浅い笑い、結末をある程度予測させる潔い伏線など、結構楽しめました。
役者の皆さんのアクの強い芝居が延々と続きますが、それも舞台をイメージした演出ですし、実際、今までの作品の中でも最も舞台を観ているような感覚になれる作品だったのでは。映画の 値段でこれだけの舞台体験ができたと思えば、お得感もあります。
そして何より印象に残る、長澤まさみの七変化。好き嫌いもあるでしょうが、こういう芝居って楽しいよなと思わせてくれます。
あと、ここ最近の三谷作品の流行りなのか、尺が短いのもスッキリしていて良かったです。
長澤まさみの七変化
長澤まさみの七変化が楽しめる作品だろう。あと個性的な役者さんたちが、それぞれの持ち味を出している映画だった。ただ、私が歳をとったせいか、上映中に一回も笑うことができなかった。(笑いのツボにはまらなかった。)三谷作品の「ザ・マジックアワー」や「有頂天ホテル」は、結構笑えたんだけど…私にとっては、面白さが、足りない作品。最後のダンスが、訳解らん。
三谷幸喜のエゴ…⭐︎
酷評だったため、鑑賞を躊躇っていたけど TVで「記憶にございません」を再度見てもしかして自分には
面白いかもしれない…キャストも豪華だし…と映画館へ。
やっぱり、行かなければ良かったなぁ…。
これほど酷い映画とは思わなかった。
この内容でいったい何に笑えって言うのか?
三谷幸喜は朝日新聞にエッセイを連載していて、その中でも散々この作品について話しているし、
普段からいわゆる「コメディ」に対してのウンチクも述べている。
…で、それでこれ???、オイオイないよって思う。
長澤まさみも西島秀俊も松坂桃李ももちろん、宮澤エマまで旬の俳優さんをこれだけ揃えて
この内容。
三谷幸喜の企画でなければ、これだけのキャストは揃わなかったと思うし揃えたんだから
せめてもう少しそれなりの映画にして欲しかった。
三谷幸喜自身は面白かったんだろうか?
観客全員が面白いと思う必要はないともちろん思うけどそれにしても酷い。
はらがたつくらいだった。
昔、TVがまだ面白いドラマを放映していた頃 数々の名作ドラマを生み出した彼は
どこへ行ってしまったのか…。
残念を通り越して悲しくなった。
⭐︎1は、役者さんに。
この映画が批判されている、私的見解について
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
9月は気になる映画が多く、今作は優先順位が低くて観に行く予定ではなかったのですが、あまりに周りで批判されているのでその理由が知りたくなって(失礼な動機で恐縮ですが)観て来ました。
すると、おそらく今作の三谷幸喜 監督のやりたかった事と、観客が観たかった事の、決定的なズレが、今回の批判を呼んでいると思われました。
三谷幸喜 監督が今作でやりたかった事は、(おそらく)長澤まさみさんがスオミを演じる事を通して、様々なキャラクターを演じ分けるのを見たかった、のだと思われます。
ところが、(おそらく)多くの映画の観客は、元や今の夫(男性)に対してそれぞれバラバラの性格であるスオミが、なぜこんな言動を続けているのか?‥その理由であるスオミの深い内面を知りたいと、映画を観続けていたと思われます。
この、それぞれの夫の前でバラバラの性格であるスオミを面白がっている監督と、一体このバラバラな性格のスオミの意図は何なのだ?と、スオミの人間性の裏の真相を深く探って観ている観客との、決定的な溝が、多くの観客にとって今作への批判につながっているように感じました。
さすがに三谷幸喜 監督も脚本の執筆時点では、スオミに限らず、それぞれの登場人物の内面造形を深く考えて執筆していたと思われます。
ところが、今回の映画撮影の現場で、三谷幸喜 監督はそれぞれの登場人物の深い内面にその都度、立ち返ることが疎かになってしまい、現場のノリで軽い表層的な演出に終始してしまったのではないでしょうか?
仮に舞台であれば、その登場人物よりも演じ手の俳優が前面に出てきた方が面白くなる場面はあろうかと思われます。
特に今回はコメディーだったので、舞台であればそれは許されたようには思われます。
ただ、(舞台と違って)カメラワークやカットの積み重ねでそれぞれの人物にフォーカス出来る映画作品において、それぞれの深い人物内面から遊離した演出は、映画の世界をぶち壊す作用しか働かないように思われました。
今後もこのような演出を続けるのであれば、三谷幸喜さんは舞台以外は脚本に集中した方が良いのではないかと、最近の傑作ドラマ「鎌倉殿の13人」などを思い出しながら、僭越ながら思われていました。
コミカル
演技がおもしろかった
大画面で観劇気分
幕間休憩こそなかったが、芝居のあとは華やかな階段降りのレビューで締められ、舞台を観ているような心地のする作品だった。
あとでどこかの雑誌で監督のインタビュー記事を読んだが、やはり監督は映画の原点に立ち帰り、まずは役者を引きたてる本を考えて舞台を構成し、それを映画に撮ったのだそう。
今や大女優の貫禄も備わった長澤さんと彼女を囲むこれだけのメンバーの生舞台だったら都会でしか興行されないだろうし、チケットは高価、しかも取るのは難しいだろう。だけど映画にすれば全国で一度にたくさんの人々が楽しめる。わたしはハリウッド映画「バビロン」の中の大勢の正装した人々が劇場(映画館)でスクリーンを見つめる場面を思い出し、こういう作品もあっていいと思ったのでした。
スオミの話をしましょう
三谷テイストと長澤まさみの肢体を楽しむ。
三谷幸喜映画作品は“ステキな金縛り”以降は毎回劇場で観ているし、それ以前の作品もビデオでは全て観ている。今回は大好きな長澤まさみ主演と言うことで、いつにも増して楽しみにしていた。公開日が旅行期間中に当たったため観るのが遅れたが、やっと観れた。
【物語】
著名な詩人・寒川しずお(坂東彌十郎)の妻・スオミ(長澤まさみ)がある日忽然と姿を消す。寒川は警察沙汰にすることを拒むが、寒川付きの編集者呉乙骨(戸塚純貴)は、スオミの前夫で刑事の草野圭吾(西島秀俊)を呼ぶ。草野は密かに部下を連れて草川邸にやって来る。スオミの居所を探るべく、現夫の寒川に最近の様子を色々と聞き出すが、草野と過ごしたスオミとは別人のようなふるまいに動揺する。 捜査をする中で、最初の夫で庭師の魚山大吉(遠藤憲一)、2番目の夫でYouTuberの十勝左衛門(松坂桃李)、3番目の夫で警察官の宇賀神守(小林隆)も寒川邸にやってくる。 最初夫から現在の夫まで、歴代の夫5人が顔を揃え、それぞれ今も気を掛けているスオミのことを語り合うが、5人それぞれが語るスオミは他の男が知るスオミとは別人だった。
【感想】
三谷幸喜っぽさを十分楽しめた。
基本ずっと一件の家の中で展開するというところからして、三谷幸喜らしい。主演級イケメン俳優とクセのある名脇役がバランス良く配置されているのもスクリーンを眺めている上での心地良さに通じている。もちろん、三谷らしい台詞回しも。
それに加えて、長澤まさみがとても魅力的。今回はその美しい肢体が余すことなく活写されていることが◎ 改めて「長澤まさみってスタイルいいなあ」と実感。
それから宮澤エマが目に留まった。彼女は最近色々な作品で重用されているが、確かに適度なキレイさといつも的確な演技。主演なら観ないが、助演としてはとても良い。
最後には予期しなかったフィンランド ネタ。昨年旅行したばかりだったので、余計に作品に親しみが湧いた。
暇つぶし程度の気楽さで眺めるのがおススメ。
あんまり
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