「頑張れ、竈門兄妹」「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0頑張れ、竈門兄妹

2024年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

テレビシリーズを劇場で見るだけなので鑑賞するかどうか迷いましたが、結局、鑑賞してしまいました。やはり竈門兄妹は良いですねえ。映画館という没入環境でじっくり見る価値がある。夜明け間際での鬼との闘い。その中で禰󠄀豆子を守るか、鬼を倒すかの二者択一に迫られる炭治郎。今まで妹のためだけに努力してきた炭治郎はどちらを取るか決断できない。その炭治郎を蹴飛ばして鬼に向かわせる禰󠄀豆子。闘いが終わった時、禰󠄀豆子が日光を克服するという神様からのサプライズ。うん、ずっとこの話を見続けていると、ご都合主義と言われようと、これくらいのご褒美がこの心の美しい兄妹にあってもいいじゃないかと思えてくるんです。
 そして、その逆に悪の象徴として描かれる鬼舞辻無惨という男の身勝手さ、禍々しいほどの外見的な美しさとは裏腹の心の醜さ。今後の闘いの予兆を感じさせる作品でした。
4月からはテレビの新シリーズ柱稽古編が放送される予定ですが、原作は終了していますから、映画でもテレビでも完結編までできるだけ間を詰めてやってもらいたいものです。まだ上弦の1-3まで残ってますから2年以上はかかるかな。

すみれ7878